Barrel2900件目は深田先生の論文でした!
今日は深田先生のインタビューだよ!
商大の教員になる前は地方自治体の職員をされていたという深田先生。
論文のタイトルは「RFIDとGISによる道路施設管理支援システムの実証実験と評価」
それでは,深田先生へのインタビューの一部を紹介するね!
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Q:登録2900件目の論文「RFIDとGISによる道路施設管理支援システムの実証実験と評価」は、どのような内容ですか?
論文のタイトルどおりの内容なのですが(笑)、RFIDとGISを使って道路の街路灯やカーブミラーといった道路の施設を効率的に管理する情報システムを提案し、実際に自治体の現場で使ってみて、その有効性を評価したという内容になっています。
RFIDとは、一般的にはICタグといわれるもので、みなさんがよくご存知のところでは、SuicaやKitacaがありますが、あれもカード型のICタグの一種です。ICチップとその周辺にアンテナがあって、それに電波をあてると電流が発生して、ICチップに記録されているデジタル情報を読み書きできるという仕組みになっています。GISというのは地理情報システム、すなわち電子地図の上に、いろいろな情報を重ね合せて表示したり、分析することができるグラフィカルなシステムです。
この2つを使って、地方自治体を対象とした実証実験を行いましたが、いくつか課題があることがわかりまして、例えば、道路のカーブによく見られるような視線誘導標がありますが、あのように道路に多数設置されているものにRFIDをつけること自体が大変な手間になります。理想的には、道路施設が納品されるときに、ICタグが既に付いているとベストですが、現実的にそこまでいくのは、かなり先だと思いますので、そうなるまでは対象とする道路施設を限定的にしたほうが良いだろうということが分かりました。また、実際にRFIDを道路施設に付ける場合の費用試算をしているのも、この論文で特筆すべきところかなと思っています。
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インタビューの続きはこちら。
道路や水道などの社会インフラの維持管理は僕たちの生活にも大きく関わってくる問題だね。
深田先生の現在の研究についてなど興味深い内容が満載なので,ぜひチェックしてね!