言語センター裴崢先生からのおすすめ本だよ!
『午前4時、東京で会いますか?』は、北京生まれ、パリに住むフランス語で小説を書くサ・シャンさんと、フランス出身、日本に住むシャネル日本法人社長のリシャール・コラスさんとの往復書簡集です。
16年前祖国を離れたサ・シャンさんは、フランス語での執筆活動以外にも、20世紀の著名画家バルテュスと親交があり、書家、画家、映画脚本家としても名を上げています。一方モロッコ育ち、在日35年、日本語を自在に操るリシャール・コラスさんはビジネスマンの傍ら、小説家としても活躍しています。それぞれに異なるバックグランド、ともに異国の地で出会った異文化への観察、思考などを、日本を接点として、心地よく語りかけてくれます。まさに気品高い名画、高級ブランドを同時に堪能できるような、贅沢の一冊です。
- 題名:『午前4時、東京で会いますか?:パリ・東京往復書簡』
- 著者:サ・シャン リシャール・コラス
- 訳者:大野朗子
- 出版社:ポプラ社
- 発行:2007年9月
- 価格:\ 1575
裴先生ありがとうございました!