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みんなは日経新聞を”ちゃんと”読めるかな?



総合科目IIaは今週から各専門学科の内容に入ります.第1回目の今週は経済学科の江頭先生による講義でした.講義のテーマは「経済学とは何か」.おっとイキナリ難しそうだ….


江頭先生によれば「経済ってもともと『経世済民』の略だから,経済学は本来『政策学』なんだよ」とのこと.そうか,経営学と字面が似てるからよく分からなかったけど根本的に違うんだね(商大生ならそのくらい常識かな).


じゃあ大学で経済学を勉強すると何が嬉しいんだろう.江頭先生によれば,「日経新聞が〈ちゃんと/たのしく/深いところまで〉読める」ことなんだそうだ.もちろん学問的な深みや奥行きがあるには違いないんだけど大学1年生のみんなには分かりやすい動機になるよね.


そして,この講義の特長であるグループディスカッションは,各学科担当に入っても徹底していて,今日は,実際の日経新聞の記事の内容-外国人の永住権条件の緩和-を題材にして意見を出し合い,それを数グループに発表してもらいました.ポイントは日本の外国人労働者の受け入れに関する現状と他国の状況,少子高齢化等や社会的費用の将来予測をどのように考えるか,というところでした.


プレゼンテーションでは,「外国人労働者が増えると日本人の仕事が無くなる」,「永住権条件の緩和が少子高齢化の改善につながるとは言えない」などという否定的な意見が多かったようですが,江頭先生によれば,日本人労働者と外国人労働者が置き換わるというのは表面的なものの見方で,労働力の供給と賃金のメカニズムといった経済学的なものの見方ができれば,実は結論が変わったかもしれないとのこと.


どうやら経済学を学ぶことの意味は「"世の中のしくみ"がよく分かる」,これに尽きるようだね.さて,来週は学科選択で不動の1番人気商学科の登場です.どの先生が来てくれるのかな.


追伸:みんな!商大ラーメンを食べて,商大くんストラップを買うともれなく…


    

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