地域連携推進コーディネーターって知ってる?小樽市役所職員の方が4月から商大に派遣されているんだよ!その地域連携推進コーディネーターの富樫誠さんに話を聞いてみました!
Q.小樽市役所ではどのような仕事をされていたのですか?
市民生活に直結するような,総合サービスセンター(現生活安全課),保護課(現生活支援課),市民税課などの部署で勤務していました。仕事がら窓口や電話などの苦情対応も多いので,接客中心の仕事でしたね。
中でも印象深いのは総合サービスセンター。カラス・ヘビ・クマなどが出没したときの対応も業務の一つで,かつ係員も一人しかいなかったので,「ヘビなどは僕が捕まえるしかない!」なんて状況も多く,いろんな動物を追いかけながら,この職に就く前に抱いていた「市職員=デスクワーク」というイメージなんて,本当にあてにならないと痛感しました(笑)
Q.すごい経験をされていたんですね(驚)!!ヘビにクマって・・・命がけじゃないですか!!それでは気持ちを切り替えて…,商大にはどのようなイメージをお持ちだったか教えてください!
商大は,ビジネスで通用する優秀な人材を輩出し続け,就職に強い大学というイメージはありました。ただ,敷居が高いイメージも持っていました。(自分が勉強嫌いで,さらに国立大学が国の機関だったからかもしれませんが…。)
Q.商大に4月から勤務されて2ヶ月程経ちますが,商大のイメージは変わりましたか?
勝手に商大の一員となった気でいるせいか,愛校心すら芽生えた感があります。市職員という立場もある一方,商大の発展のため,また,学生の将来のためであれば微力ながらお手伝いしたいと思っています。
余談ですが,4年生大学という男臭いイメージがありましたが,女子学生が多く華やかなことにも驚きました!
Q.今はどのような仕事をしているのですか?
ビジネス創造センター(CBC)勤務ということもあり,主にビジネス相談を通じて,市役所など関係先との調整を行っています。但し,まだまだ今はセンター長の海老名教授はじめ,皆さんにご迷惑ばかりかけています(汗)。
Q.話は変わりますが,小樽市にとって商大とはどのような存在なのでしょう?
一言で言えば,運命共同体でしょうか。100年もの間ともにあった小樽市と商大は,もはや切り離して考えることはできず,力を合わせて生き残りを考える必要があります。小樽市の経済は長らく低迷していますが,地域再生につながるアイディアは,商大に多数眠っていると思います。
Q.それでは,これから小樽市と商大でどのような取組みを進めていけば良いと思いますか?
市職員の立場から言えば,単なるアドバイザーやオブザーバーとして商大の知見を利用するのではなく,プロジェクトの立ち上がり前の段階から,積極的に商大と協同するような取組をすべきでしょう。
商大の立場から言えば,単なる教育と研究の場ではなく,高校生に対する予備教育や,社会人に対する再教育,一般市民に対する生涯学習など,大学教育を通じた地域貢献を引き続き進めていくべきでしょう。
このように,地域に向けて両者が協同できる取組みを,一つ一つ増やしていきたいですね。
また,商大は女子学生が多いので,女性を対象としたキャリア教育の強化も必要ではないかと感じています。市には,男女平等参画課や勤労女性センターもありますので,お手伝いできることがあれば声をかけてください!
Q.最後に,商大生へ向けてメッセージをお願いします!
自分の経験から言えることですが,前向きに取り組んできたことは,それが学業であれ,アルバイトであれ,サークル活動であれ,何らかの形で僕を助けてきました。(それは5年~10年くらいではわかりませんよ!!)
学業を通じて社会との関わりを考え,社会人となった自分をイメージしながら,今しかできないことに前向きに取り組んでください!
あっ,ちょっと堅い話でみなさんドン引き(?)してるかもしれませんが,学内であったら遠慮なく声かけてくださいね!!
ありがとうございました。これからも,小樽市と小樽商大が力を合わせて小樽を盛り上げていきましょう!よろしくお願いします!!