みんなは、人生における重要な「意思決定」でどんな行動を選択するんだろう?
先週に続いて総合科目IIaの様子をレポートするよ!今週のテーマは「意思決定」。
テキストに登場するのは、就職活動で苦労している宏治と不本意入学した大学で意外に楽しんでいる憲介です。「自分のまわりにはどちらが多いですか?」という質問には、新入生にとって就職活動は遠い先の出来事だからなのか、「憲介タイプが多い」と答えてくれた人が多かったようです。
今日のグループディスカッションのテーマは、「宏治や憲介にどんな助言(アドバイス)をしますか?」というもの。テキストの中の登場人物に"人生訓"を述べるのはけっこう難しいかもしれませんが、まずはグループ内の考え方や意見の相違を共有することが大事です。
その後、いつものように10グループの代表が、各グループのまとめを発表してくれました。音楽業界一筋の宏治に対しては「本当に音楽を極めたかったら大学とは違う進路を考えるべきでは」とか「もう少し視野を広げた方がよい」といった意見が、第一希望の法学部ではなく経済学部に入って勉強とサークルをエンジョイしている憲介に対しては「そのままガンバレ」や「私もそんな風になりたい」というコメントも出ていました。
今日のお題について岡部先生からは、意思決定の際の「最適化原理」と「満足化原理」について解説がありました。進学や就職などの人生の大事な意思決定の場面では、自分にとって「ゼッタイこうしたい」というこだわりと、「これだけは譲れない」という最低基準の両方の態度をバランス良く持っておくことが重要だということです。
ちなみに江頭先生によれば「結婚」という、もう一つの人生における大切な意思決定も「満足化原理」で行うべきだ,とのことでしたヨ。
受講学生のみなさんは、この講義の<演習→グループワーク→プレゼン→解説>というスタイルにも徐々に慣れて来たようで、とてもメリハリのある雰囲気で授業が行われています。今後も楽しみですね。
(来週に続く)