今日は,企業法学科の遠山先生から、お薦めの本を紹介してもらったよ!
田北百樹子著『シュガー社員が会社を溶かす』(ブックマン社)
本書は、シュガー社員(著者によれば、自分に甘く自立心に乏しい社会人)が会社で巻き起こすいくつかの具体的な問題をとりあげ、そのような問題についての対処法を提示するものです。話題となったこともある本で、文章も平易で読みやすく、肩肘をはらずに読むことができます。
本書は、会社員を素材としたものですが、シュガー社員の予備軍ともいうべき「シュガー学生」(?)をしばしば目にします。客観的に見れば、当該人物に問題があるのは明らかであるにもかかわらず、当の本人はそれに気付かず、自分の思うようにことが運ばないのはまわりのせいであると逆に周囲を非難する。あなたはこのような人物ではありませんか。あるいは、あなたのまわりにこのような人物はいないでしょうか。
本書は、自分のあり方、人とのかかわり方を学ぶにあたり、一つの見方を与えてくれるものであり、ぜひ読んでもらい一冊です。自分はこの本に書かれているような人物ではない、と思ったあなた、あなたこそがこの本に書かれている人物なのかもしれません。