今日は,23日(日)に行われたビズサイエンスカフェの模様を,スタッフとして参加した学生さんに伝えてもらったよ!
今回の「ビズ・サイエンスカフェおたる」は"小樽ガラス誕生の瞬間"というテーマで、ガラス工房K'sBLOWINGの安井顕太さんによる、講演・ガラス作りの実演の二部構成でした。"小樽ガラス"というと、言葉は知っていても「実際どんなものなの?」と聞かれたらうまく答えられない人も多いのではないでしょうか?今回の「ビズ・サイエンスカフェおたる」ではそんな小樽ガラスの魅力や、それを作っている"ひと"を知るとてもよい機会でした。
前半は商大の大津先生の司会で安井さんとその"お弟子さん"の木村さんによるトークでした。実際に使う道具を用いたガラスづくりの工程解説や、ガラス職人を志した理由、小樽ガラスの現在置かれている状況などを笑いを交えながら話されていました。中でも「人と同じことをするのが嫌だからガラス職人になった。」という言葉には安井さんの信念のようなものが見えた気がして、とても印象的でした。
後半は工房の前に場所を移し、いよいよガラス作りの実演です。先ほどのお弟子さんが解説をされる中、最初はただの球体だった熱されたガラスが安井さんの手によって美しいガラスの皿へと変貌していく過程は本当に魔法のようでした!一瞬で形が変わってしまうので本当に目が離せませんでした。道行く観光客も思わず足を止めて見惚れるほどで、実演が終わると開始時よりも明らかに増えている観衆から大きな拍手が起こりました。
今回のカフェでは小樽ガラスの魅力がテーマでしたが、それ以上に"ひと"の魅力を感じることができたように思います。今回のカフェに携わっていた人たちから「小樽をもっと素敵な街にしよう!」「小樽の素晴らしさをもっと知ってもらいたい!」と思って活動されている人が身近にいることを知り、一人の小樽人として強い感動を覚えました。自分の住む街のために出来ることを,みなさんも是非考えてみてはいかがでしょうか。