企業へ提案する授業、最終発表会第2弾が開かれたよ!早速、報告を聞いてみよう!
今回は、田中酒造に提案する9チームの発表が行われた。田中社長は海外出張のため参加できなかったが、松尾・大津の両先生から厳しいつっこみがあった。
9チームが、3分間の発表と質疑応答を終えると、いよいよ審査。今日のところは、教員の視点で審査が行われた(もちろん、後日、田中社長からのフィードバックもある)。審査の結果、選ばれたのは次の4チーム。
田中酒造を知る会
小樽の観光名所である「北一ガラス」にビンを提供してもらい、その中に田中酒造のお酒を入れるというコラボレーションのアイデア。ビンのデザインも、季節に合わせてデザインしてくれた。この他にも、300mlの日本酒と酒饅頭5つを詰め合わせた「田中セット」(1500円)や、熱燗をイメージしたデザインのストラップも提案された。
チーム15
このチームは、日本酒が化粧水としての効能もあることに着目し、日本酒200mlと仕込み水60mlがセットになった「日本酒化粧品キット」を企画してくれた。若い女性客をいかに取り込むことが目的だ。170mlまではお酒として飲んでもらい、その後、仕込み水(レモン汁入り)を混ぜると化粧水が出来上がる。女子学生が実際に試してみたところお肌がスベスベになったとのこと。
チーム環
田中酒造の亀甲蔵が観光スポットから少し離れているという問題を解決するために、日本酒の試飲と販売を行う「試飲しませんカー」を提案。車の上に、日本酒ビンの巨大模型を乗せたデザインもインパクトがあった。
横浜マリノーズ
地元客をいかに取り込むかを考えたのがこのチームの特色。ポイントカード「たなカード」、年4回のお祭り「たなカーニバル」、家庭で使いやすい「たなカレンダー」を通して、田中酒造を小樽市民にアピール。たなカーニバルは、ひな祭り・花見・七夕など日本の伝統行事に合わせて、日本酒を楽しんでもらうことをうながす狙いがある。
この他、小さいビンに日本酒を詰めていろいろと試飲ができるプチシリーズ(甘酒名人)、北一ガラスで瓶を選び田中酒造でお酒の量り売りをするアイデア(日本酒飲めません)、亀甲蔵に日本酒バーを併設するアイデア(のんだくれ1)、運河周辺から亀甲蔵へとバスで移動させるアイデア(のんだくれ2)、若者向けの日本酒カクテル(チーム中田)など、オリジナリティにあふれるアイデアが出された。
田中社長がどのアイデアを評価するかは、またの機会に伝えたい。
来週は、天狗山ロープウェイと小樽散策バスに対する提案が行われる。