さあ、問題解決型授業の最終発表会だ。第1弾はオルゴール堂を担当した9チーム。営業部マネジャーの左文字さんをお迎えしてのプレゼンテーションが行われたよ!さっそく報告を聞いてみよう。
パワーポイントを使って、各チームが3分間で自分たちの提案を発表した。写真を取り込んだり、寸劇をしてみたり、商品模型でデモンストレーションしたり、工夫がいっぱい。新商品を企画するチームもあれば、売場の陳列やイベントを提案するチームもあり、オリジナリティに溢れるプレゼンテーションだった。
9チームの発表が終了後、別室で、左文字さんと教員二人が協議し、表彰するチームを決定。どのチームの提案もすばらしかったため甲乙つけがたかったが、最終的に選ばれたのが次の3チームだ。
総合的に質が高かったのが「チームこば」
左文字さんは「接客、陳列、商品という3つの視点からの提案は、私たちが重要だと思っているツボを押さえている質の高いものでした。提案された二つの商品は、コンセプトやデザインもすばらしいものです。」プレゼンの際には、オリジナルのオルゴールのデザインと機能を書いたイラストが配布され、具体的なイメージを与えたところも良かったかもしれない。
現実性の高い発表だったのは「チームパンプキン」
日常生活に仕えるオルゴールというコンセプトで出された企画は「インスタントラーメンを食べるときに仕える3分タイマーつきオルゴール」「鉛筆を削っているときに鳴るオルゴール」「思い出の曲と記念写真をセットにしたアルバム型オルゴール」などなど。左文字さんからは「すぐにでも商品化したい」というコメントをいただいた。
スケールの大きさが評価されたのが「チームTOTO」
「思い出づくりにつながるオルゴール」というコンセプトのもと、「オルゴールに結婚指輪を入れてプレゼントすることを世の中のトレンドにする」という提案をしてくれた。左文字さんいわく「商品という枠におさまらず、若者の間でトレンドを仕掛けるという点にパワーを感じた」とのこと。ちなみに、このチームは、若いカップルがプロポーズする寸劇も披露してくれた。
なお、表彰からはもれたものの、左文字さんの個人的ツボにはまったのが、ガチャポンでオルゴールを売る」という企画を出した「オーイ俺大丈夫か?チーム」。ガチャポン機器の値段を調べ、収支計算までした執念がインパクトを与えたようだ。
このほか、「音楽別の陳列やメンバーズ会員制度」を提案した「チームオルゴール」、「カフェを併設して高級オルゴールを売る」というアイデアを出した「チームアグレッシブ」、「彼女にプレゼントを贈りたい男性をターゲットとした企画」を提案した「チーム手摘みりんご」、「プラネタリウム型のオルゴール」を実演してくれた「チームSUSHI」、「幸福のジンクスをオルゴールにからませる」という企画を提案してくれた「チームmusic box」のアイデアも素晴らしかった。
来週は、田中酒造を担当したチームが発表する。