ちょっと遅くなっちゃったけど、先日開かれたインゼミを紹介するよ。インゼミというのは、インナー・ゼミナールの略。複数のゼミナールが集まる、ゼミ対抗の研究発表大会なんだ。それぞれのゼミ生が自分たちの研究を発表して、ディスカッションするのが目的だよ。さっそく、報告を聞いてみよう。
12月13日(木)、前田ゼミ、大矢ゼミ、穴沢ゼミ、柴山ゼミ、HTM(旗本・玉井・松尾)ゼミが集まって、合同ゼミが行われました。
テーマはさまざま。「激動、百貨店戦争」、「化粧品業界:資生堂、花王・カネボウ、コーセー、ノエビア」「タイの自動車産業の変遷と展望」、「おたる水族館の課題と新事業提案:水族館が変われば、小樽が変わる!!」「地域金融機関とリレーションシップ・バンキング」「環境問題に関する金融機関の取り組み」「日本のサービス産業」「中国のエネルギー環境問題」「札幌地下歩行空間の活用性」などなど、バラエティに富んだ研究です。
各発表は15分、質疑応答は5分。
化粧品業界を分析したチームに対しては「化粧品販売の成功の鍵はカウンセリングとありましたが、利用している顧客は一部に限られているように思うのですが?」という質問が、地域金融機関の発表については「なぜ都市銀行などのメガバンクは、リレーションシップ・バンキングに取り組めないんですか?」といった突っ込みがありました。その他「トヨタのIMVプロジェクトは、なぜ北米をターゲットにしないのですか?」「おたる水族館は、飲食施設の充実が必要なのでは?」などなど、聴衆から厳しい質問が飛んでいました。中には、留学生からの英語の質問に四苦八苦して答えるという場面も。
いつもは別々に活動しているゼミが交流して、違う分野の研究を聞くことで、いろいろと刺激を受けることができたひとときでした。