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大津先生に突撃インタビュー!



今日は社会情報学科の熱血教師でビジネス創造センター副センター長でもある、大津晶先生にインタビューしたよ!



Q:大津先生の専門は何ですか?


僕の専門は都市計画です。


Q:なんか難しそうですね。一言でいうと、どんな学問なんでしょうか?


都市計画の本質は「利害調整」ですよ。「りがいちょうせい」。例えば、「商店街を活性化しよう」「景観を守ろう」とすると、必ずいろいろな価値観を持った人がいるので、意見がぶつかりあいます。このぶつかりあいをうまく調整するのが都市計画です。


Q:へー、「異なる意見のぶつかりあいを調整する」のが都市計画なんだ。いろんな分野に応用できそうですね。


そうなんです。これまでの都市計画は、建物や道路など「物理的な都市」をどのように作り上げるかを考える「ハード的」アプローチが主流でした。これに対して、そこに住むさまざまな人々の考え方を調整する「ソフト的」アプローチが大切になってきます。例えば、地球温暖化などの環境問題をめぐって、国と国の考え方がぶつかり合って、うまくまとまらないでしょう?そんな問題も広い意味で都市計画的課題だと考えています。


Q:都市計画を学ぶと、学生にとって、どんな「いいこと」があるんでしょうか?


まず、マクロな視点が身につきます。マクロな視点とは、例えば会社の経営のことを考えるとき、自分の会社だけでなく「地域」だとか「国」だとか、より大きくて広い視点からモノが見えるようになります。また、先ほど言ったように、違った考え方の人々が同じ土俵の上で議論できるように、「いかに土俵を作るか」を理解することができるでしょう。



Q:なんだか面白そうですね。都市計画に関心がある学生にお勧めの本を紹介してください。


手に入りやすい新書ですと、田村明『まちづくりの実践』(岩波新書)なんかが良いと思います。「まちづくり」とは何かについてわかりやすく説明されていて、全国の「まちづくりの事例」なども知ることができます。短いですが小樽運河の例も紹介されていて(45-47ページ)、市民主体の「まちづくり」の方法について理解できますよ。


Q:お忙しいところ、ありがとうございました。また、お話を聞かせてください。


    

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