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　新年あけましておめでとうございます。

　今年4月にいよいよ本学と帯広畜産大学、北見工業大学との三大学経営統合により新法人北海道国立大学機構が設立されます。
　国立三大学による経営統合は我が国初めてのケースであり、また、距離を克服するというこれまでにない課題も解決しなければなりません。新法人のミッションである北海道経済・産業の発展、国際社会への貢献に向け、新たな発想、体制で力強く進んで行きたいと思います。特に文理融合教育やオープンイノベーションセンターを中心とした研究においてシナジー効果を発揮すべく努めて行きます。これまで準備にあたって頂いた教職員の皆様に心よりお礼を申し上げるとともに、新たな挑戦に向けて、更なるご協力を願い致します。

　一方、約2年にわたるコロナ禍も依然として収束に向かう気配がなく、海外においてはオミクロン株の感染拡大が続き、国内でもオミクロン株の感染者が確認されました。また、一時期落ち着いていた新規の感染者数も昨年末からは、東京のみならず北海道でも徐々に増加しています。引き続き、予断を許さない状況が続いており、第6波への備えが必要といえます。これまで同様、ウイズ・コロナ下の生活もその時々の変化に柔軟に対応しなければなりません。大学での授業の在り方も柔軟性が求められます。これまでの経験をもとに、単に対面とオンラインという区分ではなく、教育効果などを勘案し、変化する社会に対応した機能的なものにして行く必要があります。

変化の多い年となりますが、本年が皆様にとってよい年となることを祈念して、新年の挨拶の言葉と致します。

小樽商科大学長
穴沢　眞

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