2019.10.02
「北の四大学2019」夏合宿(弟子屈町)を公立はこだて未来大学、帯広畜産大学および北見工業大学と合同開催しました。
9月12日から14日において、2泊3日の日程で「北の四大学2019」夏合宿を、小樽商科大学、公立はこだて未来大学、帯広畜産大学、北見工業大学の北海道内四大学で開催しました。
「北の四大学」は「商学」「情報学」「農学」「工学」を専門とする四大学の学生がそれぞれの視点で新たなビジネスプランを考えるプロジェクトとして2015年にスタートしました。
今回は、弟子屈町役場と川湯温泉お宿「欣喜湯」の全面協力を得て、強酸性の泉質で有名な川湯温泉、硫黄山、摩周湖、屈斜路湖など豊かな観光資源を有する道東の弟子屈町を舞台に「ベンチャー体験キャンプ」をコンセプトとして合宿を行い4大学から合計23名の学生が参加しました。
初日は弟子屈町役場にて德永哲雄町長をはじめとする役場の方々から町の概要と観光振興といった課題についてご講演いただいた後、学生目線で「町のチャンス」を見つけることを目的に、摩周湖、硫黄山にてフィールドワークを行いました。
二日目は、「夏の冷涼な気候」、「昼夜の寒暖差」といった気候の特徴と「温泉による暖房」を活用して東京ディズニーランド、東京ディズニーシー向けのイチゴを生産するオリエンタルランド弟子屈農園や川湯温泉街でのフィールドワーク、本学猪口純路教授によるマーケティング講座の後、4大学混成の4グループに分かれて、同町の「チャンス」「魅力」「資源」を活かしたアイデア(ビジネス・シーズ)創出ワークとビジネスプラン化の検討を行いました。
最終日には、合宿会場となった欣喜湯の榎本竜太郎代表取締役社長、役場職員を招き各大学のカラーを発揮しつつ町内の資源を活かした“弟子屈町発のビジネス”について、プレゼンテーションを行いました。
参加学生アンケートでは、合宿参加前に比べて「起業への興味が高まった」との回答が半数以上を占めました。また、「分野が全く異なる学生と同じ作業をすることを通じて新しい発見があった」、「最高の楽しさと最高の学びを両立した合宿だった」などの感想が多く充実した合宿となりました。
四大学のうち小樽商科大学、帯広畜産大学、北見工業大学の国立三大学は2022年4月に経営統合を目指しており、文理融合教育プログラムの開発を行っています。「北の四大学」は同教育プログラムにおける「ベンチャーマインド育成プログラム」の柱の一つとする計画です。
12月14日(土)には、合宿に参加した学生によるビジネスプラン発表会を札幌市内にて予定しています。
道の駅摩周温泉の様子
合宿場所「欣喜湯」での集合写真
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