第391号(平成23年11月発行)
第391号(平成23年11月1日発行) |
諸報 |
■創立百周年記念音楽祭を開催 |
■保護者連絡会を開催 |
■第27回国立大学法人12大学経済学部教員懇談会を開催 |
■短期プログラム留学生入学式を挙行 |
■国際交流週間を実施 |
■防災訓練を実施 |
■国際オープンアクセス週間2011記念展示,勉強会を開催 |
■トリボン読書会を実施 |
主要日誌 平成23年10月主要日誌 |
行事予定 平成23年11月行事予定表 |
創立百周年記念音楽祭を開催
10月10日,創立百周年記念事業の一環として創立百周年記念「音楽祭」を小樽市民会館で開催しました。小樽市民とともに百周年を祝うというコンセプトで今年は各種の記念行事を開催してきましたが,その集大成ともいえる音楽祭にしようと,本学大学院相内教授が中心となりグリークラブや室内管弦楽団の学生・OBらが準備を進めてきました。
グリークラブや室内管弦楽団の演奏の他,今回の音楽祭のメインである,ベートーベン交響曲第9番第4楽章「合唱」では,相内教授がコンサートマスターを務める札幌シンフォニエッタの管弦楽団と,札幌・小樽の市民合唱と学生・卒業生で構成した約80名の合唱団に,小樽出身の指揮者辻 博之氏と小樽縁のプロの独唱を迎えて迫力ある素晴らしい演奏を披露しました。
ベートーベンの「第9」は,すべての人々が友情によって結ばれ,抱き合う世界の実現を目指そうと書かれたものですが,その意図に沿う音楽祭となりました。
つめかけた約800人の聴衆からは口々に絶賛と感動の声があがり,拍手が鳴り止まない中アンコールに第9合唱団全員で「若人逍遥の歌」を披露するなど,百周年事業に相応しい素晴らしい音楽祭となりました。
(総務課)
(音楽祭会場の様子) | |
(指揮者の辻氏) |
(独唱の4名 右から大塚博章氏,小貫岩夫氏, 東園己氏,安藤赴美子氏) |
平成23年度小樽商科大学保護者連絡会を開催
10月1日(土),1年次生及び3年次生の保護者を対象に160講義室で「保護者連絡会」を開催しました。この連絡会は,本学の学生支援の取り組みを保護者に直接説明し,また,保護者が日頃から抱いている疑問に答えることによって相互の連携を強めようと,平成18年度から開催しています。
今回は学生生活の現状報告にはじまり,学生相談・就職環境の現状及び支援内容をテーマとした講演等を行い,参加した276名の保護者は最後まで熱心に耳を傾け,質疑応答でも活発な意見交換が行われました。
連絡会終了後にはキャリア支援センター,国際交流センター,学生センターでそれぞれ就職,留学,就学関係の個別相談を実施しました。特に就職関係の相談者が多く,関心の高さがうかがえました。
(学務課)
【平成23年度保護者連絡会プログラム】
(1)挨拶と大学の近況紹介 学長 山本眞樹夫
(2)「本学学生の学生生活について」 教育担当副学長 大矢繁夫
(3)「大学における学生相談の現状」 学生何でも相談室相談員 杉山成教授
(4)「家族で考えよう 就職のこと、進路のこと― 就職を取り巻く環境の変化について ―」
株式会社リクルート 就職支援担当キャリアカウンセラー 東香織氏
(5)「小樽商科大学における就職状況について」 キャリア支援課長 栗原智
(6)個別相談 キャリア支援センター,国際交流センター,学生センター
(会場の様子) | |
(本学の近況を説明する山本学長) | (学生生活について説明をする大矢副学長) |
第27回国立大学法人等12大学経済学部教員懇談会を開催
第27回国立大学法人12大学経済学部教員懇談会を本学主催により10月27日(木),28日(金)の両日,札幌サテライトにおいて開催しました。
この懇談会は,旧高商系12学部で構成され,昭和60年度から開催されており,出席者は主に各大学の教務関係委員会の委員長や委員となっています。
今回は8つのテーマを設定し,本学の小笠原教授の司会により,各大学が直面する課題やその解決に向けた懇談が行われたほか,経済学・経営学教育に関する研究報告2件が発表されました。
12大学に共通する課題も多く,経済系学部の果たすべき役割,各大学の取組について活発な情報交換が行われました。
(学務課)
〔懇談テーマ〕
「シラバスについて」,「GPAについて」,「履修登録上限制について」,「学部・院での語学教育について」,「学部・院でのキャリア教育・就職支援について」,「不正レポートについて」,「博士後期課程入学者の確保について」,「高大連携事業の取組について」
〔経済学・経営学教育に関する研究報告〕
「国立大学法人12大学経済学・経営学教育の問題と対応について(和歌山大学)」
「大分大学経済学部における高大接続教育(大分大学)」
〔本学出席者〕
社会情報学科 小笠原春彦教授 (教育開発センター学部教育開発部門長)
経済学科 和田良介教授 (学部教務委員会委員長)
商学科 小田福男教授 (大学院現代商学専攻長)
一般教育等 杉山 成教授 (教育開発センターキャリア教育開発部門長)
(会場(本学札幌サテライト)の様子) | (進行を行う吉原学務課長) |
短期留学プログラム入学式を挙行
10月3日,「小樽商科大学短期留学(YOUC)プログラム」の入学式が行われました。
本学短期留学プログラムは,主に本学と外国の大学との学生交換協定に基づいて受け入れた留学生に対し,原則として英語による授業を行うプログラムで,平成11年度から実施しているものです。2011-2012年の短期留学プログラムには,13カ国から25名の留学生が入学しました。
入学式では,山本学長はじめ,和田理事,大矢理事,奥田副学長,穴沢国際交流センター長,安田事務局長等関係者が列席しました。来学した留学生に対し,山本学長は英語で,「さまざまな人々と積極的に触れ合い有意義な一年間を送ってほしい」との式辞を述べられました。
引き続き穴沢センター長からの歓迎の挨拶の後,大学別の留学生紹介があり、式は和やかな雰囲気の内に終了しました。
(国際交流センター事務室)
(学長の挨拶に聞き入る留学生) |
国際交流週間を実施
10月22日から29日にかけて,「国際交流週間」を実施しました。このイベントは留学生と学生,教職員及び地域の方々が国際理解を深めることを目的に毎年行われています。
一連のイベントの内容は,「日本文化体験会」,「日本人学生と留学生によるスポーツ大会」,「留学説明会・報告会」,「折り紙体験会」,「文化交流会」,「国際交流パーティー」と開催され,10月28日(金)の「文化交流会・わたしのお国自慢」,「国際交流パーティ」には,約200名の参加者が集まりました。
「国際交流パーティ」は,ハロウィーンにちなみ多くの参加者が仮装し,本年は,「仮装コンテスト」と称し,仮装した参加者の内1-3位を投票形式で選ぶことで会場は大いに盛り上がりました。
また,翔楽舞によるよさこい演舞や中国人留学生による中国伝統舞踊が披露され,留学生や日本人学生、小樽市民がそれぞれ交流を深めました。 (国際交流センター事務室)
(仮装コンテストの様子) |
防災訓練を実施
去る10月18日(火),防災訓練が行われました。
訓練は地震の発生に伴って火災が発生したという想定で,4月から開設した学生寮の寮生を対象に行われ,119番通報訓練・情報伝達訓練・消火訓練・避難誘導訓練等の他に地震による被災者救出訓練も行われました。
当日は学長を本部長とした危機対策本部も設置され,自衛消防隊対策本部との連携を図りながら寮生等総勢50名余りがきびきびと迅速な訓練を行うと共に,一連の訓練終了後には小樽市消防署員の指導の下,消火器操作訓練や救命講習も行われ,AED(自動体外式除細動器)の使用方法なども学びました。
(施設課)
(危機対策本部(学長室)) | (消火器操作訓練) |
(消防署員による講評) | (救命講習) |
国際オープンアクセス週間2011記念展示、勉強会を開催
本学附属図書館では,国際オープンアクセス週間(10月24日~30日)を記念して,10月18日(火)~31日(月),オープンアクセスと本学学術成果コレクションBarrelの現況に関するパネルを附属図書館閲覧室に展示しました。
Barrelは公開開始からこれまでに154万件以上のダウンロードがあり広く利用されておりますが,最多ダウンロード論文「豊国, 孝(1996) D.H.ロレンスの小説と時間. 人文研究, 91: 271-285」の著者である豊国孝名誉教授からはBarrelに関して「小樽商科大学の学術成果コレクションBarrelは,学術的にも非常に貴重なコレクションです。インターネットで公開されているので,誰でも簡単にアクセス可能です。かっては,学者同士が個人的に論文を交換しなくてはならなかったのです。Barrel はまさに開かれた大学のシンボルとも言えるでしょう。もちろん,小樽商科大学図書館の職員の方たちの大変なご努力の賜物だといえます。小樽商科大学の益々のご発展を祈っています。」とメッセージをいただきました。 (学術情報課)
(パネル展示の様子) |
また,10月24日(月)に杉田茂樹学術情報課長を講師とした勉強会「オープンアクセスて何?大学職員として知っておきたい学術コミュニケーションの基礎知識」を開催しました。職員を中心に12名が出席し,「オープンアクセス」の理念とその現況について参加者は熱心に耳を傾け,活発な質疑応答がなされました。
(勉強会の様子) |
トリボン読書会を開催
附属図書館では,10月25日(火)午後5時30分から,附属図書館アメニティコーナーにおいて,トリボン読書会を開催しました。
第5弾となる今回は,片岡正光教授(一般教育系)を講師に迎え,「『羆撃ち』を読む」というテーマで開催しました。8名が参加し,講師は,スライドの写真を映しながら,著者との交流や作品の魅力について,たいへん面白く語ってくださいました。
その後,参加者たちと話し合うなかで,先生ご自身の山歩きの体験等も聴くことができました。
参加者からは,
・自然が人間の影響で変化し,熊が人里におりて来るようになった事はテレビなどで知っていましたが,実際は草食だったとは思えない程,人から恐れられています。狩猟を続けてきた久保さん(著者)の,今の異常な自然への描写が,リアルに感じられました。
・書籍を共によんで語る会というのは,おもしろいと思いました。
・スライドの写真を沢山見せて下さって,楽しかったです。
などの意見,感想が寄せられました。 (学術情報課)
(片岡先生と参加者) |
平成23年10月主要日誌
平成23年11月行事予定