第434号(平成30年7月1日発行)
「サロン・ド・ホッカイドウ」は、本学と包括連携協定を締結している北海道経済部と一昨年度まで3年間にわたって開催してきた「勉強会」を進化させ、昨年度から開始したものです。「サロン」はスピーカーの話題提供を受けて、参加者がそれぞれ自由な討論を行い、そこから新たな北海道の課題などを発見していくことを目的としています。
今回は、北海道庁、小樽商科大学から26名の参加がありました。
江頭進副学長のテーマは「三大学連携による道内人材育成~小樽商科大学、北見工業大学、帯広畜産大学の道内三大学が連携して、起業家精神をもった人材育成をはかります~」で、三大学に加え北海道庁が協働することで道内企業との関係がよりスムーズになる等地域の活性化には現場と大学の双方向性の確保が必要で、その鍵となるのが自治体であるとの指摘がありました。参加者からは、道庁と産学が協働している事業の事例紹介などもありました。
スピーチする江頭副学長 | 会場の様子 |
「小樽商科大学 男女共同参画プロジェクト 2018」 キックオフセミナーを開催
平成30年5月24日(木)、「小樽商科大学 男女共同参画推進プロジェクト 2018」キックオフセミナーを開催しました。
「小樽商科大学 男女共同参画推進プロジェクト 2018」は、本学の男女共同参画を確実、着実に実践するために、今年度から新たに任命された片桐由喜学長特別補佐(男女共同参画担当)を中心に、就職が内定した4年次、就活を始める3年次及び教職員を対象として企画、実施するものです。今回、このプロジェクトのキックオフとして、企業法学科の片桐由喜教授ゼミと張博一准教授ゼミとの合同ゼミを開催し、「ゼミで考える個人の尊厳と『握手券』の関係」をテーマとして、活発な議論が行われました。
参加した学生たちの多くは、今回テーマとして取り上げられた「握手券」に肯定的でしたが、中には批判的な意見を述べる学生もいました。学生たちにとっては、尊厳ある個人として扱われる権利を考え、あるいは、「握手券」に対する様々な見解があることを知る良い機会となりました。
セミナーの様子 |
北海道内国立大学法人の経営改革の推進に関する合意書を締結
平成30年5月29日(火)、帯広畜産大学、北見工業大学及び本学の3大学が経営改革の推進に関する合意書を締結しました。合意書は、18歳人口の減少、産業構造の変化等の高等教育を取り巻く状況に対応し、北海道経済・産業の課題解決とその発展及び国際社会の繁栄に一層貢献するため、商学、農学、工学の「実学」を担う3大学が協働により経営改革を推進することに合意するものです。
今回の合意は、本学が中心で推進してきた「文理融合型大学間連携事業」により、3大学が連携を深めたことをきっかけにしたもので、3大学の教育研究機能を強化し、北海道の未来に貢献することを目的としています。
合意書では、3大学の教育研究活動、教員人事配置等の自主性・自律性を確保し、3大学の専門分野の成果・知見を融合する連携事業を推進するとともに、特色ある教養教育の充実及びリカレント教育等の専門教育の充実に努めることとしています。また、経営統合に当たっては、3大学の均衡ある発展に資するとともに、北海道の広範な地域の要請に的確に応えるための体制を構築することとし、平成34年4月(第4期中期目標期間開始時点)に経営統合することを目標としています。
締結後の記者会見において、和田健夫学長は、「経営統合にあたり2つの想いがある。1つは国立大学の方向性・将来像である。国立の単科大学が存在感を示しつつ連携することによって、総体としての力を発揮したい。もう1つは、国立大学のミッションである。国立大学には、科学技術への貢献、知の創造・継承、均質で良質な教育、地域の発展といった共通のミッションがある。今まで以上にミッションを果たすための連携である。」と熱い想いを述べました。
(左から)本学の和田健夫学長、帯広畜産大学の奥田潔学長、北見工業大学の鈴木聡一郎学長 |
平成30年6月6日(水)、「ハラスメント防止研修」を実施しました。
この研修は教職員がハラスメントに関する正しい知識を身につけることにより、ハラスメントの防止に役立てるとともに、健全で快適なキャンパス環境を築き、維持することを目的として実施しており、全教職員に参加を義務づけています。
今回は、東北大学高度教養教育・学生支援機構特任教授の吉武清實氏を講師に招き、「ハラスメント防止へ要注意の教職員行動33箇条」と題してご講演いただき、セルフチェックリストやハラスメントの具体例を交えながらハラスメント対応のポイント等の説明がなされた後、活発な質疑応答がなされました。近年、ハラスメントに対する社会の目がより厳しくなってきており、教職員のハラスメント意識の涵養はますます重要になってきている中で、大変実りあるものとなりました。
「小樽商科大学男女共同参画推進プロジェクト 2018」第1回講演会を開催
平成30年6月13日(水)、「小樽商科大学 男女共同参画推進プロジェクト 2018」第1回講演会を開催しました。
今回は、「男女共同参画推進プロジェクト 2018」の最初の企画として、公務員志望の学生に特に人気のある札幌市から、女性が働きやすい職場環境をめざして立ち上げられた「職場プロジェクト」のリーダーを務めるなど、札幌市における男女共同参画推進を担っている、高齢保健福祉部部長の佐々木美香子氏を講師にお招きし、「公務員の職場における男女平等は本当か?」と題してご講演いただきました。
講演では、採用から昇任まで制度は男女平等ではあるが、男女が性別にとらわれず個性・能力を活かして活躍できる社会かというと、まだ変わっていこうとする途中であると、札幌市が行う女性活躍推進の取り組みや今後の課題について説明がありました。参加した学生は、自分のキャリアデザインや仕事と家庭の両立について考える良い機会となりました。
平成30年度小樽商科大学緑丘奨励金授与式を挙行
平成30年6月18日(月)、本学第一会議室において緑丘奨励金授与式を挙行しました。
緑丘奨励金は、本学の教育・研究活動にさまざまなご支援をいただいている公益財団法人小樽商科大学後援会からの助成により、前年度に優秀な学業成績を修めた学生18名に給付されるもので、学部は2・3・4年次(各5名)、大学院博士前期課程及びアントレプレナーシップ専攻は2年次(各1名)、大学院博士後期課程は3年次(1名)に給付されます。今年度においては、大学院博士後期課程に該当者がおらず、17名に給付しました。
授与式には公益社団法人緑丘会副理事長である福田恭一様にご出席いただき、和田学長から学生に賞状と奨励金が授与された後、和田学長及び福田様からお祝いの言葉と、社会に出てからも学び続けることの重要性を説き、今後ますます活躍していってほしいとの期待の言葉が贈られました。
集合写真 |
受賞者(敬称略・五十音順)
商学部(4年次) |
商学部(2年次) |
新井 良彰 |
福山 活起 |
後藤 航 |
諸越 真鈴 |
田中 誉広 |
三浦 あかり |
出倉 拓哉 |
櫻井 玲奈 |
久保 匠 |
大久保 麻衣 |
商学部(3年次) |
大学院博士前期課程(2年次) |
川上 れいな |
鄒 佳禾 |
大倉 一真 |
大学院博士課程後期課程(3年次) |
林宝 悠貴 |
該当者なし |
鈴木 志歩 |
大学院アントレプレナーシップ専攻(2年次) |
三熊 花菜 |
秋田 貴之 |
ルーキーズキャンプを開催
平成30年6月23日(土)~24日(日)の日程で、1泊2日の「ルーキーズキャンプ2018」を開催しました。
ルーキーズキャンプは、新入生を対象とした初年次キャリア教育導入科目(総合科目II)と連携して、同科目の教育目的の達成と教育内容の定着を図るもので、2日間のグループ演習と合宿活動を通じて、豊かで幅広い交友関係の構築を支援します。
上級生や教職員との交流を通して、大学における学びや課外活動等の大学生活全般への主体的取り組み(アクティブラーニング)の動機付けを促し、キャリア意識の向上を図ることを目的として、平成19年から毎年実施しています。
今年度は、同科目の履修生(1年次)のうち希望者25名が参加しました。
レゴブロックを用いて″ジブン″や、″ジブン″を取り巻く周囲との関係性を表現し、作品をグループ内、全体に向けて発表することで、コミュニケーションする力の開発を図りました。
また、レゴブロックで「10年後の自分と世界」を表現することで、将来のビジョンを視覚化し、自らキャリアデザインする力の開発を図りました。
さらに、上級生・卒業生による、留学や授業、大学生活に関するプレゼンテーションが行われ、参加した1年次は今後の大学生活におけるヒントを得て、充実した研修となりました。
本気プロ学生が漫画『聖樹のパン』と小樽のパン屋さんのコラボ冊子『小樽と聖樹のパン』を制作
本学の本気プロの学生が、小樽が舞台の漫画、『聖樹のパン』と小樽のパン屋さんのコラボ冊子、『小樽と聖樹のパン』を製作しました。
「本気プロ」とは、小樽商科大学の正課科目であり、「商大生が小樽の活性化を本気で考えるプロジェクト」の略称です。今回のプロジェクトを企画した「市立小樽図書館と連携したコンテンツツーリズムの推進」チームは、小樽の架空のベーカリーショップを舞台にした漫画『聖樹のパン』の認知度向上を目指して活動してきました。
12月には、市立小樽図書館と連携し、「聖樹のパン特別企画展」を開催し、今回、活動の集大成として、『小樽と聖樹のパン』という冊子を製作しました。
なお、詳細はこちらをご覧ください。
本学学生が倶知安・ニセコ町の町長に「地域医療の国際化と医療資現の最適化」についてプレゼン及び意見交換を実施
平成30年5月11日(金)、本学学生(言語センター・佐々木ゼミ)が、外国人観光客が病気や怪我に対応できることを目的にした「医療マップ・冊子(英語)」を倶知安町・ニセコ町の町長に贈呈し、その内容についてプレゼン及び意見交換を実施しました。
本冊子は、学生が1年間に渡って行政・医療機関及び外国人観光客への定性・定量調査を行った結果をまとめたものです。
詳細はこちらをご覧ください。
本学学生が北海道テレビ放送を見学し、意見交換を実施
平成30年5月21日(月)、本学学生(野口ゼミ)が、北海道テレビ放送(以下、HTB)のテレビ局見学を実施し、本学の卒業生のHTBの平尾由佳子プロデューサーと討議、意見交換を行いました。アドミッションセンターの野口准教授の基礎ゼミは、広報・PRをテーマに大学生としての基本的な能力の育成を目指す授業です。
当日は、HTBが地域メディアとして積極的に進めるCSR(企業の社会的責任)活動の講話や、夕方の情報番組「イチオシ!」のスタジオ、副調整室等の見学を行いました。また、平尾プロデューサーと本学学生の討議では、活発な意見交換が行われ、学生にとって、実際のテレビ局の制作場面を体験する貴重な機会となりました。
「大学案内2019」が完成
本学の受験生向けパンフレット「大学案内2019」が完成しました。
入試制度はもちろんのこと、留学、カリキュラム、教育設備、学科紹介、サークル紹介等、本学について詳細に記載されていますので、是非ご覧ください。
「大学院案内2019(現代商学専攻)」が完成
本学大学院商学研究科現代商学専攻(博士前期課程・博士後期課程)の受験者向けパンフレット「大学院案内2019」が完成しました。
授業科目、授業形態、各コースの紹介、先輩の声等、本学大学院現代商学専攻について詳細に記載されていますので、是非ご覧ください。
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「ビジネススクール案内2019」が完成
本学大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻(ビジネススクール)の受験生向けパンフレット「ビジネススクール(OBS)案内2019」が完成しました。
授業科目、授業形態、先輩の声、専任教員の紹介等、本学ビジネススクールについて詳細に記載されていますので、是非ご覧ください。
画像をクリックするとWeb Pamphletが開きます |
大学公式YouTubeチャンネルを開設
小樽商科大学公式YouTubeチャンネルを開設しました。
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【国立大学法人小樽商科大学 YouTubeチャンネル】
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