第419号(平成28年1月1日発行)
年頭のご挨拶
新しい年を迎えるにあたって
学長 和田健夫
新年あけましておめでとうございます。
昨年は,国内外で大きな出来事が多発した年でした。社会に突きつけられた貧困,テロ,難民,安全保障,経済危機などの諸問題は,今の時代では,一国で解決することは不可能であり,国際的な協力・連携が不可欠です。交渉にあたる各国の首脳の顔は,時として苦渋に満ち,解決の困難さを窺わせます。
国際的な紛争・課題に関する報道を見てつくづく思うのは,価値,文化,宗教など,ローカルなものに対する人々の思い入れの強さです。解決には,これらを乗り越えなければ到達しないのです。今更言うまでもないことですが,高等教育研究に携わる者は,この状況を見据えて大学運営にあたることが求められています。
大学の教育研究は,究極的には,社会の課題解決に貢献しなければなりません。しかし,それは,たゆまない努力のなかで達成されるべきものです。その点で,私が昨年感銘を受けたのは,ノーベル賞に関する報道でした。受賞の条件は,新しい理論の開拓,発見であることはもちろんですが,さらに,それが人々の幸福や社会の発展にどれだけ貢献したかということも問われるのです。そのため,受賞の是非は,長い時間的間隔のなかで判断されることになります。物理学,医学生理学の分野で受賞した二人の日本人研究者,梶田隆章,大村智の両氏の業績も,気が遠くなるような試行錯誤の過程で生まれたものでした。
教育においても,同じことが言えます。人々のローカルなものへの思い入れを尊重しつつ,調整して解決を見いだすことのできる人材が求められます。そのためには,異なった価値や文化を理解するグローバルな視点とコミュニケーション能力を育成することが必要です。小樽商科大学は,これから,その方向を目指します。
2016年が皆様にとりまして良き年となることを祈念しております。
人事異動
平成27年12月10日、12月11日付け発令(PDFファイル)
ビジネスEXPO「第29回北海道技術・ビジネス交流会」に出展
昨年に引き続き,平成27年11月5日(木)~6日(金)に開催されたビジネスEXPO「第29回 北海道 技術・ビジネス交流会」(主催:北海道技術・ビジネス交流会実行委員会)に出展しました。出展担当はビジネス創造センターが行いました。
会場はアクセスサッポロ(札幌市白石区)で,「北海道最大級のビジネスイベント」にふさわしく367の企業・団体・大学・研究機関が出展し,2日間で20,665名の来場がありました。この数字はいずれも過去最高となりました。
本学は,昨年と同様に「学術・試験研究機関展示ゾーン」への出展ではなく,小樽市・銭函工業協同組合・北海道職業能力開発大学校と共に「ものづくり・電気・機械ビジネス展示ゾーン」にブースを出展しました。
ポスターによる大学及びビジネス創造センターの紹介,またポスターと動画による大学発ベンチャー株式会社i-vacsの活動紹介も行いました。
来場者には,ビジネス創造センターとi-vacsのスタッフが詳しい活動紹介をするとともに名刺交換など活発な情報交換を行いました。
来場者対応をする李 濟民センター長 | i-vacsについて説明するスタッフ |
平成27年度保護者連絡会を開催
平成27年11月7日(土),本学160教室において1年次生及び3年次生の保護者を対象に「保護者連絡会」を開催しました。
この連絡会は,本学の学生支援の取り組みを保護者に直接説明するとともに,保護者からの相談に応じることで相互の連携を強めようと,平成18年度から開催しています。この数年は特に就職への関心が高く,就職支援の内容に重点を置いた説明を行っています。
参加した214名の保護者は,就職支援企業によるセミナーや,就職内定を得た学生の体験談等に熱心に耳を傾けていました。また,連絡会終了後に実施した就職・留学・修学関係の個別相談会にも多くの保護者が訪れ,大学に期待する声が寄せられました。
【平成27年度保護者連絡会プログラム】
(1)学長挨拶
(2)就職支援企業によるセミナー
「保護者だからこそできる、就活支援 ~自立と尊重~」 株式会社ディスコ
(3)「小樽商科大学における就職状況について」 キャリア支援室
(4)「学生による就職支援・体験談」 民間企業・公務員内定者各1名
(5)教育担当副学長挨拶
会場の様子 |
「ご当地キャラクター シールリレー」の実施
平成27年9月19日(土)から11月8日(日)まで,地域周遊促進企画「ご当地キャラシールリレー」を開催しました。
本学は平成25年度に文部科学省のCOC事業に選定されており,しりべし地域及び札幌市を中心として観光客の滞在時間延長に取り組んでいますが,COC事業の中間年度を迎え,単なる調査研究の枠を超える具体的な取組に着手しました。
このイベントは,スタンプラリー形式で実施され,スタンプの代わりにご当地キャラクターのオリジナルシールを集めて地域を巡るイベントであり,事業の連携地域21市町村のうち,キャラクターを有する19市町村が参加し,のべ3万人の参加があるなど,大学が主導する具体的な広域連携策として,地域に高く評価されました。また,シールを集めて応募すると本学が地元企業と共同開発したオリジナルグッズが当たる仕組みでしたが,当初予想の4倍を超える応募があるなど,参加者からも好評を博しました。
地域の関係者からは,「道の駅などにはスタンプラリーが乱立しているが,子供に訴えかけ,実際にマチ巡りにつながる独自性のある取組。ご当地キャラの知名度向上や地域の広報にも役立つので,ぜひ今後も継続して取り組んでほしい」と,今後の展開に期待が寄せられています。
イベントの詳細(PDFファイル)
キャラクターでつなげる地域の輪プロジェクト
http://nisekosan.web.fc2.com/project.html (外部サイト)
地方創生シンポジウム:広域連携のススメ「小樽から後志へ」を開催
平成27年12月1日(火)に地方創生シンポジウム「広域連携のススメ 小樽から後志へ」を開催しました。
同シンポジウムは,小樽市の総合戦略が完成したことに伴い,総合戦略の重要なテーマである「広域連携」にスポットを当てたもので,本学が進める地(知)の拠点整備事業のテーマとも合致することから,市と大学の共催により初めて開催したものです。
シンポジウムの第1部では,小樽市及び大学から広域連携をテーマとした取組の事例報告が行われ,第2部では自治体職員及び教員によるパネルディスカッションが行われました。
一般の方の幅広い参加を促すため,事前申込みを不要としていましたが,当日は定員の80名を超える多くの参加者が集まり,第1部・第2部を通して常に会場が満席となるほどの盛況となりました。
参加した市民からは「大学が近隣21市町村に個別に出向いて広域連携を呼びかけ,地域をつなぐスタンプラリー形式のイベントを主催した事例報告が興味深かった。大学が地域間の溝を埋めるという新しい形の連携に期待したい」と意見が寄せられ,また,小樽市からは「幅広い地域から予想を上回る参加者が集まってくれた。自治体が単独で総合戦略を市民に報告するのではなく,大学との協働により『広域連携』というテーマで開催したことが,多くの方の興味を引いた要因と考えられる」とコメントがあり,引き続き市と大学の友好な関係の下での地方創生事業に期待が寄せられました。
シンポジウムの詳細(PDF)
「ニセコビジネススクール」を開催
ビジネス創造センターは,昨年に引き続きニセコ町商工会と共催し,平成27年10月28日(水)~12月2日(水)の期間で「ニセコビジネススクール」を開催しました。
このスクールは,地(知)の拠点整備事業の一環でニセコ町に開催協力しているもので,起業や事業承継に係る新事業の希望者が増加しているニセコ地区において,ビジネススキルの向上を目的に行っているものです。講義は,経営戦略,マーケティング,ファイナンス,ビジネスプランの科目で行われ,最終回は,ビジネスプランの発表会を行いました。
スクールには定員20名を超える参加があり,成功裏に終了することが出来ました。
プログラムは以下のとおりでした。
○第1回 10月28日 (水)
マーケティング 北川 泰治郎(小樽商科大学ビジネス創造センター副センター長・准教授)
○第2回 11月4日 (水)
経営戦略とビジネスモデル 李 濟民(小樽商科大学ビジネス創造センター長・教授)
○第3回 11月11日(水)
ビジネスプランの作成 後藤 英之 (小樽商科大学ビジネス創造センター准教授)
○第4回 11月18日(水)
ファイナンス 手島 直樹( 小樽商科大学大学院ビジネススクール准教授)
○第5回 12月2日(水)
ビジネスプラン発表会/・ビジネスプランブラッシュアップ
李 濟民(小樽商科大学ビジネス創造センター長・教授)
北川 泰治郎(小樽商科大学ビジネス創造センター副センター長・准教授)
後藤英之(小樽商科大学ビジネス創造センター准教授)
北川泰治郎准教授によるグループディスカッションの様子 | 李 濟民教授による講義の様子 |
「北の四大学ビジネスプラン発表会」を開催
ビジネス創造センターは平成27年12月13日(日)に札幌ユビキタス協創広場U-calaにて「北の四大学ビジネスプラン発表会」を開催しました。
本発表会は,道内四大学(本学,公立はこだて未来大学,北見工業大学,帯広畜産大学)のネットワークを活かし,各大学で学ぶ学生達による,新しい発想による北海道の地域貢献プロジェクトに関する取り組みや成果を発信し,新しい地域貢献事業の立ち上げを目指すものです。
最優秀には北見工業大学の「KCLOSS:北見カレッジライフサポートサービス計画-オホーツク圏地域・観光情報基盤へのはじめの第1歩」が選ばれました。
参加者は約100名で,大盛況となりました。
プログラムは以下のとおりでした。
日時:平成27年12月13日(日) 13:30-16:30
会場:札幌ユキビタス協創広場U-cala(内田洋行ショールーム)
(札幌市中央区北1条東4丁目1-1サッポロファクトリー1条館1階)
参加大学:小樽商科大学,公立はこだて未来大学,北見工業大学,帯広畜産大学
総合司会: 北川泰治郎(小樽商科大学ビジネス創造センター副センター長)
13:30~13:40 主催者挨拶 小樽商科大学 学長 和田健夫
13:40~13:50 創業支援の取り組みについて 北海道信用保証協会
13:50~15:10 学生プロジェクト発表( 各20 分)
○『デジタルサイネージの失敗で打線組んだwww-9つの失敗を踏まえたプラン-』
小樽商科大学:堀江知未,針生惟希, 村上浩太, 高橋理沙, 山田修世,
サポート 北川泰治郎, 後藤英之, 木村泰知
○『もえもえデジタルサイネージ-もっとエモーショナルもっとエンターテイメントなキャンパスライフを!-』
公立はこだて未来大学:石垣愛美, 熊木万莉母, 西村陽菜, 大山浩暉, 佐藤遼太
サポート 田柳恵美子, 竹川佳成
○『KCLOSS:北見カレッジライフサポートサービス計画-オホーツク圏地域・観光情報基盤へのはじめの第一歩-』
北見工業大学:黒田英滋, 加藤紗瑛, 岡村慎, 江頭泰陽
サポート 桝井文人
○『とりもどせ大繁盛(ストライク)、いや小人気(スペア)でもいいから!-スポーツコンサルティングビジネスへの挑戦-』
帯広畜産大学:阿部拓馬, 猪部美穂, 逢坂きらら, 吉田総一郎
サポート 村田浩一郎, 河野洋一
15:20~16:20 講演『北海道から<食><農>のスマート化を発信~ITベンチャー、株式会社ファームノートの挑戦~』
講師 株式会社ファームノート 代表取締役 小林晋也 氏
16:20~16:30 ビジネスプランの講評・表彰
◆主催 小樽商科大学ビジネス創造センター・北海道信用保証協会
◆共催 公立はこだて未来大学・北見工業大学・帯広畜産大学
◆後援 サッポロビール株式会社・経済産業省北海道経済産業局・北海道
挨拶する和田学長 | 本学のプレゼン |
緑丘会理事長 島崎 憲明 氏による講演会を開催
本学同窓会である緑丘会の理事長,島崎 憲明 氏による講演会を開催しました。
約150名の参加があり,講演会の質疑応答の時間では,島崎理事長がどのようなことを勉強され,どのように学んでいたのか等の学生時代に関することや,様々なバックグラウンドを持つ人が集まる組織の中で,人々強みを活かしたり,自分が上手くやっていく方法等の社会で必要となる能力に関すること,留学生へのアドバイス等,多くの質問が寄せられ,貴重な講演会となりました。
【日 時】 平成27年12月14日(月)16時10分~17時40分
【会 場】 4号館160CL教室
5号館470教室(テレビ会議システム)
【演 題】 緑丘の後輩へのメッセージ~これからの働き方,職業の選択について
講演をされる島崎理事長 |
太黒マチルド展を開催
本学名物外国人教師の蔵書&パネル展を開催しました。
太 黒(おおぐろ)マチルド先生(1902-75)は,小樽高商時代の1931(昭和6)年10月から大学昇格後の1967(昭和42)年3月まで(大戦後の 1945-52年等の中断期あり)の長きに渡り,フランス語を担当した外国人教師で,美貌と気さくな人柄に加え,ユニークな授業から名物教師と呼ばれ,余市に移り住んだ竹鶴政孝の妻・リタとも交友がありました。
この度,本学附属図書館に贈られた彼女の旧蔵書・資料と共に,その生涯・魅力について改めて紹介しました。
【期 間】 平成27年11月3日(火)~12月22日(火) 附属図書館開館時間中
※12月1日(火)を除く。
【場 所】 小樽商科大学附属図書館2階閲覧室 カウンター奥
【展示資料】 展示蔵書リストはこちら。
【協 力】 小樽商科大学ビジネス創造センター(CBC)地域経済研究部
(小樽商科大学 地(知)の拠点整備事業)
(PDFファイル)
平成27年度第33回リーダーズ・アッセンブリーを挙行
平成27年12月23日(水)に本学171AL教室において,体育会主催の「リーダーズ・アッセンブリー」を開催しました。
同行事は,体育会系の部活やサークルに所属する次期主将や副主将等を対象としたリーダー研修で,日々の活動では得ることのできない新たな知識の習得を目的としています。
当日は,本学OBである尾崎孝則氏を講師に招き,「チームマネジメントについて」ご講演いただきました。尾崎氏は,本学在籍中にアメフト部主将としてチームを引っ張り,現在はアメフトの社会人チームに所属しています。今回は,それらの経験に基づいた組織作りについてお話をしていただきました。また,小樽消防署による救急救命講習も行われました。参加した約40名の学生たちは,より多くの知識を得ようと熱心に耳を傾け,今後の部・サークル活動に活かそうと真剣に取り組んでいました。
救急救命講習の様子 | 講演の様子 |
中国経済に関する講演会の開催
大谷一朗氏による,中国経済に関する講演会を開催しました。
大谷氏は,IMF(国際通貨基金)の中国事務所(北京)・所長を4年間(1999-2003)務められました。IMF退職後も各大学で教鞭をとられ,また,日本の国際協力銀行でコンサルタントをされるなど,幅広く積極的に活動しておられます。特に,中国経済に関しては,詳しい知識と経験を持ったエキスパートです。
本講演会では,中国が,最近まで年率約10%の実質経済成長を遂げ,数年前にはGDPの額では日本を追い越して世界代二位にまで成長 した経済発展の背景には何があったのか,また発展過程における経済改革にIMFがどのようにかかわってきたか,そしてこの経済発展が誘発してきたさまざまな経済的社会的問題が今後の中国の経済発展にどのような影響をあたえるか,という点についてお話いただきました。
【日 時】 11月10日(火) 12時50分~14時20分
【講 師】 大谷 一朗 氏
【演 題】 中国経済:経済改革におけるIMFの役割と中長期経済発展の展望
【場 所】 本学3号館105教室
第16回OBSフォーラムを開催
第16回OBSフォーラムを以下のとおり開催しました。
【日時】 平成27年11月10日(火)18時30分~20時35分
【講師】 北海道大学大学院保健科学研究院 教授 小笠原 克彦 氏 (OBS 2期生)
【題目】 OBSが育ててくれたもの - 産・学・官・地域の連携による健康イノベーションの挑戦 -
【会場】 ACU大研修室1206 (札幌市中央区北4条5丁目アスティ45ビル12階)
【定員】 120名
(PDFファイル)
大学院入試説明会を開催
以下の日程で,大学院入試説明会を開催しました。
1.アントレプレナーシップ専攻(OBS:Otaru Bisiness School)
11月7日(土)18時10分~19時10分
11月27日(金)19時00分~20時45分
小樽商科大学札幌サテライト
2.現代商学専攻(博士前期課程・博士後期課程)
11月17日(火)17時40分~18時40分
小樽商科大学3号館213AL教室
11月19日(木)19時00分~20時00分
小樽商科大学札幌サテライト
アントレプレナーシップ専攻入試説明会を開催
以下の日程で,アントレプレナーシップ専攻入試説明会を開催しました。
アントレプレナーシップ専攻(OBS:Otaru Bisiness School)入試説明会
【日 時】 平成27年12月16日(水)19時00分~20時30分
【場 所】 小樽商科大学札幌サテライト
豊国孝名誉教授が平成27年秋の叙勲を受章
平成27年秋の叙勲が発表され,本学関係者から豊国孝名誉教授が瑞宝中綬章を受章されました。
豊国孝名誉教授の長年に亘る教育・研究等への功績と我国の学術振興の発展に寄与された功績に対し,授与されたものです。
平成27年度「科研費」審査委員を勤めた船津秀樹教授が表彰
独立行政法人日本学術振興会による,学術研究の振興を目的とした「科学研究費助成事業(科研費)」の審査業務において,「有意義な審査結果を付していただいた審査委員」として,平成27年度は約5,500名の第1段審査(書面審査)委員の中から189名が選考され,本学商学部経済学科の船津秀樹教授がその功績に対し表彰状及び記念品を授与されました。
なお,有意義な審査意見は,公正・公平な審査のために次年度の審査の手引きに反映し,審査を行う際に活用されます。
日本学術振興会ウェブサイト「審査委員の検証・表彰」
https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/26_hyosho/index.html
第12回日本e-Learning大賞「アクティブラーニング部門賞」を受賞
スマートデバイスを用いたディスカッションを通じて学びの深化を支援するアプリrespon(開発・販売:株式会社朝日ネット)を用いた本学の初年次キャリア教育全学科目「総合科目II(大学の学びと社会)」における取組み「respon(レスポン)で実現する次世代コミュニケーション・ラーニング」が,第12回日本e-Learning大賞「アクティブラーニング部門賞」を受賞しました。平成27年10月28日に開催された『eラーニングアワード2015フォーラム』における授賞式には,大矢理事(副学長)以下,本取組みに携わった教育開発センターのスタッフが出席しました。
本学が「コミュニケーション・ラーニング」と称するこの取組みは,学生のBYOD端末(スマートフォンなど学生所有のICT機器)にインストールした専用アプリ「respon」を用いることで,受講者数や講義室の規模・形態といった物理的制約を受けない多様な仮想的コミュニティをリアルタイムで形成し,多方向のコミュニケーションおよびその内容の視覚化を通じた新しい協調学習を実現するものです。この度の「アクティブラーニング部門賞」受賞は,先進的なICT環境を駆使した効率的かつ持続的な次世代のアクティブ・ラーニング手法の提案が高く評価されたものです。
※ 詳細は以下のウェブサイトから
受賞一覧 http://www.elearningawards.jp/e-learning.html
応募内容 http://www.elearningawards.jp/work.html?Id=108
詳細解説 http://manaba.jp/doc/ela2015/
平成27年11月主要日誌