年頭のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。私は,昨年四月に学長に就任し,初めての新年を迎えます。気持ちを新たにしてこれからの仕事に取り組む所存です。
わが国は今,長い経済の低迷から脱却すべく,さらには震災復興という重い課題を目指して,まさにもがき苦しんでいます。多くの国民は苦難に耐えながら,それでも希望を失わず日々の暮らしを送っています。私は,日本人の能力を信じています。いつの日か必ずわが国が,かつての力強さを取り戻し,豊かで安心・安全な社会を維持できると信じています。
国立大学は,そのなかで,存在意義が問われています。戦後,各都道府県に設置された新制国立大学は,高度で良質の高等教育を,安い授業料で,意欲のある全ての若者に提供することにより,わが国の発展に貢献してきました。国立大学は,これからも,この責務を果たし,社会の付託に応えなければなりません。
2015年のテーマは,おそらく,「地方創生」であろうと思います。地方の発展こそが日本社会存続の基盤であり,「地方の時代」といわれるようになって久しいにも拘わらず,なかなか実体が伴わない状況が続いてきました。今回は,これを乗り越えられるかどうかが問われています。そして,地域に支えられ地域と共に発展してきた国立大学には大きな期待が寄せられています。
わが小樽商科大学は,北海道経済の発展を支える人材の育成,地域の課題解決に貢献する実践的な研究を目指す大学として再スタートを切り,「No1グローカル宣言」,地(知)の拠点整備事業,実践的な教育方法の開発等の教育研究活動を行うととともに,必要な改革に取り組んでいます。それらは今後,新聞・HP等で随時公表する予定です。ご支援とご理解を賜れば幸いです。
2015年が皆様にとりまして良き年となることを祈念しております。
2015年1月
学 長 和 田 健 夫
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小樽商科大学応援団OBより「緑丘讃歌『北国の港の丘に』」が献呈
小樽商科大学応援団は平成26年に第百代を迎えました。
去る平成26年10月12日,小樽商科大学応援団及び後援会主催の「小樽商科大学応援団第百代記念式典」が開催され,約300人が会場に駆けつけ,100年の記念すべき年を祝福しました。
この式典において,小樽商科大学応援団OBから和田学長へ「緑丘讃歌 北国の港の丘に-小樽商大応援団百代記念歌-」が献呈されました。
この讃歌は第五十代応援団副団長渡邊捷弘氏の作詞作曲により,本学応援団と本学の永遠の発展を願って作られたものです。
素晴らしい歌をいただき,渡邊氏をはじめ応援団OBの皆様に心より御礼申し上げます。
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緑丘讃歌を手にする和田学長 |
緑丘讃歌「北国の港の丘に」―小樽商科大学応援団百代を記念して―
作詞・作曲 渡邊捷弘(昭和42年卒)
一.落葉松芽吹くさみどりの 春や青める 北国の港の丘に
百年の雲は流れて 若人の夢こそ集え
碧濃き珠と磨きて この遥かなる旅を行かなん
二.アカシア白き花散りて 海光る涯て 北国の港の丘に
見晴るかす八重の潮路を 猛く来し北前船の
商魂を心に秘めて 濁り世の怒濤清く越えなん
三.白樺そよぐ夕日影 映ゆる静寂や 北国の港の丘に
郭公の一声鳴けば 若き血は森に響交う
円なる瞳愛しく 熱き心を高く歌わん
四.ポプラの黄葉吹く風笛に 秋ぞ暮れゆく 北国の港の丘に
皓々と寒月は冴え 北斗また厳かなれば
朋友よいざ盃挙げて 永遠に緑の生命酌まなん
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「しりべし未来創造大学」及び「地域懇談会」を開催
本学は,北海道中小企業家同友会しりべし・小樽支部と共催で,地域人材育成セミナーである第1期「しりべし未来創造大学」を開催しました。
「し りべし未来創造大学」は,「地(知)の拠点整備事業」(COC事業)の一環として平成26年度からスタートした取組であり,地域の経営者・経営幹部らを対象に,経営環境の変化に対応できる先見性・リーダーシップ等を養うため,本学教員及び多分野にわたる経営者・企業幹部らを講師として全11回のスケジュールで開催したものです。
平成26年11月1日に開催された最終講においては,これまでの講義で得た知識やグループワークの成果を踏まえ,自社の発展へどう活かすか受講者から発表が行われました。李ビジネス創造センター長からの講評の後,和田学長から受講者に修了証が手渡されました。
また,同セミナー開催後には,同じく同大のCOC事業の一環であり,地域と大学との熟議の場である「地域懇談会」が併せて開催され,地域経済力の方向性の打 ち出しや中小企業との協力体制の構築にかかる大学への期待,後志地域の人口減少や地元の歴史教育の不足などの地域課題について活発な意見交換が行われ,地域の声を汲み上げる貴重な機会となりました。
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受講者へ修了証を渡す和田学長(左) |
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ビジネスEXPO「第28回 北海道 技術・ビジネス交流会」に出展
平成26年11月6日~11月7日にアクセスサッポロ(札幌市白石区)にて開催された,ビジネスEXPO「第28回北海道技術・ビジネス交流会」(主催:北海道技術・ビジネス交流会実行委員会)に出展しました。
これは,北海道最大級のビジネスイベントで,今年は「連携!北海道の未来へ」をテーマに開催されました。出展者数は359社・機関,来場者は20,028名といずれも過去最高の数となりました。
本学は例年「学術・試験研究機関展示ゾーン」への出展でしたが,大学が推し進めている地域連携強化の方針のもと,小樽市・銭函工業協同組合・北海道職業能力開発大学校との連携により,「ものづくり・電気・機械ビジネス展示ゾーン」に出展しました。
展示内容は,(1)今年度附属図書館に登場したデジタルサイネージ(グッドデザイン賞を受賞)およびこれを制作した本学の学生企業株式会社SEA-NAにつ いて,(2)小樽商科大学について,(3)ビジネス創造センター(CBC)が展開する海外進出サポートについて でした。来場者はデジタルサイネージなどに ついて熱心に質問をしていました。
来場者対応には,ビジネス創造センタースタッフと株式会社SEA-NAの学生スタッフがあたりました。
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小樽商科大学のブース |
小樽市出展ゾーン |
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第8回3大学国際シンポジウム及び第3回アジアアントレプレナーシップ会議が開催
平成26年11月20日~11月22日,本学の協定大学である韓国の忠南大学校において,The 8th International Triangle Symposium (ITS 2014) and the 3rd Asia Entrepreneurship Conference (AEC 2014)(第8回3大学国際シンポジウム及び第3回アジアアントレプレナーシップ会議)が開催され,本学からは大矢総務・財務担当副学長,金現代商学専攻長,穴沢国際交流センター長,白田准教授,長村研究員が参加しました。
本学・忠南大学校・中国の東北財経大学の協定3大学は,毎年交代で「3大学国際シンポジウム」を開催しています。その第8回目である今回は忠南大学校において,「第3回アジアアントレプレナーシップ会議」と合同で大規模に行われました。
「Entrepreneurship, Sustainable Growth, and Creative Economy in One Asia Age」をテーマに,大矢副学長が開会式であいさつをした他,金専攻長らがテーマに沿って講演や討議を行いました。
また各参加大学の代表者による円卓会議も行われ,協定大学間のみならず,本学とは協定のないタイやマレーシアの大学とも情報交換を行う貴重な機会となりました。
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大矢副学長による開会式あいさつ |
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円卓会議 |
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集合写真 |
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平成26年度小樽商科大学永年勤続者表彰式を開催
平成26年度の本学永年勤続者表彰式を平成26年12月18日に学長室において開催し,永年(勤続20年)の貢献に対し学長より表彰状の授与並びに記念品の贈呈を行いました。
平成26年度永年勤続被表彰者(敬称略)
石黒 匡人 (企業法学科)
加地 太一 (社会情報学科)
川本 雅史 (企画戦略課)
久保田 顕二 (一般教育系)
齋藤 一朗 (アントレプレナーシップ専攻)
佐々木 光一 (教務課)
柴山 千里 (経済学科)
南 絵里子 (学術情報課) 以上 8名
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集合写真(久保田教授,齋藤教授は当日欠席) |
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小樽商科大学オタゴ大学特別派遣プログラム帰国報告会を開催
本学のユニークな留学プログラムである「オタゴ大学特別派遣プログラム」第一期生として留学していた山田藍翔さん,八巻あかりさん(共に商学科3年)の帰国を受け,本プログラムの帰国報告会を平成26年12月24日,小樽市役所の委員会室にて開催しました。
「オタゴ大学特別派遣プログラム」とは,本学の協定校であるニュージーランドのオタゴ大学ビジネス学部において,マーケティング科目と本学にはない「観光学」の科目を中心に約1年間学ぶプログラムです。留学期間中は,本学が所在する小樽市とオタゴ大学が所在するダニーデン市の姉妹都市親善に貢献することとなっており,本学ではこのプログラムにおいて,グローバルに活躍できる観光人材を育成することを目的としています。参加者には小樽商科大学後援会から渡航費用が,日本学生支援機構の留学奨学金から滞在費が支給されます。
今回の報告会はこのプログラムの一環として,留学成果を大学並びに小樽市に報告,小樽市の観光に対する提案を行うことになっていたもので,当日は小樽市役所において,小樽市長への表敬訪問を行った後,学長,副学長をはじめとする大学関係者の他に小樽ニュージーランド協会,小樽観光協会の方々が出席する中,報告会が実施されました。
山田さん,八巻さんはパワーポイントを用いて,オタゴ大学で学んだこと,留学生活において成長できたこと,姉妹都市協会での活動等が報告され,また,小樽の坂を利用したイベントの開催,大都市に隣接した小樽の立地を活かした観光開発等,小樽の観光活性化に対する提言が行われました。報告会出席者からは,大学の授業やダニーデン市の観光等について様々な質問が寄せられ,活発な質疑応答がなされました。
派遣留学生二人がこのプログラムを通じて大きく成長できたことが感じられる発表会でした。
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報告会の様子 |
オタゴ大学の外観 |
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講演会&パネル展「竹鶴 政孝とリタ ‐ウィスキーにかけた人生‐」を共催
地(知)の拠点整備事業として,以下のとおり,講演会&パネル展「竹鶴 政孝とリタ ‐ウィスキーにかけた人生‐」を共催しました。
【講演会「竹鶴政孝とリタ ‐ウィスキーにかけた人生‐」】
日 時: 平成26年11月8日 17:30~19:30
会 場: 市立小樽図書館1階
参加費: 無料
定 員: 80名
講 師: 第3代マスターブレンダー 佐藤 茂生 氏「ニッカウヰスキーの特徴 ブレンダーとして」
ウィスキーアンバサダー 簑輪 陽一郎 氏「竹鶴政孝の夢 ニッカウヰスキーと北海道」
【パネル展「余市・小樽における竹鶴政孝とリタ」】
日 時: 平成26年11月8日~11月22日 9:30~19:00
会 場: 市立小樽図書館1階
入場料: 無料
主催: 竹鶴政孝・リタ講演会&パネル実行委員会
共催: 市立小樽図書館,小樽商科大学「地(知)の拠点整備事業」
後援: 小樽市,小樽市教育委員会
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第14回OBSフォーラムを開催
以下のとおり,第14回OBSフォーラムを開催しました。
【第14回OBSフォーラム】
日 時: 平成26年11月26日 18:30~20:35
場 所: アスティ45ビル16階 ACU大研修室1606
講演内容: 200年企業~古いけれども新しい「いまどきの醤油屋」に学ぶ成長と持続の秘訣~
講演者: 鎌田 武雄 氏/鎌田醤油株式会社 代表取締役社長
定員150名,入場無料
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「アグリビジネスサミットfeaturing Women in 北海道 ‐女性のチカラで,日本を変えるアグリビジネスを創出する‐」を開催
ビジネス創造センターでは,有限責任監査法人トーマツと共催で,以下のとおり,女性農業者,アグリビジネスの経営者,アグリビジネスに関与する方ためのセミナーを開催しました。
日 時: 平成26年11月29日 13:30~17:00
会 場: 札幌エルプラザ 札幌市環境プラザ 環境研修室
申込期間: 平成26年10月10日~11月25日
参加費: 無料
対 象: 女性農業者,アグリビジネスの経営者,アグリビジネスに関与する方等
主 催: 有限責任監査法人トーマツ
共 催: トーマツ ベンチャーサポート
小樽商科大学ビジネス創造センター
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OBSオープンクラスを実施
以下のとおり,大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻オープンクラスを実施しました。
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パネル展「余市・小樽における竹鶴政孝とリタ」を開催
「地(知)の拠点整備事業」の一環として,平成26年11月8日から11月22日まで市立小樽図書館で開催され好評を博していた展示を,本学附属図書館に場所を移し,以下のとおり,パネル展「余市・小樽における竹鶴政孝とリタ」を開催しました。
日 程: 平成26年11月25日~12月4日
時 間: 平日: 8:45~21:45
土曜: 10:00~19:30
日曜: 10:00~17:00
場所: 本学附属図書館2階
内容: パネル展「余市・小樽における竹鶴政孝とリタ」
主催: 小樽商科大学 地(知)の拠点整備事業
協力: NHK札幌放送局
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大学院入試説明会を開催
以下のとおり,大学院入試説明会を開催しました。
【アントレプレナーシップ専攻(OBS:Otaru Bisiness School)】
11月1日 18:10~19:55
11月26日 19:00~20:45
12月5日 19:00~21:30
場 所: 本学札幌サテライト
【現代商学専攻(博士前期課程・博士後期課程)】
11月11日 17:40~18:30
11月13日 19:00~20:00
場 所: 本学3号館213AL(11月11日),教室本学札幌サテライト(11月13日)
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「良い知だョ!全員集合小樽商大特別講義余市編」を開催
平成26年12月6日に小樽商科大学マジプロのイベント「良い知だョ!全員集合 小樽商大特別講義 余市編」において,高野学術研究員が講演「竹鶴政孝・リタ夫妻と余市・小樽」を開催しました。
【良い知だョ!全員集合 小樽商大特別講義 余市編』 町のつくり方,教えます,教わります。】
日 時: 平成26年12月6日 13:00~16:00
会 場: 余市宇宙記念館内3Dシアター
入場料: 無料
主 催: 小樽商科大学マジプロ「コンテンツツーリズムの推進」チーム
後 援: 連続テレビ小説「マッサン」応援推進協議会
協 力: 小樽商科大学 地(知)の拠点整備事業
ゲスト: 山梨県立大学,チョークアーティストLovei,余市パイピングソサエティ
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マジプロ2014 成果発表会を開催
「商大生が小樽の活性化について本気で考えるプロジェクト(通称マジプロ)」が,本学の地域連携教育の成果を報告するとともに,地域のみなさまのとの交流を深めることを目的として,今年度のプロジェクトの最終成果発表会を開催しました。
【マジプロ2014 成果発表会】
日 時: 平成26年12月13日 13:30~16:30
場 所: 小樽経済センター7階ホール
参加費: 無料(入退場自由)
発表形式: 各プロジェクトの成果発表及びゲストコメンテーター・来場者との意見交換
タイムテーブル:
13:30 開会挨拶およびプロジェクト概要説明
13:45 各プロジェクトの成果報告(前半)
14:45 休憩
15:00 各プロジェクトの成果報告(後半)
16:00 全体討論・意見交換
16:25 閉会挨拶
16:30 閉会
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NHKハートプロジェクト『HAPPY BIRTHDAY 'RITA'!~「リタさん」誕生日スペシャルDay~』に高野学術研究員と商大生が出演
平成26年12月14日は『マッサン』のヒロイン・エリーのモデルとなった竹鶴リタさんの誕生日であり,これを記念して開催された「NHKハートプ ロジェクト 『HAPPY BIRTHDAY ‘RITA’!~「リタさん」誕生日スペシャルDay~』」に高野学術研究員と商大生が出演し,竹鶴リタさんについてのトークショーを行いました。
名 称: NHKハートプロジェクト『HAPPY BIRTHDAY‘RITA’!~「リタさん」誕生日スペシャルDay~』
日 時: 平成26年12月14日 10:00~20:00
会 場: さっぽろ地下街オーロラタウン オーロラスクエア
内 容:
【ミニステージショー】
バグパイプや「マッサン」のテーマソングの演奏,竹鶴リタさんについてのトークショー
時 間: 1回目 13:30~14:30
2回目 15:30~16:30
出 演: トリコロール(「マッサン」テーマソング演奏),余市パイピングソサエティ,商大生ほか
【パネル展示】
「マッサン」や「歳末・海外たすけあい」に関するパネル展示
時 間: 10:00~20:00
申 込: 入場自由・申込不要
主 催: NHK札幌放送局
共 催: 北海道共同募金会,日本赤十字社北海道支部
後 援: 札幌市,札幌市教育委員会
協 力: 国立大学法人小樽商科大学
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平成26年11月主要日誌
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平成26年12月主要日誌
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