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第402号(平成25年4月1日発行)

 

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第402号(平成25年4月1日発行

人事異動
   人事異動
諸報
  ■平成24年度退職記念最終講義を開催
  ■CBCセミナーを開催
  ■ビジネス創造センター(CBC)産学官連携研究成果報告会を開催
  ■第3回 Café de けいざいナビ「北海道の食・農 マーケティング」を開催第2回 Café de けいざいナビ「どーみんNOマネー」を開催CaCacaう゛ぁCda 
  ■平成24年度小樽商科大学学術奨励事業「学生論文賞」授賞式を挙行
   ■平成24年度学位記授与式を挙行
  ■ FDコラム
主要日誌   平成25年1月主要日誌
          平成25年2月主要日誌
           平成25年3月主要日誌

 

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人事異動

 
  

平成25年3月31日付け発令(PDFファイル

平成25年4月 1日付け発令(PDFファイル

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平成24年度退職記念最終講義を開催

 


 

  

 本年3月をもって任期満了により退職される5名の教員の退職記念最終講義が行われました。 

(1)1月30日(水) 企業法学科 結城  洋一郎教授の退職記念講義「私にとっての憲法学」が行われました。結城教授は,昭和54年に本学講師として着任され,30年以上にわたり本学での法学教育にご尽力されました。
 講義は,これまで行ってきた活動や研究・教育に対する考え方など,結城教授のこれまでの人生を振り返る内容となりました。
 会場には,在学生の他,卒業生の姿も多く見られ,昔の講義と変わらない様子を懐かしむ卒業生の方もいました。 講義の後には,訪れた多くの卒業生や在学生と記念撮影が行われ,温かい雰囲気となりました。

 (2)1月31日(木),一般教育等 宝福  則子教授の最終記念講義「私の社会学と生活史」が行われました。 宝福教授は,平成2年に本学短期大学部の助教授として着任され,23年間本学の社会学教育にご尽力されました。平成8年からは文部科学省海外研究開発動向調査及び日本学術振興会特定国派遣研究者としてドイツ連邦共和国カッセル総合大学に1年半勤務されたのち,本学に戻られました。
 講義では,宝福教授の中学生時代にテニスに熱中されていたエピソードやドイツ留学中のお話の他,学生とともに環境問題に取り組んだことなどを紹介されました。
  会場には,かつでの同僚の方などがつめかけ,感動的な雰囲気となりました。

(3) 2月1日(金),アントレプレナーシップ専攻 中村秀雄教授の最終講義「国際的商取引契約と準拠法-準拠法の変更や分割指定を認めてよいか-」が行われました。
 中村教授は約30年商社に勤務され,平成13年に本学商学部の教授として着任されました。平成16年4月大学院アントレプレナーシップ専攻設置と同時に,本専攻の教授となりました。
 講義では,商社で長い間国際取引に携わってこられた中村教授ならではの専門的な内容を個性的なイラストも使い,わかりやすく説明されました。

(4)2月1日(金),一般教育等 兼岩 龍二 教授の最終記念講義「我が数学人生」が行われました。
 兼岩教授は,昭和53年に本学講師として着任され,30年以上にわたり本学での数学教育にご尽力されました。講義では,兼岩教授が小学生の頃に虚数と出会い,数学に興味を持ち,歩んできた数学の道についてお話がありました。講義の最後には,論文を読むために学んだフランス語の歌も披露され,受講者から大きな拍手が送られました。

(5)2月6日(水),言語センター 高井 收教授の最終記念講義「Cultural Awareness」が行われました。
 高井教授は,昭和57年に本学商学部に赴任され,その後アメリカで博士号を取得され,帰国後も本学教授として英語教育にご尽力されました。
 講義は,全て英語で行われ,グループワークを中心に行われました。留学生の受講生も多く,活発な意見交換が行われていました。講義の最後には,司会の吉田教授の案により,高井教授が長年続けている「江差追分」が披露され,その歌声に,受講生は聴き入っていました。 (総務課)

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 (結城洋一郎教授)  (宝福則子教授)
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(中村秀雄教授)  (兼岩 龍二 教授) 
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(高井 收教授) 

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CBCセミナーを開催

 

 

平成25年2月28日(木)、道新ホール(北海道新聞小樽支社内)においてCBCセミナーを開催しました。

 今回は「街の元気づくり!課題をビジネスチャンスに」をテーマに情報工学と観光からの2本の講演が行われました。
 木村泰知准教授は「情報工学からのアプローチ」と題して,情報工学を活用して地域活性化に参画している事例を紹介しました。iPad miniを参加者に配布し,SNSによる意見徴収,歩行訓練ソフト「あしぶみさんぽ」の実演などを行いました。
 近藤真弘氏は「観光を軸とした地域活性化」と題して,星野リゾート・トマムや函館などの事例をまじえながら,地域活性化のための方策について講演をしました。
参加者は約80名でした。

 プログラムは以下のとおりでした。

14:00-14:05  センター長挨拶:李濟民(ビジネス創造センター長) 
14:05-15:15  「情報工学からのアプローチ」:木村泰知(小樽商科大学社会情報学科准教授)
          ・あしぶみさんぽ
          ・デジタルサイネージによる広告
          ・後志収穫祭のイベント運用
          ・議会会議録コーパスの地域変異抽出
15:25-16:35  「観光を軸とした地域活性化」:近藤真弘(地域の魅力研究所理事
                              (前株式会社星野リゾート・トマム代表取締役))

(司会:北川泰治郎(ビジネス創造センター准教授)) 

                                                (ビジネス創造センター) 

 

 

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(李濟民センター長)  (木村泰知准教授)
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 (近藤真弘理事(右)と北川泰治郎准教授(左))  (会場の様子)

 

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ビジネス創造センター(CBC)産学官連携研究成果報告会を開催

 

 
 平成25年3月7日(木),KKRホテル札幌にて「小樽商科大学ビジネス創造センター(CBC)産学官連携研究成果報告会」を開催しました。
今回は,中村秀雄教授による講演と提携コンサルタント3名をパネリストに迎えたパネルディスカッションを行いました。
中村教授は「北海道の国際取引の推進に向けて」というタイトルで,10年にわたって活動した国際取引契約研究会や国際取引についてアドバイスをした道内企業の事例紹介を行いました。
パネルディスカッションでは李センター長、北川准教授からCBCビジネスサポートの紹介が行われ、3名のパネリストそれぞれの視点から北海道の産業振興への提言がされました。
 参加者は55名でした。

プログラムは以下のとおりでした。
14:00-14:10 センター長挨拶:ビジネス創造センター長 李濟民 
14:10-15:20 「北海道の国際取引の推進に向けて-国際取引契約研究会の10年の歩み、その他-」
        :中村秀雄(小樽商科大学大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻教授)
15:30-16:45【パネルディスカッション】
         「CBCビジネスサポートの展開 -北海道のさらなる産業振興を目指して-」
       
         パネリスト(小樽商科大学ビジネス創造センター提携コンサルタント)
         ・葛西さとみ(行政書士、葛西オフィス代表)
          ・後藤英之(中小企業診断士、後藤英之中小企業診断士事務所代表)
         ・吉本平史(中小企業診断士、A.Archive株式会社代表取締役)
          モデレータ
                 ・李濟民(小樽商科大学大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻教授、
                                       ビジネス創造センター長)
          ・北川泰冶郎(小樽商科大学ビジネス創造センター准教授)

                                                (ビジネス創造センター) 

 

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 (中村秀雄教授)  (パネルディスカッションの様子) 

  

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第3回Café de けいざいナビ「北海道の食・農×マーケティング」を開催

 

 

 平成25年3月9日(土),紀伊國屋書店札幌本店1階インナーガーデンにおいて,第3回Café de けいざいナビ「北海道の食・農×マーケティング」が開催されました。このイベントは,身近な話題から北海道経済について市民の方々とともに考えることを目的に,本学地域研究会とテレビ北海道の共催で行われています。

  第3回目となる今回は「北海道の食と農」をテーマに,本学の猪口純路准教授が,マーケティングのお話を,理論的な視点,具体的な事例から語りました。また,LITTLE JUICE BAR・野菜ソムリエの萬年暁子さんをお迎えし,北海道の農作物と販売・流通に関するお話をしていただきました。

  イベントの後半は,テレビ北海道で放送されている経済情報番組「けいざいナビ北海道」でキャスターを務める,本学の保田隆明准教授とテレビ北海道アナウンサーの磯田彩実さんの進行で意見交換を行い,会場を盛り上げました。意見交換では,道内産の農作物の可能性,流通のあり方,マーケティングの手法に関する質問が出され,「北海道の食と農」に対する関心の高さが伺えました。また,会場では道産野菜を使った2種類のスープが提供され,カフェにいるような気分を堪能していただきながら,北海道の農業をより発展させていくにはどういう取り組みができるかを議論しました。(企画・評価室)

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 (猪口純路准教授)  (萬年暁子さん)
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 (会場でスープを提供)  (会場とのやりとり)

 

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平成24年度小樽商科大学学術奨励事業「学生論文賞」授賞式を挙行

 

 
 平成25年3月15日(金),平成24年度小樽商科大学学術奨励事業第7回「学生論文賞」授賞式を学長室にて挙行しました。「学生論文賞」(ビジネス創造センター・教育開発センター共催)の今年の応募論文数は、47編(学部生部門46編,大学院生部門1編)でした。第1次(プレゼンテーション)審査を経て,26編が第2次(論文)審査に進みました。
 審査の結果,学部生部門でヘルメス賞1編,優秀賞6編,奨励賞8編,べスト・プレゼンテーション賞1編,特別賞1編が選ばれました。大学院生部門の入賞はありませんでした。

 詳細・講評については教育開発センターのHPをご覧下さい。

 式には受賞者のう15名が出席し,副学長,ビジネス創造センター長,学生論文賞実施委員長の立ち会いの下,山本学長より賞状と副賞を授与されました。
 なお,副賞(賞金 総額49万円)は北洋銀行様の御厚意により提供されています。(ビジネス創造センター,教育開発センター)

 

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(受賞者と山本学長、李ビジネス創造センター長(写真前列左から4番目))

 

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平成24年度学位記授与式を挙行

 

 
 平成24年度学位記授与式が3月19日(火)に本学体育館で挙行され,学部生524名,大学院生48名の計572名が緑丘を巣立ちました。学長から各学科,専攻の代表者に学位記が授与され,また,成績優秀者を始め,課外活動で優秀な成績を修めた団体や,学生論文賞の入賞者の紹介も行われました。
 山本学長は式辞の中で「世界の多様な価値観の認識と理解,地球環境との共生,地域社会の絆といった,グローバルな視野をもちながらも,人間性を尊重する「優しさ」や「いたわり」が本当の価値を持ち,新たな成長の核となるでしょう。すなわち,経済政策や経営戦略にも品格が問われる時代になっています。品格とは何か。問い続けて下さい。」と述べました。
 学位記授与式終了後,札幌シンフォニエッタ及び本学室内管弦楽団によるミニコンサートとスライドショーが行われました。

                                          (総務課)
  

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(晴天学位記授与式)  (式辞を述べる山本学長)
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 (学位記授与の様子)  (卒業生の様子)
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(グリークラブ,カンタールによる校歌斉唱)  (シンフォニエッタ及び本学室内管弦楽団) 

 

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 FDコラム「授業でのキャッチボール」を支援するアクティブラーニング教室
~本学のアクティブラーニングの「これまで」と「これから」~



教育開発センター 辻 義人

 

平成24年4月,本学にアクティブラーニング教室が開設されました。これは,既存の2教室を改修したもので,100名まで収容できる大教室(213AL教室)と,20名まで収容可能な小教室(272AL教室)です。

今回のコラムでは,(1)そもそもアクティブラーニングとは何か,(2)この一年間でどのように教育利用されてきたのか,(3)アクティブラーニング教室でできること,(4)この教室の今後の予定,これらについて紹介します。
 

【(1)アクティブラーニングとは何か?】

アクティブラーニングとは,学生が自分から積極的に学び,そして,学んだことを実際に活用する能力を育てる教育活動といえます。これは,現時点で「正しい」と言われていることが変化したとき,それに対応する能力を身につけることが目的です。その方法として,学生どうしの調査や議論,相互発表などの活動が重視されているのです。この学生どうしの議論や発表に,教員などが介入することを通して,より相互的な授業が期待されているのです(文部科学省,2012)。

ここで注意が必要なのは,アクティブラーニングは学生どうしの相互作用を促進することが目的であり,ICT機器を活用することが目的ではないことです。アクティブラーニングは,学生どうしの議論や発表を通して相互的な学びを促し,自ら学ぶ態度・姿勢の育成を重視したものです。決して,ICT機器を完備したアクティブラーニング教室を利用したからといって,それがアクティブラーニングであるとは限りません。アクティブラーニング教室を利用しなくても,学生どうしの活動を促進することができます。一方で,専用教室を利用したからといって,それが無条件でアクティブラーニングとはいえないのです。

このように,アクティブラーニングとは,授業の入れ物(教室)によって決まるのではなく,授業の内容(運営)によって決まるものなのです。

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 【(2)どのように利用されてきたのか?】

アクティブラーニング教室は,2012年前期から試験運用が開始され,後期から本格運用が始まりました。2012年前期は試験運用期間と位置づけられ,数名の教員のご協力のもと,数科目で活用されていました。その間にも,次第に本教室に対する注目が高まり,後期には毎週14コマの通常授業,会議や勉強会,ディベート大会など,数多くの利用申請が寄せられるようになりました。以下の図は,2012年12月末の利用状況です。非常に人気の高い教室であることが伺えるかと思います。

 
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では,アクティブラーニング教室では,どのような授業が行われていたのでしょうか。本教室では多様な授業が行われていますが,ほぼ全てに共通する特徴として,(1)提示資料が豊富なこと,(2)学生同士の議論や発表が重視されていること,これらが挙げられます。なかには,学生がiPadで回答を送信し,アシスタントが回答の一覧をプロジェクタに提示し,教員が個別にコメントを行う対話型(クイズ番組型?)の授業も行われています。いずれの授業でも,学生が積極的に課題に取り組む工夫がされています。

 
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本教室を利用した感想について,学生や教職員に調査を行っています。その結果,学生の評価が非常に高いことがわかりました。主な意見として,「最新機器を使って授業に参加できるのが面白い」「話し合いや発表がメインなので集中できる」「とにかく資料が見やすい」などがありました。

また,教職員からも高い評価を受けています。「これまでにない授業ができる」「学生どうしの活動(議論・発表)に最適の環境」「会議や講演など,いろいろな目的で活用できる」などの意見がありました。その一方で,教員から「あまりに高機能すぎて使い方がわからない」「専門スタッフにサポートしてもらいたい」などの意見も見られています。本教室の普及に際しては,依然として課題が残されているといえます。

 

【(3)アクティブラーニング教室でできること】

アクティブラーニング教室には,学生どうし,教員・学生間の対話を支援する多くの機能があります。ここでは,全機能の紹介はできませんが,主な機能や使い方を紹介します。

 
・マルチスクリーンでの授業資料投影

本教室では,複数のプロジェクタに異なる資料を投影することができます。これによって,メインスクリーンで資料を提示しながら,サブスクリーンで他の補助資料を見せることができます。例えば,片方でDVDなどの動画資料を投影しながら,もう一方のスクリーンに鑑賞の観点を示すことができるのです。また,本教室のスクリーンは,ホワイトボードとしても利用できます。これらを組み合わせることで,これまでの「板書+プロジェクタ1面スタイル」とは違った資料投影ができます。

 
・ICT機器を活用した意見の集約

本教室に備わっているICT機器(コラボステーション)を使うことで,学生がiPadに記入した内容を集約・提示することができます。この機能は,クイズ番組の解答者全員の答えを一覧する場面を想像するとわかりやすいかもしれません。これによって,教員は学生の興味深い回答に注目し,さらに議論を深めることができます。また,学生としても,自分の書いた意見が全員の前に表示されることになります。そのため,大変な緊張感を持って課題に取り組むようになるようです。

 
・学生のプレゼンテーション支援

一般的な講義で,学生がプレゼンテーションを行う機会は限られています。特に,模造紙やサインペンで資料を作成するには,かなりの時間を要します。発表することで相互理解が深まることは期待できても,なかなか実現することは難しい課題といえます。ここで,本教室のICT機器(iPadなど)を活用することによって,学生はすぐに見栄えのする発表資料を作成することができます。これまで資料作成に費やしていた時間を大幅に短縮することができ,より発表と議論に集中できる環境となりました。

 

【(4)今後のアクティブラーニング教室の予定】

2012年度には,学務課と教育開発センターが2教室の運営とサポートを行ってきました。それによって,学生どうしの対話・学生と教員との対話を通した,新たな大学の学びのあり方についてノウハウが蓄積されています。

今後は,2013年度から,アクティブラーニング教室はさらに4教室増設されます。また,それに伴い,アクティブラーニング教室の専門スタッフが配属される予定になっています。この教室環境の整備とサポート体制の充実を通して,より多くの授業でアクティブラーニングが実践できる環境が整うことになります。

 
【終わりに】

今回のコラムでは,アクティブラーニングとは何か,どのような活動がされているのか,どのような設備があるのかなど,本学アクティブラーニングに関わる全般的な内容を紹介してきました。

新たな学習環境への挑戦は,教員と学生の両者にとって大変エキサイティングな経験といえるでしょう。教育開発センターでは,多くの教職員との協働を通して,本教室の活用がさらに普及するように,また,活用ノウハウが学内で広く共有されるように支援していきたいと考えています。

 

(参考資料)

文部科学省(2012)新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け,主体的に考える力を育成する大学へ~,中央教育審議会答申(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1325047.htm)

 

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平成25年1月主要日誌

 

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