第399号(平成24年9月発行)
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人事異動 |
■人事異動 |
諸報 |
■第9回OBSフォーラムを開催 |
■市民講座「ゆめぽーとライブ」第12弾を開催 |
■小樽商科大学・北海道大学応援団対面式を挙行 |
■ 第7回トリボン読書会を実施 |
■平成24年度オープンキャンパスを開催 |
■高校生のための夏期連続講義を実施 |
■第44回 緑丘戦没者慰霊祭を挙行 |
■シニアアカデミー2012を実施 |
主要日誌 平成24年7月主要日誌 |
平成24年8月主要日誌 |
人事異動
◆平成24年8月1日付け発令
【採用】 ビジネス創造センター准教授 北川 泰治郎
◆平成24年9月1日付け発令
【採用】 学務課学生支援係 高原 剛史
第9回 OBSフォーラムを開催
平成24年7月11日(水),札幌駅前・アスティ45ビルにあるACU大研修室において,第9回OBSフォーラムを開催いたしました。OBSフォーラムは,産・官・民の著名人を招いて,成功に至った経営のノウハウ等を伝授してもらい,参加者の知見を深めることと,これら経営者らに続くビジネスリーダーやビジネスイノベーターを育成するアントレプレナーシップ専攻を広く知ってもらうため,平成20年度から開催しています。当日は,各方面より,100名を越える方々が参加しました。
今回の講師には,株式会社セイコーマート代表取締役社長の丸谷智保氏を迎え,「セイコーマートの経営戦略~流通の新たなビジネスモデル~」と題した講演をしていただきました。
セイコーマートは,売上高,店舗数ともに,地域ナンバー・ワンのコンビニエンス・ストアであるとともに,昨年に引き続き,今年度の労働生産性本部による顧客満足度調査で業界1位を獲得しています。
講演では,そのような実績にも現れている,安くて高品質な商品生産と供給・販売が実現されている理由等について,流通ネットワークや製造工場,食品加工の技術やノウハウ,道産品食材へのこだわりや海外から直輸入するメリットなどの観点から,豊富な事例とともに紹介していただきました。講演後に行われた質疑応答でも参加者より多くの質問があり,盛況のうちに終えることができました。
(入試課)
(株式会社セイコーマート代表取締役社長 丸谷智保氏) |
(会場の様子) |
市民講座「ゆめぽーとライブ」第12弾を開催
附属図書館では,平成24年7月13日(金)午後6時より駅前プラザ「ゆめぽーと」において,市民講座「ゆめぽーとライブ」第12回目を開催しました。
今回は片桐誠士名誉教授を講師に迎え,「商業・流通の組織(しくみ) -売買の社会化とその否定-」というテーマで講演いただき,8名の参加がありました。
講座では配付資料や著書からの引用を読みながら,資本主義社会における商品流通のしくみ,問題点などをわかりやすく説明していただきました。資本主義の商業生産においては販売の偶然性によって生産力と消費力のアンバランスが生じること,流通過程をスムーズにするために仲立ちとしての商人が果たす役割の大きさなど,専門的な事項をとても面白く話してくださいました。終了後には多くの質問や発言が飛び交い,たいへん盛り上がりました。
会場では,「現代マーケティングの構図」をはじめ,本学附属図書館で所蔵する片桐名誉教授の著書を閲覧いただきました。
参加アンケートでは「大変わかりやすくて,又,御教示お願いしたいと思います」などの感想が寄せられました。
(学術情報課)
(講演をする片桐誠士名誉教授) |
小樽商科大学・北海道大学応援団対面式を挙行
平成24年7月14日(土),円山公園にて小樽商科大学・北海道大学の応援団対面式が行われました。
本学の応援団は10時30分に大学を出発し,校歌や寮歌を歌いながら地獄坂を下り,小樽駅に到着しました。小樽駅からはバスで札幌の大通西11丁目に移動し,団員に加えて,市民・OBの方と共に円山公園まで行進しました。
早速,演舞披露が行われ,太田商大応援団長が挑戦状を読み上げ,北大応援団長が応戦状を読み上げると
観客の方からは多くの歓声があがっていました。最後には団旗エールによって両校の健闘を讃え合いました。
(総務課)
(大学を出発する商大応援団) | (北大応援団による演舞) |
(商大応援団による演舞) | (挑戦状を読み上げる太田商大応援団長) |
第7回 トリボン読書会を実施
附属図書館では,平成24年7月24日(火)午後5時30分よりアメニティコーナーにおいて,第7回目の「トリボン読書会」を開催しました。
今回は,和田健夫附属図書館長に永井荷風著『摘録断腸亭日乗』を紹介いただき,学内外より8名の参加がありました。
「日乗」とは日記のことで,内容や推薦ポイントをはじめ永井荷風の生い立ちと人生など,スライドを交え詳しくわかりやすく解説していただきました。また,ほかのお薦め書も取り上げつつ日記文化の愉しみについて,興味を引かれるお話がありました。『断腸亭日乗』の魅力は「徹底した個人主義,自由主義者の生活記録」「これ自体が文学作品」「歴史的資料,記録としての価値」と,締めくくられました。
その後,参加者とともに永井荷風のユニークな人柄,日記のおもしろさなど,和やかに語り合われました。
(学術情報課)
(読書会の様子) |
平成24年度オープンキャンパスを開催
平成24年8月6日(月),平成24年度オープンキャンパスが開催されました。小雨の降るこの時期としては,肌寒い天気の中で開催された今年は,約1,320名の参加がありました。
当日は,時間帯ごとに「大学説明」を6会場に分けて実施しました。各会場では,山本学長の挨拶からはじまり,和田,大矢,奥田の3名の副学長がそれぞれの会場に分かれ実施した「大学概要説明」,各学科等の教員による「模擬講義」,「学食体験」,本学教員による「入試相談」など様々なイベントが行われました。
また,「生協学生委員会」が中心となり,「緑丘祭実行委員会」「硬式テニス部」「卓球部」など本学学生の協力のもと,「キャンパスツアー」をはじめ,「商大生との相談会」,「サークル体験」なども催され,各イベントでは,参加した高校生らが,本学学生に対し,入試や大学生活における様々な質問に対応する場面も数多く見られました。
さらに今年度は,「学食体験」の時間帯に「ジャズ研」による演奏会,模擬講義終了時に「緑丘祭実行委員会」による「流しそうめん」,終了時には伝統の應援團による演舞も披露され,参加した高校生らは,本学キャンパスでの夏を大いに満喫しているようでした。
(入試課)
最初のイベントである「大学紹介」の模様です。学長の挨拶,副学長による大学概要説明等が計6会場で行われました。 | 毎年盛況な「学食体験」ですが,今年度も約9割の方が利用しました。また,混雑緩和のため,大学会館前にもパラソル等の席を設けました。 |
「模擬講義」は,学科等に分かれ6つの講義が行われました。高校とは違う大学の講義に,高校生は真剣に耳を傾けていました。 | 「緑丘祭実行委員会」による「流しそうめん」にも,多くの高校生が参加していました。 |
高校生のための夏期連続講義を実施
平成24年8月6日(月)から7日(火)の2日間,「高校生のための夏期連続講義」が小樽商科大学213AL講義室及び小樽運河プラザにおいて開催されました。
この夏期連続講義は,高校生に生きた学問を学んでもらうために,日常の中で接する身近な商品のひとつをテーマに取り上げ,経営学・マーケティング等の講義を受けた後,5~6人の高校生と本学学生とで1グループを形成し,そのグループでグループワーク・フィールドワークを行い,最終的にはグループ毎にアイディアを提案するというものです。
今年度は「小樽への修学旅行企画を開発しよう!」をテーマに開催され,札幌圏や遠くは岩手県盛岡市の高校などから64名の高校生が参加しました。
1日目は,商品開発等に関する講義,グループワークを行い,修学旅行企画のコンセプトやターゲットの設定,翌日実施するフィールドワークのための話し合いが行われました。
2日目は,フィールドワークにおいて,修学旅行コース等の確認・調査の実施,最終的な修学旅行企画のプレゼンテーション準備・発表が行われました。発表では,小樽市内の観光業等に関連する方をお招きして審査員になっていただき,修学旅行企画に対する感想などをいただきました。また,2日間の講義に参加した高校生に対して,修了証書が授与されました。
(学務課)
(本学アントレプレナーシップ専攻 猪口純路准教授) |
(グループワークの様子) |
第44回 緑丘戦没者慰霊祭を挙行
平成24年8月15日(水),構内の戦没者慰霊塔にて,緑丘戦没者慰霊祭を挙行いたしました。昭和44年に建立されたこの記念塔には当初,321人の氏名が墓石に刻まれていましたが,その後戦死が明らかになった学生の氏名が追加して刻まれ,現在は347人の学生・教員の御霊が眠っています。
本慰霊祭は,昭和44年の記念塔建立以降,毎年途絶えることなく行われており,今年で44回目を迎え,ご遺族,同窓生,大学関係者が約90名参列しました。
正午のサイレンを合図に黙祷をした後 山本学長は「不戦と平和への願いを次世代に引き継いでいかなければならない。」「一人一人の命の尊さを伝えることが教育の使命・原点である。」と述べました。
田尾緑丘会札幌支部長からは,「再び辛い歴史を繰り返してはならない。今日の平和が諸先輩の犠牲の上に成り立っている。」とのお言葉がありました。
慰霊祭の最後には,本学の合唱団グリークラブとカンタールによって,校歌が披露されました。今年はグリークラブのOB数名も合唱に加わりました。
若くして亡くなった学生,教員の霊を慰め,平和への誓いを新たにする1日となりました。
(総務課)
(献花をする参列者) | (グリークラブ・カンタールによる校歌斉唱) |
シニアアカデミー2012を開催
平成24年8月27日(月)から31日(金)の5日間,学習意欲の旺盛な団塊・シニア世代を対象とした体験型生涯学習プログラム「シニアアカデミー2012『小樽商大「商学の学び」と小樽探求~歴史,文化,観光~』」を開催しました。
このプログラムは,小樽市との包括連携協定に基づく連携事業として,市の全面的な協力により開催しているもので,今回で3回目の開催となり,全国各地から21名が参加しました。
講義には,小樽の歴史,文化,観光に関するものに加えて,小樽商大出身の作家である小林多喜二を取り上げるとともに,講義に関連する内容のフィールドワークを行いました。
プログラム期間中は天候にも恵まれ,フィールドワークでは,小樽市職員のガイドにより小樽市内の歴史的建造物や穴場的な観光スポットなどを見学しました。
また,今年度は初めて,本学の学生サークル3組が行っている街おこしの取組を発表しました。受講生からは学生の生の声が聞けてよかったと大変好評で,たくさんの質問や励ましの言葉がありました。
最後にとったアンケートには,「改めて故郷である小樽の歴史を学ぶためにシニアアカデミーに参加した。現状を聴講し,地道な活性化に取り組む世代の活動を知り元気づけられた。」「宿泊先から大学まで毎日地獄坂を歩いて通学したこともとても良い想い出になりました。」等の感想が聞かれました。
(総務課)
(企業法学科 小林准教授による講義の様子) | (祝津にある鰊御殿を見学) |
(市立総合博物館で機関車や車庫を見学) | (歴史的建造物である旧日本郵船株式会社小樽支店の前で) |
平成24年7月主要日誌
平成24年8月主要日誌