第393号(平成24年1月発行)
|
人事異動 人事異動 |
諸報 |
■年頭のご挨拶 |
■「平成23年度FDワークショップ」を開催 |
■「平成23年度 FD講演会」を開催 |
主要日誌 平成23年12月主要日誌 |
行事予定 平成24年 1月行事予定表 |
年頭のご挨拶
新年おめでとうございます。
2012年,本学にとっては百一年目となる年を迎えました。
昨年中は,本学創立百周年記念の様々な事業,また諸行事に絶大なる御支援,御協力を賜り,誠にありがとうございます。
特に輝光寮の再興は,感慨深いものがあります。学寮と寮生の存在は、本学のこれからの発展に大きな意義をもつものと信じております。
昨年は決して明るい幕開けとはなりませんでした。
1月には,本学創立百周年を誰よりも心待ちにしていた秋山義昭前学長が急逝されました。そして,3月11日に発生した東日本大震災と、それにともなう福島原子力発電所事故は、国難ともいうべき事態をもたらしました。
私自身,当初,このような時期に百周年を祝うことにためらいを感じました。
しかし,このような時期だからこそ,予定された事業,行事を粛々と行うことが安心と希望を与えてくれることになると考えました。
いま振り返ると,創立百周年を皆様と共に祝うことができ,本当に良かったと思います。
2012年は,辰年です。
本学も,百年の伝統という玉を抱えた龍となり,本学にとっての新たな世紀へと飛躍すべく努力をする所存です。
今後とも,変わらぬご支援とご協力を頂けるよう,よろしくお願い致します。2012年が,皆様にとって良い年でありますように。
「平成23年度 FDワークショップ」を開催
平成23年12月7日(水),教育開発センター・学部教育開発部門は,本学教職員を対象とした『平成23年度FDワークショップ』を開催しました。
今回のテーマは,「国立大学法人12大学経済学部系『教員懇談会』の話題についての報告」と題して,10月27日~28日に本学を当番校として開催された12大学の「教員懇談会」で話し合われた教務上の課題等について,当該懇談会参加者から報告をおこないました。
報告された内容は,(1)シラバスについて (2)GPAについて (3)履修登録上限制について(4)学部・院での語学教育について (5)学部・院でのキャリア教育・就職支援について (6)不正レポートについて (7)博士後期課程入学者の確保について (8)「高大連携事業」の取組について の8つのテーマでした。
報告者からは,各テーマについて,本学の現状が説明され,他大学で印象に残った取り組みの紹介ののち,参加者との質疑応答で議論を深めました。
今回のワークショップの主な目的は,本学の抱える課題について,他大学の取り組みと比較することによって,何を考えなければならないかをクリアーにすることでありました。
終了予定時間をオーバーするほどの盛りだくさんの内容で,参加者の間で活発な意見交換が行われ,本学の教務上の課題についての共通認識を持つことができたようです。 (学務課)
(ワークショップの様子) |
「平成23年度 FD講演会」を開催
平成23年12月21日(水),平成23年度小樽商科大学教職員FD活動の一環として,教育開発センター・学部教育開発部門は,本学のFD活動に理解を深めていただくとともにその推進を図るため,東北大学高等教育開発推進センター教授の羽田貴史氏を講師としてお招きし,「教育開発とFDの課題, 何が教員の能力開発に役立つか?」と題して「FD講演会」を開催しました。
講演では,羽田先生ご自身のFD活動の実践について紹介され,日本で展開しているFD活動は,教員個人の授業開発としてのみとらえられているが,組織を含めての能力開発としてとらえることが大切であると述べるとともに,アメリカとの比較において,アメリカは教員の資質そのものを向上させようとしているのに対し,日本は教員の授業内容の改善のみになっているという問題点を指摘しました。
また,教育改善に努めても,それに対するレスポンスの検証のしくみを作らないと組織としての開発にならないとも述べられました。
羽田氏は,大学教員の教育能力の獲得時期や獲得要因,大学教員としての個別能力(研究業績,講義,研究指導等)の獲得状況等のアンケートデータを示しながら,教員の能力開発には,「教員としての初期の段階でどのような教育能力を獲得させるか」,「コアとなる高い研究業績をあげる能力を育てること」,「日常活動の経験から学ばせること」などを組織として考えていくことが大切であると述べられました。
講演は,約1時間半の講演の後,「教員の能力開発」というテーマについて興味・関心を持った教職員により,活発な意見交換が行われました。 (学務課)
(講演会の様子) |
平成23年12月主要日誌