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トーマス・カンパネラ 「スペイン王国論」 Thomas Campanella, Von der spanischen Monarchy, 1620 | ||||
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トーマス・カンパネラについて トーマス・カンパネラ(Thomas Campanella, 1568-1639)は、南イタリア、カラブリア出身の哲学者である。ただし、母国語イタリア名はトマソ・カンパネラ(Tommaso Campanella)である。本書のイタリア語版は、1602年に出版されている。カンパネラは、ドミニコ会の托鉢修道士となり、テレジオ(B.Telesio)の新しい感覚論・経験論に同感し、哲学の革新を図った。当時スペインの支配下にあり、貧困と収奪に悩むカラブリアを理想的共和国に変革しようと、ナポリ独立運動(1598-99年)に加わったが、捕われて、27年間を獄中で送る。その間、本書および主著「太陽の都」(1623年、初稿1602年)等を書いた。これは、プラトン流のユートピア国家論で、後世のユートピア共産主義に影響を与えた。 小樽商大蔵書検索 |
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