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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2025/04/16 現在

科目名/Subject 人文・社会科学特講b/Special Studies in Human/Social Science b
担当教員(所属)/Instructor 藤本 健太朗 (商学部)
授業科目区分/Category 現代商学専攻博士前期課程 コース共通科目
開講学期/Semester 2025年度/Academic Year  後期/Fall Semester
開講曜限/Class period 水/Wed 3
対象所属/Eligible Faculty 商学研究科現代商学専攻博士前期課程/Graduate School of CommerceGraduate School of Commerce Major in Modern Commerce
配当年次/Years 1年 , 2年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2025/02/28
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
「歴史・歴史研究と社会」

授業の目的:
歴史について考えることや研究することが、社会にどのように接続するのか考え、実際に受講生が自分で接続させることを目的としています。「歴史」に関するトピックやメディアは社会に溢れています。それらはどのように形成されているのか、またどのような問題を内包するのか、について整理することで、「歴史」を取り巻く現状を理解します。その上で、自分が関心のあるトピックについて、現在提示されている「歴史」を自分で調べて整理し、自分なりに社会と接続させるような論点(これが「歴史観」と呼ばれます)を形成することが最終目的です。

授業の方法:
 基本的にゼミナール形式で行います。まずは歴史研究と社会の接続について、講師が行なっている実際の研究や他の研究を例に取りながら解説します。次に、歴史に関する幾つかのトピックについて、社会との接続を議論していきます。これらと並行して、各自が自分の関心のあるトピックについて、複数の書籍や論文にあたって調査を進めます。最終的に、調査した内容を各自が発表し、期末レポートにまとめます。
達成目標
/Course Goals
・歴史と社会のつながりについて自分なりの理解を持つ
・複数の文献を批判的に検討する技術を身につける
・レジュメやパワーポイント、レポートで、情報を適切に整理して伝える技術を習得する
・歴史学への造詣を深める
・現代社会を多面的に捉える
授業内容
/Course contents
参加者の興味関心や進捗によって変更することがあり得る。

1〜5回 
・自己紹介と今後の方針について
・調べるテーマの設定と発表順の決定
・歴史は「役にたつ」のか?
・「史実」とは何か?
・歴史を研究するとは何か?
・「歴史的に考える」とは何か?
・調査の仕方、論点の作り方

6回〜 調査結果のプレゼンテーション
・各回につき1〜2名ずつ、自分の調査について発表する
・発表後、内容に関する質疑応答
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
各回で必要に応じて指示するが、基本的には発表の準備とレポートの作成を丁寧に行うことが主な活動である。
使用教材
/Teaching materials
使用教材は指定しない。
必要に応じて参考書を随時紹介するが、特に以下の書籍については折に触れ内容を紹介し、直接関連する箇所については随時引用やコピーを配布する予定である。自分の発表やレポート作成に際し、参考書として入手して手元に置くと学習の役に立つと考えられる。
南塚信吾、小谷汪之 編著『歴史的に考えるとはどういうことか』ミネルヴァ書房、2019年
日本大学文理学部史学科編『歴史学の扉 歴史を学ぶということ』山川出版社、2024年
阿部幸大『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』光文社、2024年
本多勝一『[新版]日本語の作文技法』朝日新聞出版、2015年
成績評価の方法
/Grading
授業や課題への積極的な参加:20点
プレゼンテーション:40点
期末レポート:40点
それぞれの具体的な評価基準については第1回の授業で提示する。
正当な事由以外で授業を5回以上欠席した場合、また個人のプレゼンテーションを行わなかった場合は、期末レポートの提出を受理しない。何を「正当な事由」とするかについては第1回の授業で提示する。
成績評価の基準
/Grading Criteria
秀:上記の合計点数が 100 点~90 点
優:89 点~80 点
良:79 点~70 点
可:69 点~60 点
不可:59 点以下
履修上の注意事項
/Remarks
・広く歴史について関心がある学生の受講を求める。関心さえあれば、その強弱や領域は問わない。
・演習において行き詰まりを感じたら、早期に積極的に教員に相談すること。相談さえすればなんとかなりますが、相談をしなければなんともなりません。
・高校程度の世界史や日本史の知識を有することが望ましい。
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
授業実施方法
/Method of class
○大学院授業/Graduate school class
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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