科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Subject | 社会情報論(夜間主コース) |
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担当教員(所属)/Instructor | 李 昕翮 (商学部) |
授業科目区分/Category | 夜間主コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/Fall Semester |
開講曜限/Class period | 木/Thu 6 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School |
配当年次/Years | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2025/02/28 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
情報通信技術の発達は、私たちの行動様式に影響を与え、経済や社会、政治をも大きく変えています。この講義では、コミュニケーションが私たちの行動に与えている影響とそれが社会変動とどう結びついているかを解説するとともに、高度情報社会における社会的な課題やそれらの技術を活用する上での論点などについて議論します。また、情報通信の歴史やメディアの有している影響力についての学説なども説明します。 なお、本授業では情報通信技術がなかなか社会実装できない理由などにも言及することによって、「情報通信技術を社会実装すれば社会は良くなる」という単純な発想にとどまらず、「デジタルを活用する一方でアナログの方がよい点もある」と考えることができるようになることも授業の目的の1つです。 |
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達成目標 /Course Goals |
以下の3つを目標とします。 ・情報が私たちの行動様式に与える影響を理解し、それらが社会を変えていく原動力になることを理解できるようになる。 ・近年の情報通信技術の発達とそれが社会にもたらした変化について理解し、情報通信技術を活用する社会的意義について理解できるようになる。 ・情報通信技術を活用することが社会問題の解決につながる可能性を理解できるようになるとともに、情報通信技術を社会実装する上での課題についても理解できるようになる。 |
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授業内容 /Course contents |
第01回目 イントロダクション 第02回目 技術決定論と社会決定論 第03回目 コミュニケーション技術の発達と社会(1)人類はいかに情報を伝えてきたか 第04回目 コミュニケーション技術の発達と社会(2)人類はいかに情報を伝えてきたか 第05回目 マスメディアの影響力(1)強力効果仮説の時代 第06回目 マスメディアの影響力(2)限定効果仮説の時代 第07回目 マスメディアの影響力(3)議題設定仮説・プライミング仮説・フレーミング仮説 第08回目 インターネットの普及がもたらす社会関係 第09回目 ネット社会と情報行動の変容 第10回目 ビッグデータの活用と近年の課題 第11回目 日本におけるオープンデータ活用の動向 第12回目 「デジタル敗戦」の背景にあるもの 第13回目 災害と革新 災害によって進むデジタル化? 第14回目 信用スコアとどうつきあうか 第15回目 生成系AIとどうつきあうか |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
事前学習として、講義で利用する参考書に目を通すことが履修者の皆さんに求めます。また、情報系の技術革新は日進月歩であり、その論考は日々様々なものが出ますので、講義に関連する内容のウェブ記事などを閲覧しておくようお願いします。 事後学習としては、講義資料や参考書を復習するとともに講義ノートに追加する情報を、ネットなどを積極的に利用し積極的に調べてください。また、講義に関連する論文等なども紹介していきますので、目を通すようにしてください。 |
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使用教材 /Teaching materials |
・『経済と組織の社会学理論』 富永健一, 東京大学出版会 (1997年10月) ISBN:9784130501408 資料種別: 参考書 ・『マスメディアとは何か』 稲増一憲, 中央公論新社 (2022年7月) ISBN: 9784121027061 資料種別: 参考書 ・『寛容な社会を支える情報通信技術』 小林哲郎, 多賀出版 (2010年3月) ISBN:9784811575513 資料種別: 参考書 ・『よくわかる社会情報学』 西垣通・伊藤守, ミネルヴァ書房 (2015年5月) ISBN:9784623073597 資料種別: 参考書 |
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成績評価の方法 /Grading |
毎回の授業のコメント45点(5点×15回) レポート(55点)で採点します。 | ||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
社会情報学科標準成績評価基準に従います。 | ||
履修上の注意事項 /Remarks |
(1)個人情報保護など法令などが急に変わる場合があります。そのため、授業の後半部分では授業内容の一部が変更となる可能性があります。 (2)新聞やネットなどのニュースを確認する習慣をつけるようにしてください。 |
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実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当しない/No | ||
授業実施方法 /Method of class |
①面接授業/Face-To-Face class | ||
遠隔授業 /Online class |
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