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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2025/03/14 現在

科目名/Subject 民法II(昼間コース)
担当教員(所属)/Instructor 竹村 壮太郎 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2025年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 月/Mon 3 , 他
対象所属/Eligible Faculty 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School
配当年次/Years 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2025/02/27
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
普段はあまり意識しないことですが、我々の日常生活のなかでは、日々、“債権”、“債務”が発生し、消滅をしています。例えば、生協で教科書を買う、というのも、売買契約をすることで発生した債権、債務を通じて実現されていることです。社会の中で活動するためには、この債権、債務の仕組みを理解しておくことが必要といえるでしょう。その債権、債務の基本的なルールは、民法という法律に規定されているところです。
そこで本講義では、民法の中でも債権法と呼ばれる分野を取り上げ(不法行為法は民法基礎Ⅱで取り上げますので、ここでは除きます)、債権、債務とは何か、債権を有していると何ができるか、という総論から、具体的にどういった場合に債権、債務が発生することになるか、という各論を学んでいきます。債権法の基本的な知識の習得が、目標となります。
なお、本年度は夏季集中講義での実施となります。
達成目標
/Course Goals
債権法(不法行為法を除く)に関する法制度、基礎的知識の習得
授業内容
/Course contents
本講義は、概ね、以下の内容で進めていきます
1.債権とは何か(民法Ⅱの導入)
2.債権の種類
3.弁済のルール
4. 債権者の受領遅滞
5. 債務不履行になるとどうなるか
6. 債務不履行への対抗策
7. 債権者代位権
8.詐害行為取消権
9.保証するとどうなるか
10.当事者間の債権の相殺
11. 債権の譲渡
12.契約をするとどうなるか
12.財産を移転する契約
13.貸す・借りる契約
14.人に役務を提供する契約
15.その他の典型契約
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
知識の定着には復習が重要になります。講義後、お配りした資料を読み返すようにしてください。
使用教材
/Teaching materials
(1)教科書
特に指定はしません。本年度の講義では、お配りするレジュメをもとに講義を進めていきます。より深く債権法を学びたい方は、下記の教科書にあたってみるとよいでしょう。
・石田剛=荻野奈緒=齋藤由起『債権各論〔第2版〕』(日本評論社、2023)
・松井和彦=岡本裕樹=都築満男『契約法〔第2版〕』(日本評論社、2024)
(2)参考書
・窪田充見=森田宏樹(編)『民法判例百選Ⅱ 債権〔第9版〕』(有斐閣、2023)
成績評価の方法
/Grading
毎日実施する確認テスト(月〜金の最後の講義の時間に実施。20%×5)の総計により評価します。
成績評価の基準
/Grading Criteria
初回の授業でも改めてお示しいたしますが、成績評価基準は以下の通りです。  
秀(100〜90):債権法(不法行為法を除く)についての基本的知識を十分に有しており、法的問題を論理的に解決する能力に優れている。  
優(89〜80):債権法(不法行為法を除く)についての基本的知識を有しており、法的問題を論理的に解決する能力に優れている。  
良(79〜70):債権法(不法行為法を除く)についての基本的知識を有しており、法的問題を論理的に解決する能力を有している。
可(69〜60):債権法(不法行為法を除く)についての基本的知識を有しているか、法的問題を論理的に解決する能力を有している。  
不可(59〜0):債権法(不法行為法を除く)についての基本的知識を欠いており、法的問題を論理的に解決する能力が不十分である。
履修上の注意事項
/Remarks
(1)本年度は夏季集中講義での実施となります。時間的制約から債権法の全てを詳細に取り上げることはできませんので、中でも重要な論点を中心に学んでいくこととします。債権法全体に関心のある方は、教科書欄記載の教科書を是非手に取ってみてください。
(2)ポケットサイズの六法は、必ず、毎回、持参するようにしましょう。
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
授業実施方法
/Method of class
①面接授業/Face-To-Face class
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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