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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2025/03/14 現在

科目名/Subject 経営史
担当教員(所属)/Instructor 戴 秋娟 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2025年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 金/Fri 4 , 金/Fri 5
対象所属/Eligible Faculty 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School,商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School
配当年次/Years 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 4
研究室番号/Office 戴 秋娟(1号館411室)
オフィスアワー/Office hours 戴 秋娟(随時(事前にメールで連絡をして予約すること))
更新日/Date of renewal 2025/02/27
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
本講義では、企業経営の歴史について、大きく2つの方法に分けて説明する。前半では、近代日本の基礎となった江戸時代から現代までの日本企業の歴史的展開に焦点を当て、日本企業経営の特徴と本質を歴史的観点から学ぶ。後半では、グローバルな視点から、アジア諸国の企業経営を歴史的経緯の中で解説する。いくつかの企業を事例として、それぞれ、どのようにして事業を興したのか、またその後、いかにして経営を進めていったのかについて、個別に検討を行っていく。それによって、諸君の歴史の視野と国際感覚を培うことを目標とする。
  基本的には講義方式で行うが、講義中で具体的な課題について小レポート、ディスカッションなどを適宜行う。
達成目標
/Course Goals
1)企業の誕生、発展、衰退あるいは再生の歴史を当時の政治、経済、社会などと関連づけて学び、理解した内容を客観的・論理的に説明することができる。
2)日本の企業経営がどのように歴史的に形成されてきたのかを学ぶことによって、現代の日本の企業経営の特徴と課題を理解する力を得る。
3) グローバルな視点から企業経営の特徴や課題を検討できる。
授業内容
/Course contents
各回の講義内容は次のとおりである。ただし、履修者の知識、習得度合に応じて講義の順番や講義内容を変更する場合がある。
第1回 イントロダクション 革新の歴史
第2回 江戸時代の経済と経営Ⅰ
第3回 江戸時代の経済と経営Ⅱ 
第4回 明治政府の産業政策 
第5回 明治期の企業経営と企業家Ⅰ 渋沢栄一の事例
第6回 明治期の企業経営と企業家Ⅱ 岩崎弥太郎の事例
第7回 近代産業経営の成立 
第8回 財閥の生成 三菱財閥の事例
第9回 財閥の多角化と組織  
第10回  重化学工業化と新興財閥 日産の事例
第11回 都市型ビジネスの確立 阪急電鉄の事例
第12回 戦時経済と軍需産業 中島飛行機の事例
第13回 財閥解体と戦後型企業集団 三井財閥の事例
第14回 大衆消費社会の到来と耐久消費財メーカーの発展  松下電器の事例
第15回 日本的生産システムの形成 トヨタ自動車の事例
第16回 日本的人事管理とサラリーマンの誕生 
第17回 サービス業の発展 ヤマト運輸の事例
第18回 日本の起業家革新 稲盛和夫の事例
第19回 小樽の経済産業史
第20回 前半のまとめと復習
第21回 世界の経営史、多国籍企業の生成
第22回 アジアの経営史
第23回 韓国の財閥
第24回 台湾のCVS業界の発展
第25回 中国の計画経済体制
第26回 中国の国営企業
第27回 中国の民営企業
第28回 中国企業のイノベーションⅠ アリババの事例
第29回 中国企業のイノベーションⅡ テンセントの事例
第30回 総括
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
【予習(1時間)】
事前に講義資料を学修管理システム(manaba)にアップロードします。授業中に必ず次回の講義に関する内容を指示するので、配布された資料を事前に読み、示された質問に対する自分なりの回答を考えておく。
【復習(1.5時間)】
授業で示された追加資料や議論をもとに、予習で理解が不十分だった点を復習すること。各回の講義で中心に議論された課題を図式化してまとめる。また、授業の内容を「自分の言葉」で説明できるように、毎回30分以上は復習するようにしてください。
使用教材
/Teaching materials
特定の教科書を定めず、主には下記の参考書に依拠しつつ(つまり、下記以外も含めて)、講義内容に関係する文献を指示する。
【参考書】
宮本又郎ほか(2014)『1からの経営史』碩学舎
宇田川勝・生島淳(2011)『企業家に学ぶ日本経営史』有斐閣ブックス
由井常彦・橋本寿朗(1995)『革新の経営史 戦前・戦後における日本企  
 業の革新行動』有斐閣
粕谷誠(2019)『コア・テキスト 経営史』新世社
宇田川勝・中村青志(2015)『マテリアル 日本経営史』有斐閣
経営史学会(2004)『日本経営史の基礎知識』有斐閣ブックス
丸川知雄(2021)『現代中国経済 新版』有斐閣新版
Arthur・R・Kroeber著 東方雅美[訳]吉崎達彦[解説](2018)『チャイナ・エコノミー(China’s Economy)』白桃書房
李智慧(2018)『チャイナ・イノベーション 中国のデジタル強国戦略』日経 
 BP社
成績評価の方法
/Grading
リアクションペーパー及び小レポート(30%)、定期試験(60%)の配分で評価する。ディスカッション時の発言者には加算点を与える。
成績評価の基準
/Grading Criteria
成績の評価は、100点をもって満点とし、秀、優、良及び可を合格とする。各評価基準は次のとおりとする。
秀(90点以上100点まで)到達目標を極めて高い水準で達成している。
優(80点以上90点未満)到達目標を高い水準で達成している。
良(70点以上80点未満)到達目標を標準的な水準で達成している。
可(60点以上70点未満)到達目標を最低限の水準で達成している。
不可(60点未満)到達目標を達成していない。また、特別な事情以外で5回以上欠席した場合も成績に関わらず不可とする。
履修上の注意事項
/Remarks
・reponやリアクションペーパーで出席を確認する。欠席が多くなるほど、単位取得の可能性は低くなるので注意すること。
・欠席は、「授業及び定期試験の欠席に関する取扱要項」に該当する要件のみ、成績評価の際に考慮する。欠席した場合は、学修管理システムにアップする資料をよく読み、学修すること。
・manabaで小レポートの課題を出す。小レポートの完成度は成績評価の一環となる。
・講義に関する情報や他の履修者に関する情報を、SNS等へ提示したり、履修者以外へ教えたりしないこと。
リンク先ホームページアドレス
/URL of syllabus or other information
なし
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
授業実施方法
/Method of class
①面接授業/Face-To-Face class
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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