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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2025/03/14 現在

科目名/Subject 上級日本語III
担当教員(所属)/Instructor 大澤 幸(商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 外国語科目等
開講学期/Semester 2025年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 火/Tue 2,木/Thu 2
対象所属/Eligible Faculty 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School,商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School
配当年次/Years 2年,3年,4年
単位数/Credits 2.0
研究室番号/Office 大澤 幸(1号館413号室)
オフィスアワー/Office hours 大澤 幸(火曜日4限、木曜日4限、もしくは事前にメールでアポイントメントをとってください。)
更新日/Date of renewal 2025/02/24
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
このコースは「上級日本語I」および「上級日本語II」を履修した正規留学生、あるいはそれと同等の語学力を持つ日本語学習者を対象とする。
 授業の前半では、日本のさまざまなメディア(映画・テレビ・コマーシャル・漫画・アニメなど)に描かれてきた女性像や男性像を考察できるようになり、正しい形式で小論文を書き上げることができるようになることが目的である。授業後半では、20世紀の歴史を「映像の世紀」を通して、歴史および録画というメディアの力について考察する。そのための十分な日本語表現を習得していく。また、流暢に日本語でディスカッションおよび口頭発表したり、期末には自らのメディア分析を論理的に書けるようになることを目的とする。
達成目標
/Course Goals
1.さまざまな日本のメディア(映画・テレビドラマ・ドキュメンタリーなど)を正確に理解できる日本語力を身につける。
2.さまざまなトピックについて、高度な内容のかなり長い記事や学術論文を正しく理解することができる。
3.小論文(リサーチ・ペーパー)を書く上で、先行研修を吟味したり、論理的なおかつ明確に自分の意見を日本語で書いたり、口頭発表できるようになる。
4.ビジュアル・カルチャーに表象される女性像、男性像を分析できるようになる。
5.ドキュメンタリーとして記録された20世紀の歴史映像について考察できる。
授業内容
/Course contents
週ごとの授業内容は以下の通りである。ただし、履修者の関心、知識、習得度合いに応じて順番や内容を変更することがある。

第1週目 授業概要説明・表象文化とは
第2週目 小論文の書き方①
第3週目 小論文の書き方②
第4週目 テーマ1:日本のビジュアル・カルチャーにおける女性像
第5週目 日本の映画・テレビ・コマーシャルにおける女性像
第6週目 ポピュラー・カルチャーにおける女性像
第7週目 中間発表
第8週目 テーマ2:日本のビジュアル・カルチャーにおける男性像
第9週目 サラリーマン像や草食系男子像
第10週目 ポピュラーカルチャーの中のオタクという概念と表象
第11~14週目 テーマ3:NHK『映像の歴史』を視聴し、映像の力、映像のつくたれ方(誰が映し出されているのか、誰がカメラを回しているのか)についてなど、メディアとは何かについて議論する。
第15週目   期末発表・総括
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
事前学習:
配布資料を授業前に読み、要約してくること。(要約文は授業開始時に回収する。)

事後学習:
授業で読んだ記事や論文、また映画やドラマなどの視覚メディアの内容をまとめること、またその内容に対し自らの意見を書き留めておくこと。
使用教材
/Teaching materials
必要に応じて資料を配布する。教材は新聞記事、学術論文、視聴覚メディアを扱う。
成績評価の方法
/Grading
出席および参加度   30%
課題および宿題   20%
中間発表     10%
期末発表     20%   
期末レポート     20%
成績評価の基準
/Grading Criteria
秀:100-90%
表象文化に潜むさまざまな問題を理解し、問題がどのように再生産されるのかクリティカルに考察し、日本語で流暢にディスカッションおよび口頭発表できる。またメディア分析と自らの主張を学術的な日本語で正確かつ論理的に小論文としてまとめることができる。
優:89-80%
表象文化に潜むさまざまな問題をクリティカルに考察して、明確にディスカッションや口頭発表ができる。またメディア分析と自らの主張を学術的な日本語でほぼ正確かつ論理的に小論文としてまとめることができる。
良:79-70%
表象文化に潜むいくつかの問題を理解・考察し、それを日本語である程度わかりやすくディスカッションおよび口頭発表できる。またメディア分析と自らの主張を小論文として書くことができる。
可:69-60%
表象文化に潜む問題を何とか理解でき、どうにか問題を提起できる。ディスカッションや発表もどうにかできる。また自らの主張を小論文として大体表現できる。
不可:59%以下
表象文化に潜むさまざまな問題を理解しようとする努力は見られるものの、日本語能力の不足で適切なディスカッションや口頭発表、また小論文として書くことができない。
履修上の注意事項
/Remarks
・日本語能力試験1級の日本語運用力があることが望ましい。
・毎回、授業前と授業後の課題があるので、必ず期限を守って提出すること。
・授業で扱うテーマについて、自国と日本を比較をし、なぜ違いがあるのか、もしくは同じような問題があるのかを考える習慣をつけること。
・授業は一般的な講義式とは異なるため、学生の積極的な発言や参加態度が求められる。自分の意見をクラスで積極的に発言すると同時に相手の意見も尊重する態度が望まれる。
・授業を9回以上休んだ場合(診断書などのある病欠は除く)は、期末レポートを提出することはできない。つまり、期末レポートは0点となる。
・事前に連絡なく15分以上の遅刻は、欠席とみなす。また、10分以上の遅刻は遅刻として減点とする。
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
授業実施方法
/Method of class
①面接授業/Face-To-Face class
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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