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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/26 現在

科目名/Subject ビジネスと経済制度/Bussiness and Economic Institution
担当教員(所属)/Instructor 江頭 進 (商学部)
授業科目区分/Category 現代商学専攻博士後期課程 組織マネジメント教育研究分野
開講学期/Semester 2024年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 火/Tue 2
対象所属/Eligible Faculty 商学研究科現代商学専攻博士後期課程/Graduate School of CommerceGraduate School of Commerce Major in Modern Commerce
配当年次/Years 1年 , 2年 , 3年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2024/03/05
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
この授業では、経済学と経営学(組織論)との接点を、制度という視点から考えることを目的としている。経済学と経営学は隣接領域を取り扱いながら、方法論が大きく異なるため、あまり積極的な交流が図られていなかった。しかし、近年成長してきた進化経済学では、組織の意思決定や行動の視点から、市場や産業、国民経済を描くための研究が盛んである。この授業では、その入り口として、ゲーム理論を用いた組織論の教科書であるミルグロム・ロバーツ著『組織の経済学』となぜ経済学と経営学の統合が必要なのかを考えるために西部・吉田編『進化経済学 基礎』をテキストとして、議論を行う予定である。
達成目標
/Course Goals
新古典派的な制度と進化経済学的な制度のそれぞれの特徴を掴み、それぞれの視点から現実の社会制度を理解できるようになること。
授業内容
/Course contents
1   経済組織
     予習課題  『組織の経済学』第1章と第2章の報告準備  復習課題  授業の復習
    2  コーディネーション:市場と組織
     予習課題    『組織の経済学』第3章と第4章の報告準備   復習課題  授業の復習
   3 モティベーション:契約、情報とインセンティブ
     予習課題    『組織の経済学』第5章と第6章の報告準備  復習課題 授業の復習
   4 効率的なインセンティブの提供:契約と所有
      予習課題  『組織の経済学』第7章と第8章の報告準備  復習課題 授業の復習
   5 雇用:契約、報酬、キャリア
     予習課題 『組織の経済学』第9章と第10章の報告準備  復習課題 授業の復習
   6 資金調達:投資、資本構成、コーポレート・コントロール
      予習課題 『組織の経済学』第11章と第12章の報告準備 復習課題 授業の復習
   7 組織のデザインとダイナミックス
     予習課題 『組織の経済学』第13章と第14章の報告準備 復習課題 授業の復習
   8 進化経済学とは何か?
      予習課題 『進化経済学 基礎』第章   復習課題    授業の復習
   9 モデルと相性問題
     予習課題 『進化経済学 基礎』第章   復習課題  授業の復習
  10 進化経済学から見えてくる世界
      予習課題 『進化経済学 基礎』第章   復習課題  授業の復習
  11 基礎概念
     予習課題 『進化経済学 基礎』第章   復習課題  授業の復習
  12 進化経済学のモデル
      予習課題 『進化経済学 基礎』第章   復習課題  授業の復習
  13 進化経済学の対象
     予習課題 『進化経済学 基礎』第章   復習課題  授業の復習
  14 進化経済学と政策
      予習課題 『進化経済学 基礎』第章   復習課題  授業の復習
  15 まとめ
     予習課題     授業中に指定        復習課題  講義中に指定
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
講義は出席者が毎回テキストの報告を行い、それに対して教員がコメントや追加の指導を行う形式である。そのため、出席者全員が毎回次回のテキスト(30ページ程度)を読んできて疑問点やディスカッションのテーマを考えてくること。
使用教材
/Teaching materials
1. 西部忠・吉田雅明編『進化経済学 基礎』、日本経済評論社。
2. ミルグロム・ロバーツ『組織の経済学』、NTT出版。
成績評価の方法
/Grading
経済学科の基準に従う。
成績評価の基準
/Grading Criteria
出席率  0%
授業への参加度(事例,討論、調査) 50%
ホームワーク(事前課題の提出) 20%
小テストないしクイズ 30%
試験ないしプレゼンテーション(最終課題) 0%
履修上の注意事項
/Remarks
中級ミクロ経済学を理解していること。
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
授業実施方法
/Method of class
○大学院授業/Graduate school class
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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