科目一覧へ戻る | 2024/07/17 現在 |
科目名/Subject | 経済史/Economic History |
---|---|
担当教員(所属)/Instructor | 平井 進(商学部) |
授業科目区分/Category | 現代商学専攻博士前期課程 基本科目 |
開講学期/Semester | 2024年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 火/Tue 3 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学研究科現代商学専攻博士前期課程/Graduate School of CommerceGraduate School of Commerce Major in Modern Commerce |
配当年次/Years | 1年,2年 |
単位数/Credits | 2.0 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2024/03/04 | ||
---|---|---|---|
授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
(1)ドイツを中心に西洋経済史を、農村社会史とその関連領域を中心に検討する。ヨーロッパの歴史的な農村社会の多様性・多元性という立場から、北海沿岸地方を中心に、前近代の農村地域組織や農村住民の政治参加・国家形成などをテーマとする。日本経済史は扱わないので注意されたい。 (2)授業はゼミ形式で行う。参加者は毎回、事前準備として講読文献を読解し、その内容を整理・紹介するレジュメを作成し、授業の際にそれに基づいて報告することが求められる。また、大学院の授業なので、必要に応じて関連文献を読み、調べてもらうことはいうまでもない。 |
||
達成目標 /Course Goals |
1)ヨーロッパ農村社会の歴史的な多様性・多元性を農村地域団体の観点から説明できるようになること。 2)農村社会史・農業史の文献を読めるようになること。 |
||
授業内容 /Course contents |
各回の授業は、講読文献の内容報告とこれをめぐる討論からなりたつ。なお、本学図書館に所蔵される当該分野の書籍・学術誌はほとんどないため、複写のため北海道大学総合図書館・文学部図書館に頻繁に行く必要がでてくる可能性があることにも注意されたい。 (1)打ち合わせとオリエンテーション。 (2)文献購読。 |
||
事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
事前:毎回事前に文献をきちんと読み、レジュメを作成してくること。 事後:必要に応じて関連文献を読むこと。 |
||
使用教材 /Teaching materials |
M.L.Allemeyer: "Kein Land ohne Deich", Göttingen 2006; S.Brakensiek/N. Grüne: Editorial: politische Repräsentation ländlicher Bevölkerungen in der Vormoderne, in: Zeitschrift für Agrargeschichte und Agrarsoziologie, Jg.71-2(2023); K.Krüger: Die Landschaftliche Verfassung Nordelbiens in der frühen Neuzeit, in: H.Jäger(Hg.): Civitatum Communitas, Köln/Wien 1984; W.Blockmans: Peasants’ Voices in Territorial Politics, in:der.(Hg.), Communities, Environment and Regulation in the Premodern World; ders., Empowering Interactions, Farnham 2009; P.ブリックレ『ヨーロッパの臣民』(ミネルバ書房);橡川一朗『西欧封建社会の比較史的研究』(青木書店);小林繁子『近世ドイツの魔女裁判:民衆世界と支配権力』(ミネルヴァ書房)。 | ||
成績評価の方法 /Grading |
授業でのレポーターとしての報告とその内容(60%)と授業への参加状況・発言(40%)。なお、無断欠席の場合は「不可(0点)」となるので、注意すること。 | ||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
毎回の授業に先立つ文献のレジュメ作成が評価の前提・必須条件となる。その上で、それに基づく授業での内容報告(60%)と授業への参加状況・発言(40%)。レジュメ作成を怠った場合と無断欠席の場合は「不可(0点)」となるので、注意すること。 5.成績評価の基準(Grading Criteria) 秀(100-90):西洋経済史について秀でた理解力を有し、毎回非常に優れたレジュメを作成し、諸問題について秀でた報告を行うことができる。ただし、授業に全回参加の場合に限る。 優(89-90):西洋経済史について優れた理解力を示し、毎回優れたレジュメを作成し、諸問題について優れた報告を行うことができる。 良(79-70):西洋経済史について良い理解力を示し、毎回適切なレジュメを作成し、諸問題について良い報告をすることができる。 可(69-60):西洋経済史について理解力を示し、毎回レジュメを作成し、諸問題について一応報告することができる。 不可(59-0):西洋経済史について十分な理解力をもたず、諸問題について報告することができない。また毎回レジュメを作成してこない場合、出席回数が授業回数の2/3未満の場合。 |
||
履修上の注意事項 /Remarks |
1)学部3-4年レベルの西洋経済史(4単位以上)の知識を習得し、農村社会史・農業史に関心があり、フーフェ制度、村落共同体、土地領主制・農場領主制、ヨーロッパ型結婚パターンといった概念は既習であること。 2)ドイツ語読解能力に関しては、学部4年生以上の力をもっていること。 3)参加希望者は開講前に必ずメールで連絡すること。 |
||
実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当しない/No | ||
授業実施方法 /Method of class |
○大学院授業/Graduate school class | ||
遠隔授業 /Online class |
|