科目一覧へ戻る | 2024/03/22 現在 |
科目名/Subject | 職業指導 |
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担当教員(所属)/Instructor | 高橋 陽 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 教職科目 |
開講学期/Semester | 2024年度/Academic Year 後期/Fall Semester |
開講曜限/Class period | 火/Tue 6 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School,商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School |
配当年次/Years | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2024/03/01 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
教育職員免許法では、商業、工業、農業など職業科目の免許状を取得する場合、職業指導の履修が必須である。学校では、職業指導という名称は使わず進路指導といっている。進路指導は、単に生徒の当面の進学指導や就職指導だけを意味するものではなく、広く将来の生き方に関わる部分も含めた教師による指導・援助の過程である。人間の生き方は、職業と結びつけて考えられる部分が大きいので、職業をめぐる諸問題を多面的に学習し、進路指導に活かされることを目標に講義を進める予定である。 | ||
達成目標 /Course Goals |
本科目の履修を通して獲得が期待される能力・技能は以下の通りである。 ・現役教師から、今現在行われている進路指導の実際について経験し、考察することができる ・職業指導の歴史的背景とその展開過程、進路指導からキャリア教育への転換を説明できる ・感染症対策、働き方改革、オンライン授業等、激変する教育現場で生じている課題について理解する ・進路指導だけでなく教務、生徒指導に関しても今後教師として幅広く生徒に還元できる指導力を獲得する |
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授業内容 /Course contents |
各回の講義内容は、次のとおりである。ただし、履修者の知識、習得度合に応じて講義の順番や講義内容を変更する場合がある。 (1)教育環境をとりまく変化と職業(イントロダクション) (2)職業とは何か、職業観・職業意識の変化 (3)生徒指導提要(改訂版)から読み解く進路指導 (4)あり方・生き方と職業について (5)各種職業適性検査とエゴグラムSHEの活用 (6)進路指導からキャリア教育への転換、キャリア教育の理念 (フ)実存主義の視線から見た職業指導~哲学者の言葉(倫理)より~ (8)若者のキャリア形成における「情報」・「行動」の重要性 (9)学校における進路指導の諸問題と実際(就職、看護、公務員、進学と奨学金) (10)インクルーシブ教育と特別支援教育の進路指導 (11)「コーチング」や「カタリバ」を活用した職業選択の指導 (12)日本版デュアルシステムの展開 (13)フリーター・ニートをとりまく言説 (14)諸外国におけるキャリア教育の動向 (15)まとめ:地域の未来をつくるキャリア教育の創造 |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
【事前学習】 講義では、教育に関する時事問題についても考察するため、全道・全国で起きている教育の諸問題について日常的に新聞、ニュース、雑誌等で関心を持ち、講義の中で多くの発言、意見できるようにしておくこと。 定期的にmanabaにアクセスし、課題の有無や連絡事項等に目を通しておくこと。 【事後学習】 講義で説明した内容について、各自が解決策等について具体的なイメージを持ち、表現できるようにしておくこと。 |
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使用教材 /Teaching materials |
『新時代のキャリア教育と職業指導:免許法改定に対応して』 単行本 – 2018/9 – 2,420円 購入は必須ではないが、より深く学習したい学生は、購入をお勧めする。 | ||
成績評価の方法 /Grading |
成績は、令和4年度高校1年生より導入されている新学習指導要領に示された以下の3観点にて評価する。(実際の教育現場で使われている評価法として意識してもらうため) 1.個別の知識・技能 = knowledge(ナレッジ) 2.思考力・判断力・表現力等 = intelligence(インテリジェンス) 3.学びに向かう力・人間性等 = mind(マインド) 具体的には、出席、授業態度〔日頃から教育に関する関心を持ち、広い視野で見識を高めようとしている姿勢〕、課題発表等の積極性、講義毎のレポート提出状況、及び最終レポート試験をそれぞれA、B、Cにて評価、総合的に判断する。 |
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成績評価の基準 /Grading Criteria |
秀:高等学校における職業指導の意義を理解し、キャリア教育について正しく解釈することができる。また、職業指導の実施に関する一連の流れと、分析に関する知識と技術を十分に身に付けている。 優:高等学校における職業指導の意義を理解し、キャリア教育について正しく解釈することができる。また、職業指導の実施に関する一連の流れと、分析に関する知識と技術を身に付けている。 良:高等学校における職業指導の意義を理解し、キャリア教育について正しく解釈することができる。また、職業指導の実施に関する基本的事項を身に付け、職業指導の実施に関する一連の流れと、分析に関して理解している。 可:高等学校における職業指導の意義を理解し、キャリア教育について正しく解釈することができる。また、職業指導の実施に関する基本的事項を理解している。 不可:高等学校における職業指導の意義および基本的事項の理解には至っていない。また「定期試験欠席届」の実施要項に該当しない事由で、5回以上欠席した場合および無断で講義を欠席することが複数回あった場合も成績に関わらず不可とする。 |
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履修上の注意事項 /Remarks |
・毎回の講義において、レポートの作成または、小テスト等を実施するため、欠席が多くなるほど、単位取得は勿論、上位の成績評価の可能性は低くなるので注意すること。 ・欠席は、「定期試験欠席届」の実施要項に該当する要件のみ、成績評価の際に考慮する。 ・講義に関する情報については、個人情報等が含まれる場合があるので、SNS 等へ提示したり、履修者以外へ教えたりしない。 |
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実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当しない/No | ||
授業実施方法 /Method of class |
①面接授業/Face-To-Face class | ||
遠隔授業 /Online class |
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