科目一覧へ戻る | 2024/03/22 現在 |
科目名/Subject | 情報機器概論 |
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担当教員(所属)/Instructor | 金子義之 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 教職科目 |
開講学期/Semester | 2024年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 火/Tue 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School,商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School |
配当年次/Years | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2024/02/28 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
【目的】 社会では、情報化の進展に主体的に対応するため、広く普及し多くの活動の場面で利用されている情報機器(以下、ICT機器と記載)を積極的・効率的に活用する等、情報及び情報技術の活用能力を育成することが求められている。教育現場でも教育環境や教育機器が多様化・複雑化しており、特にICT機器はその種類の多さ、高性能化等により、その活用範囲は広がっている。このような状況の中、教員は情報化等社会の変化に適応するための知識及び技能として、一般的かつ基礎的なコンピュータ(パソコン)の操作・活用能力を身に付け、情報機器を授業中はもちろん学校業務全体で適切に、しかも効果的に活用するスキルや知識を持つことが期待される。 そこで本授業の内容が、今後この講義の受講者が教員として働いたときに、ICT機器(ハード・ソフト)を教科指導上はもちろん、校務処理等でも積極的、効果的にそして、他の職員と共同して活用できるようになることを主たる目的とする。さらに、ICT機器を生徒たちに活用させたり、指導したりすること等も含め、教育活動全体にICT機器を通じて情報リテラシ教育を推し進めるために必要となるものであり、しっかりと取り組んでほしい。 【方法】 今年度本授業は、時間割を指定するオンデマンドを中心とした遠隔授業で実施する。 手順は、「大学のグループウエア・manabaにある情報機器概論を開く。そこに記載されている指示に従いZoomにより当日の授業概要や、前回の授業に関する問題点などの説明を受ける。」となる。なお、そこで出席の確認を行う。その後「記載してあるリンクからデジタルコンテンツ(オンデマンド教材)にアクセスし、その内容を見て確認したり、実際に作業をしたりするなどして理解を深める。」。また、「演習問題などの指示があった場合、それに従いその課題等を作成し提出する。」等の流れとなる。そして、毎回授業の簡単なまとめと感想をメールで提出してもらい、翌週に質問の回答も含め、まとめて提示する。 なお、具体的な手順や操作方法については、予め別途提供する。また、オンライン授業であるため、学生間の対話や相互作用が制限されないよう、学生からのフィードバックを積極的に収集し、講義の改善に役立てたい。 |
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達成目標 /Course Goals |
本授業は、前記「授業の目的」を達成すべく、教育現場を念頭に、情報機器(パソコンを中心)と各種ソフトウエアを活用して様々な教材用コンテンツを作成したり、校務上必要なデータを収集・編集・分析したり、効果的なプレゼンテーション資料を作成したりすることにより、時代の流れも考慮しながら、ICT機器やソフトウエアの単なる使用方法ではなく、活用する方法を理解・修得することを目標とする。こうした学習が、学校現場だけでなく一般社会においても、さらに日常的にICT機器を活用するときにも必要であることを理解してほしい。 なお、授業は基本的に実習の形式を中心に実施するが、理論的な解説の講義形式も随時取り入れる。内容によっては、既に進んだ知識・技能を持っている学生については個別に課題を予定している。また、デジタルコンテンツは授業終了後いつでも何度でも視聴することができるようにしたので、復習や確認のために大いに活用してほしい。 |
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授業内容 /Course contents |
ICT機器・視聴覚機器を使用した実習形式、講義形式、そしてリアルタイムのときには一部問答などの対話形式も取り入れて授業を実施する。学生は自分の手元にある情報機器を使用した実習中心に、次に示す内容を学習する。 なお授業の進捗状況に応じて、順番を入れ替えたり、テーマ名や内容を多少変更したりする場合がある。 第1回 イントロダクション 「情報機器概論」の概要説明(教員免許状取得に必要な科目としての 位置付けと授業での取組内容)、及び学習支援ツールの概要と実例 第2回 ICT機器を利用した情報伝達ツールの効果的活用 第3回 Webアプリケーションとその効果的活用 第4回 画像処理とその効果的活用・表現方法(ラスタ形式) 第5回 ワープロソフトによる文書の効果的表現(編集機能と書式設定等) 第6回 メタファイルによる効果的活用と表現方法(ベクタ形式) 第7回 ワープロソフトのより実務的機能と書式設定 第8回 プリンタの効果的活用(きれいでエコな印刷)と各種出力形式 第9回 表計算ソフトの、書式設定・グラフ・計算機能とその効果的活用 第10回 表計算ソフトの、多様な表示機能とその効果的プレゼンテーション 第11回 Officeソフト(Office suite)間のデータ連係方法とその効果的活用 第12回 コミュニケーションの基礎とプレゼンテーションソフトの活用 第13回 Officeソフトとプレゼンテーションの実用例 第14回 ① 実務で多く利用される、様々なファイル形式とその対応方法 ② ネットワークとICT機器の発達が、教育・生活に及ぼす影響 第15回 ① 社会の情報化と「教育の情報化」 ② ネットワーク社会の情報発信と、問題点(情報の運用と管理) |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
本授業では、将来自分が教員として働くときに、情報化等社会の変化に適応するための知識及び技能として必要な内容であることを理解し、ICT全体を普段から意識して効果的に活用しようとすることが必要である。 事前学修: 授業の前には毎回必ず授業内容の資料をmanaba 上にアップするので、その資料を授業前にmanabaからダウンロードし、目を通しておくこと。 その他、準備として事前に自分のパソコンのネットワーク環境・manabaへのアクセス状況そして、Zoomや使用するアプリケーションの動作確認が必要である。 事後学修: 授業終了後には、授業の感想をメールで、また、課題があれば指定された期日までにメールに添付するなどして提出すること。なお、授業中に出てきた用語等の意味は調べておくことが必要である。また、質問があれば積極的にメールで送ってほしい。 特に、提出物の提出が評価に最も大きく影響するので、授業中に指示がある形式と内容で提出すること。 また、質問については翌週以降の授業中で、その内容とそれに対する答えを提示し、受講生全体にも共有化する。 |
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使用教材 /Teaching materials |
使用教材は毎時間、本学の教育支援・学修管理システムである「manaba」上に、「本時の学習内容」として必要な授業内容やお知らせ、そしてZoomに関する情報や授業資料(ファイル)等をすべてアップロードし掲載する。授業中は、そこに掲示されている情報から、Zoomなどの画面や、デジタルコンテンツ(オンデマンドコンテンツ)を表示し、必要資料(ファイル)等はダウンロードして学習する。 なお、参考図書・文献については、その都度別途紹介する。下記はその一例である。以下の参考文献が手元にあると授業の理解がより深まる。 ・「教育の情報化に関する手引」(平成22年10月・文部科学省) http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/1259413.htm ・北海道学校教育情報化推進計画について」 https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/ict/hkd_jyohokakeikaku.html |
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成績評価の方法 /Grading |
授業後のメールの提出を毎回義務づける。内容は、授業での自己評価を含む授業に対する感想や意見、そして、授業の簡単なまとめです。また、期日まで指定された課題などの提出物等の内容を重視する。さらに、授業への積極的な参加姿勢等も含め、下記の割合で総合的に評価する。 自己評価(20%)とメールの内容(30%)と課題の内容(30%)、その他、積極性等(20%) とする。 |
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成績評価の基準 /Grading Criteria |
・秀(100%~90%) 授業の内容について秀でた理解力を有し、その都度実施する課題・レポート等(意見・質問等も含む)への取組が秀でている。 ・優( 89%~80%) 授業の内容について優れた理解力を有し、その都度実施する課題・レポート等(意見・質問等も含む)への取組が優れている。 ・良( 79%~70%) 授業の内容について理解力を有し、その都度実施する課題・レポート等(意見・質問等も含む)への取組が良い。 ・可( 69%~60%) 授業の内容について基本的な内容について理解力を示し、その都度実施する課題・レポート等(意見・質問等も含む)へ取り組んだ。 ・不可( 59%~0%) 授業の内容について理解が不十分で、その都度実施する課題・レポート等(意見・質問等も含む)への取組も不足している。 なお、特別な事情以外で6回以上欠席した場合は、不可とする。 |
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履修上の注意事項 /Remarks |
・本授業ではメールを多く活用する。学生は大学から付与される自分のメールアドレスを確認し、予めそのメールアドレスで送受信ができるようにしておくこと。基本的に本授業ではそのメールアドレスを使用すること。 ・毎回の授業において,メールと課題を、その都度指定する期日までに提出すること。そのため,欠席が多くなるほど,単位取得の可能性は低くなるので注意すること。なお、欠席は商大ホームページの規程集(学内限定)にある「授業及び定期試験の欠席に関する取扱要項」https://www.otaru-uc.ac.jp/teacher/procedure/ に該当する要件のみ、評価の際に考慮する。 ・授業中に生じた質問・疑問等は、その場で解決できない場合は、必ずメール等で質問するなど、解決する努力をすること。 ・授業に関する情報や他の履修者に関する情報を,SNS等へ配信及び掲載したりしないこと。 ・提出する課題・感想等を始め、宛先のメールアドレスは、私の大学でのメールアドレス・・・「y-kaneko@res.otaru-uc.ac.jp」を利用すること。 ・実習が中心となる授業であるため、試験は実施しない。 なお、大学で付与されたメールアドレスとその利用についての質問等については、情報総合センターhttps://www.otaru-uc.ac.jp/center/index.html または、https://www.otaru-uc.ac.jp/inquiry/に問い合わせること。 |
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実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当する/Yes | ||
実務経験の概要 /Outline of their practical experiences |
・高等学校教諭(商業科・情報科)・教頭・校長 ・北海道立教育研究所附属情報処理教育センター研究研修主事 ・札幌市内のビジネス系専門学校講師 ・道内私立大学の非常勤講師 ・積丹町職員研修講座講師 |
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実務経験と授業科目との関連性 /Relevance between their practical experiences and the course |
① 札幌国際情報高校の開校から情報教育に携わり、北海道の高等学校初の光ファイバー回線導入と、大規模校内ネットワークを整備した。さらに生徒実習のコンピュータの機種やソフトウエアの選定、機器の配置計画を担当し、学校業務のためのグループウエアで成績管理・出席管理等、学校教育の情報化に携わった。 ② 平成12年から14年までの3年間、新設された教科「情報」のために北海道が主催した免許取得講習会で、講師として現職教員を指導した。 ③ 平成14年から17年までの4年間、北海道立教育研究所附属情報処理教育センターの研究研修主事として、授業の効果的な指導方法や教育の情報化として情報及び情報機器の活用について、教職員を対象に指導した。 ④ JICAからの依頼により、ボスニア・ヘルツェゴビナに赴き、同国の高等学校における情報教育のために、教育課程の導入の協力に携わった。 ⑤ 高等学校の校長を退職後、私立大学で「商業科教育法」、ビジネス系専門学校で情報システム・コンピュータシステム等を担当した。 ⑥ 昨年度積丹町の職員用研修講座の講師として、Zoomで実施した。 ⑦ 専門教科商業の教科書「プログラミング」(実教出版社)作成の協力者 |
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授業実施方法 /Method of class |
⑤遠隔授業(時間割を指定するオンデマンド)/Online class(asynchronous on-demand classes following class timetable) | ||
遠隔授業 /Online class |
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No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |