科目一覧へ戻る | 2024/03/22 現在 |
科目名/Subject | 経済書講読I |
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担当教員(所属)/Instructor | 新海 哲哉 (商学部) |
授業科目区分/Category | 夜間主コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2024年度/Academic Year 後期/Fall Semester |
開講曜限/Class period | 月/Mon 6 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School |
配当年次/Years | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2024/02/28 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
産業組織論は,ミクロ経済学を応用して企業の行動とその社会的な影響を分析する学問分野である.この授業では,現実経済におけるビジネス、企業行動や市場戦略をゲーム理論などの新しい成果を取り入れつつ記述し,競争政策・独占禁止政策との関連を交えながら,企業行動とそれらを取り締まる政策について書かれたテキストを読み解くための経済学の理論を解説、応用しかつ演習する。 | ||
達成目標 /Course Goals |
この授業では、通常の学部等で開講される産業組織論やビジネスエコノミクスよりもやや高い中級レベルで企業の現実のビジネス行動や市場での戦略をミクロ経済学の視点から理解・分析し、企業行動や市場競争を捉える目を養うことを目標としている。 | ||
授業内容 /Course contents |
各回、テキストの内容に従ってオンラインで講義を数回(2,3回)行い、講義内容についての演習問題を宿題として受講生に課し、3回に1回程度、Zoomでリアルタイムの遠隔授業にて、演習課題解説と質疑応答等を行う。ただし、履修者の知識や理解度合いに応じて、授業の順番、内容を変更することがある。 第1回 ガイダンス 0.産業組織論の分析対象と方法 第2回 1.価格決定の原理(1) 企業の直面する市場環境と技術的要件、利潤最大化、価格決定の原理 講義について演習課題出題 第3回 1.価格決定の原理(2) 多種類の財を生産する企業の価格戦略、需要における財の代替性と補完性、生産における財の代替性と補完性 講義について演習課題出題 第4回 2.価格差別 講義について演習課題出題 第5回 第2回~第4回の演習課題の解説・質疑応答等の演習(リアルタイム遠隔授業) 第6回 3.垂直的な企業間関係 講義について演習課題出題 第7回 4.寡占市場での企業競争(1) 寡占市場と戦略的行動、価格競争、戦略的な相互連関関係とナッシュ均衡 講義について演習課題出題 第8回 5.寡占市場での企業競争(2) キャパシティ制約と価格競争、数量競争 講義について演習課題出題 第9回 第6回~第8回の演習課題の解説・質疑応答等の演習(リアルタイム遠隔授業) 第10回 6.競争政策の基礎 講義について演習課題出題 第11回 7.競争緩和のための非価格戦略 講義について演習課題出題 第12回 8.価格決定における企業共謀(1) 談合の基本モデル、談合可能性を決定する要因 第13回 9.価格決定における企業共謀(2) 不完全なモニタリングと談合、談合における私的情報、リニエンシー(課徴金減免)制度 講義について演習課題出題 第14回 第10回~第12回の演習課題の解説・質疑応答等の演習(リアルタイム遠隔授業) 第15回 総まとめ講義 質疑応答等の演習(リアルタイム遠隔授業) |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
事前にはテキストの当該章・当該箇所を読んでおく。30分~1時間。事後は演習課題に取り組む。1時間程度 | ||
使用教材 /Teaching materials |
事前にManabaに講義資料のPDFファイルをUPする。 <テキスト> 『産業組織とビジネスの経済学』花薗 誠 著(2018) 有斐閣ストゥディア ISBN-13 978-4641150591 <参考文献・資料> 泉田成美,柳川隆『プラクティカル産業組織論』(有斐閣アルマ,2008) 水野敬三,石黒真吾,新海哲哉『市場と企業の経済学』(晃洋書房,2002) 柳川隆,川濱昇『競争の戦略と政策』(有斐閣,2006) 奥野正寛(編著)『ミクロ経済学』 (東京大学出版会,2008) |
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成績評価の方法 /Grading |
定期試験(80%)、1,2回程度の演習課題レポートによる平常点(20%) | ||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
秀:上記定期試験と平常点評価の総合点数が100点~90点、 優:上記定期試験と平常点評価の総合点数が89点~80点、 良:上記定期試験と平常点評価の総合点数が79点~70点、 可:上記定期試験と平常点評価の総合点数が69点~60点、 不可:上記定期試験と平常点評価の総合点数が59点以下 |
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履修上の注意事項 /Remarks |
毎回、テキストの該当部分を事前に読んでおくこと。時間割を指定するオンディマンドの講義Videoはきちんと視聴すること。視聴後は、授業で指定した演習課題に取り組むこと。1,2回程度の演習課題レポートは提出すること。 | ||
実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当しない/No | ||
備考 /Notes |
多くをミクロ経済学で用いられる数学モデルと合わせて解説するので,受講前までにミクロ経済学関連科目の履修と高等学校で学ぶ微分法など経済学に必要な数学手法に慣れていることが望ましい。 |
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授業実施方法 /Method of class |
⑤遠隔授業(時間割を指定するオンデマンド)/Online class(asynchronous on-demand classes following class timetable) | ||
遠隔授業 /Online class |
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