科目一覧へ戻る | 2024/03/22 現在 |
科目名/Subject | 経済理論 |
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担当教員(所属)/Instructor | 天野 大輔 (商学部) |
授業科目区分/Category | 夜間主コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2024年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 月/Mon 7 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School |
配当年次/Years | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | 天野 大輔( 337) |
オフィスアワー/Office hours | 天野 大輔( 講義時間の前後。それ以外の場合は、事前にe-mailで連絡すること。) |
更新日/Date of renewal | 2024/02/29 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
経済体制としての市場経済は今や、欧米諸国のような資本主義経済圏だけでなく、世界的規模でその地位を確立しています。社会科学としての近代経済学は、市場(を通じた価格調整)メカニズムによる資源配分だけではなく、政策当局による経済政策の効果およびそれによって実現される所得分配の在り方を考察するために必要なツールです。 本講義では、マクロ経済学に関する入門的知識の習得を目的とします。具体的には、日本経済の現状と国際比較を概観するだけでなく、GDPの測定・物価の測定・総需要と総供給・乗数効果・経済成長・失業などのトピックを中心とした、一国経済全体の集計的な経済活動に分析の焦点を当てた、いわゆる世界標準の経済理論である「マクロ経済学」の入門的な内容を講義します。 また、本授業は主にプロジェクターによる投影資料を用いた講義を対面(面接)形式で実施します。 |
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達成目標 /Course Goals |
本講義では、入門的なマクロ経済学の基礎的知識の習得を達成目標とします。具体的には、経済モデルによる思考実験を通じて、(社会)科学的に経済政策を考えるための基本的枠組みとなるマクロ経済学の基礎的理論の習得を目指します。 次に、個別のマクロ経済政策に関する理論的根拠やそのようなマクロモデルの問題点について理解できるようになることを⽬指します。さらに、様々な現実の経済政策の有効性を評価したり、政策の限界を理解できるようになることが最終的な到達⽬標になります。 また、実学として公務員試験やその他の資格試験に出題されうる初歩的なマクロ経済学関連の問題にも触れますので、そのような問題集を解けるようになることも、併せて達成目標の一つとします。 |
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授業内容 /Course contents |
後述のテキストの後半部分に対応する、以下のマクロ経済学に関する基礎的なトピックを講義します。各トピックに関して、少なくとも2回の講義回数(⑦×2=14回)が予定されます。 ただし、授業の初回にはオリエンテーションを実施します。また、授業の進度状況やそれに伴う履修者の理解度に依存して、下記の計画は変更される可能性があります。 ①:日本のマクロ経済の現状と国際比較 ②:GDPの測定と三面等価 ③:物価指数(CPIやGDPデフレーター)の測定 ④:生産物市場における総需要と総供給 ⑤:ケインジアン・クロス(45度線分析)と乗数効果 ⑥:生産技術における「生産性」と経済成長 ⑦:労働市場と失業の形態 |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
期末試験に備えて、各回の授業の講義内容の復習が必要になると思われます。他方、授業の進度に従い、授業内容の理解の補助および期末試験対策のために、不定期に小テストを(通常は授業中に面接方式で、場合によってはmanabaの小テスト機能を利用して)実施します。この小テストの評価は、期末試験の結果に足し合わせます。 | ||
使用教材 /Teaching materials |
以下の文献(の後半部分)をテキストとして使用します。 ジョセフ・E・スティグリッツ/カール・E・ウォルシュ(著) 「スティグリッツ 入門経済学 第4版」 東洋経済新報社 2012年 また、参考書および参考資料などは授業中の講義スライド(投影資料)において適宜、提示します。現時点において講義(資料)で紹介する予定の主な参考図書は、以下の通りです。 福田慎一・照山博司(著) 「マクロ経済学・入門 第6版」 有斐閣アルマ 2023年 平口良司・稲葉大(著) 「マクロ経済学 第3版」 有斐閣ストゥディア 2023年 |
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成績評価の方法 /Grading |
期末試験期間に面接方式での期末試験を実施します。 他方、授業の進度に従い、不定期に小テスト(練習問題)を配付・実施します。ただし、これはあくまで理解度の目安、知識の整理および試験対策として取り扱います。授業中に解答を解説するので、自身で添削したうえで提出してもらい、添削まで完了した提出物を平常点とみなし、成績評価に加算します。昨今の事情を鑑みて、遠隔方式で実施することになった場合には、manabaの小テスト機能を利用します。 総合評価は、期末試験+小テスト+発言点(平常点)などの合計によって総合的に導出します。ただし、総合点数は小テストを何回実施できるかにも依存するので、現状では未定です。獲得した合計点が100点以上になれば切り捨てます。また、(期末試験に替わるような)レポート課題は実施しません。 |
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成績評価の基準 /Grading Criteria |
成績は上記の「成績評価の方法」に従って算定されます。単位認定に関する最終的な成績評価の基準は、経済学科の「統一評価基準」に従います。その他の評価基準や評価方法に関わる事項については、本講義の初回のオリエンテーションの際に確認します。 また、本講義の単位認定に関する評価基準となりうる目安は、以下の通りです。 ①:入門レベルのマクロ経済学の基礎的理論を理解している。…可 ②:①に加えて、理論モデルを用いたモデル分析の結果を論理的に説明することができる。…良 ③:②に加えて、分析結果の含意を理解したり、現実のマクロ経済政策を評価したり、政策の効果やその限界を論理的に説明することができる。…優 ④:③のレベルにおいて特に優れている。…秀 成績評価は期末試験の結果、練習問題(小テスト)の提出状況、および講義中の質問(発言)やそれに伴う議論への貢献(参加)度の合計点から総合的に判断します。ただし、期末試験を受けない履修者は、小テストの提出状況および講義中の発言点数に関わらず、そもそも単位認定の可能性が無いと判断し、評価の対象にしません。 |
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履修上の注意事項 /Remarks |
講義の投影資料に対応する講義ノートを持参する必要があります。講義中に講義ノートやハンドアウトの配布はしないので、各自で本大学HPの『manabaのコースコンテンツ』から該当する講義ノートのデータファイルを事前にダウンロード(し、各自で印刷したうえで講義に持参)する必要があります。 授業では、上記テキストの「第8章」以降に該当するマクロ経済学に関するトピックを中心に講義します。講義に関して追加的な情報がある場合には、manabaの掲示板(スレッド)で連絡しますので、履修者はmanabaを定期的にチェックする習慣をつけておくこと。 |
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実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当しない/No | ||
備考 /Notes |
担当教員の連絡先(eメールアドレス)は以下のとおり。 amano@res.otaru-uc.ac.jp |
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授業実施方法 /Method of class |
①面接授業/Face-To-Face class | ||
遠隔授業 /Online class |
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