科目一覧へ戻る | 2024/03/22 現在 |
科目名/Subject | 商学特講(金融取引の基本と金融リテラシー) |
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担当教員(所属)/Instructor | 斉藤 一朗 (商学研究科) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2024年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 木/Thu 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School,商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School,非正規生商学部特別聴講学生/非正規生商学部特別聴講学生 |
配当年次/Years | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office |
斉藤 一朗(1号館340研究室もしくは副学長室 E-mail:ichiro@res.otaru-uc.ac.jp) |
オフィスアワー/Office hours |
斉藤 一朗(質問等については、授業後もしくはE-mailにて、随時受け付けます。 特に面談が必要な場合は、E-mailにて、事前に連絡してください ) |
更新日/Date of renewal | 2024/02/29 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
本科目は、株式会社北洋銀行ならびにSMBCコンシューマーファイナンス株式会社からのご厚意により開講されるものです。 現代の経済社会において、金融取引は資金の調達のみならず、資産運用あるいは資産形成を図る上でも欠かすことのできない取引のひとつであり、そのあり方は、私たちの生活や企業活動に多大な影響を及ぼしています。本科目では、金融取引が果たす基本的な機能やその社会的・経済的な意義・役割に対する理解を深めるとともに、金融取引を活用した資産運用や資産形成に必要なリテラシーを涵養することを目的としています。 本科目の履修を通して、学生の皆さんに獲得してもらいたい知識・スキルは、以下のとおりです。 ・金融取引の意義・役割を理解し、これを自らの言葉で説明することができること。 ・社会人として経済的に自立し、より良い暮らしを送っていく上で欠かすことのできない生活スキルのひとつである資産運用あるいは資産形成に関わるリテラシーを身につけること。 ・金融取引を司る各種金融機関の役割や社会的な意義を理解すること。 授業は、ゲストスピーカーによるオムニバス講義形式で行い、PowerPoint等で作成した資料に基づいて、金融取引の基本的な機能やその社会的・経済的な意義・役割を理解するために必要な知見を講述するとともに、授業で身につけた知識を活用して、履修者一人一人が金融取引に関わるリテラシーを向上させることを促していきます。 |
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達成目標 /Course Goals |
本授業における達成目標は、以下のとおりです。 ・金融取引の社会的・経済的な意義・役割を理解し、これを自らの言葉で 説明することができるようになること。 ・資産運用あるいは資産形成を図る上で欠かすことのできない基本的な事柄を理解し、自らのライフプランに照らして、資産運用あるいは資産形成上の意思決定を行い、行動することができるようになること。 なお、「資産運用あるいは資産形成を図る上で欠かすことのできない基本的な事柄」とは、金融リテラシー・マップ(金融経済教育推進会議)に掲げられた次のことを指します。 ― 様々な金融商品のリスクとリターンを理解し、自己責任の下で貯蓄・運用することができる。 ―分散投資によりリスク軽減が図れることを理解している。 ―長期運用には「時間分散」の効果があることを理解している。 |
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授業内容 /Course contents |
本科目では、以下に掲げる3点を柱として、オムニバス形式で展開します。 ・金融取引の基本的な機能や社会的・経済的な意義・役割の理解 ・金融取引を司る各種金融機関の活動と意義・役割の理解 ・資産運用あるいは資産形成に関わる金融リテラシーの醸成 各回の授業は、あらまし以下のとおりです。 1.金融取引の基本と金融リテラシー概説 2. 次世代に向けた人生100年時代の金融リテラシー 3.ライフプランニング、家計管理 4.お金を借りる 5.キャッシュレス 6.金融マーケット(株式、債券、為替) 7.資産運用 8.資産形成 9.グループワーク/金融リテラシー検定対策 10.北海道の持続的な発展に貢献するリース 11.地域金融×SDGs 12.銀行の役割と北洋銀行の取組事例 13.キャリアプランニング 14.サスティナビリティ 15.プレゼンテーション/最終レポート |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
本科目では、金融取引に関わる基本的な機能やその社会的・経済的な意義・役割に対する理解を深めるとともに、金融取引を活用した資産運用あるいは資産形成に必要なリテラシーを涵養することを目的としています。この目的を達成するために、日頃から金融・証券に関わる事象や企業財務を取り上げた新聞・雑誌記事等に目を通し、自ら関心を醸成することを心がけて授業に臨んでください。わからない用語等については、手頃な金融取引に関わるガイド(例えば、『基礎から学べる金融ガイド』金融庁、2023年 URL:https://www.fsa.go.jp/news/r5/sonota/20231225/20231225.htmlや日本証券業協会の『投資の時間』 URL:https://www.jsda.or.jp/jikan/)などを手がかりとして、自ら調べる習慣を身につけてください。 授業に出席する際には、事前にmanabaから講義資料をダウンロードし、熟読してきてください。また、授業中においては、各回で取り上げたトピックスをより深く理解するために、いくつか参考文献や冊子・パンフレット等を紹介することもあります。その際には、事後的に講義資料と併せて目を通すようにして、復習に役立ててください。 |
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使用教材 /Teaching materials |
本科目において、テキストの指定はありません。毎回の講義資料は、manabaにアップロードするので、各自、事前にダウンロードし授業の際に持参してください。後期資料のほかに必要な文献やパンフレット、資料およびデータについては、適宜、授業の中で指示します。 | ||
成績評価の方法 /Grading |
毎回の出席シートの提出(Takeawayの記載、アンケート回答)および期末に課すレポートによって評価します。レポートでは、本科目の目的ならびに達成目標に照らして、金融取引に関わる基本的な機能やその社会的・経済的な意義・役割、金融取引を活用した資産運用あるいは資産形成に必要なリテラシー、これからの地域社会において各種の金融機関が果たすべき役割など問います。 評価ウエイト:出席シートへのTakeawayの記載、アンケート回答 50% レポート 50% |
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成績評価の基準 /Grading Criteria |
本科目では、授業目的、到達目標に照らして、これらをおおよそ満たしていることを合格ラインの基準とします。具体的な評価基準については、以下のとおりです。 秀:金融取引の基本や金融リテラシーに関する理解、あるいは金融機関が果たすべき役割に関わる論述がきわめて論理的かつ明快であり、自らのライフプランやキャリアプランに関しての気づきがあるもの。 優:金融取引の基本や金融リテラシーに関する理解、あるいは金融機関が果たすべき役割に関わる論述がきわめて論理的かつ明快であるもの。 良:金融取引の基本や金融リテラシーに関する理解、あるいは金融機関が果たすべき役割に関わる論述には優れてはいるものの、議論の運び方に些か難があるもの。 可:金融取引の基本や金融リテラシーに関する理解、あるいは金融機関が果たすべき役割に関しては概ね理解してはいるものの、論述が常識的な範疇にとどまるもの。 |
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履修上の注意事項 /Remarks |
本科目の意義は、学外らお招きしたゲストスピーカー(実務家)からのお話を伺うことで、履修者の問題意識を喚起し、さらなる学習を触発することにあります。このため、出席が授業回数の3分の2に達しない場合は、レポートの成績評価の如何に関わらず、単位を認定しないので注意すること。また、授業開始30分を経過した後の入室は、出席として認めないので注意すること。 | ||
実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当する/Yes | ||
実務経験の概要 /Outline of their practical experiences |
科目担当者は、銀行勤務経験ならびに証券会社出向経験があり、基礎的な金融理論と実務を架橋して、授業行うことができます。 | ||
実務経験と授業科目との関連性 /Relevance between their practical experiences and the course |
本科目は、主として金融初学者向けの授業であり、金融取引の基本を論じると同時に、学生たちが社会に出て直面する様々な金融取引について概説することを目的としています。その点では、科目担当者ならびにゲストスピカーは、これらに対する知見ならびに経験を有している者たちであり、授業目的に合致していると思慮いたします。 | ||
備考 /Notes |
本科目は、本学学生の皆さんに対しては面接授業で行います。帯広畜産大学、北見工業大学で履修する皆さんへは、授業をリアルタイム配信いたします。 | ||
授業実施方法 /Method of class |
①面接授業/Face-To-Face class | ||
遠隔授業 /Online class |
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