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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/22 現在

科目名/Subject 公共経済学
担当教員(所属)/Instructor 佐野 博之 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2024年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 火/Tue 3 , 金/Fri 3
対象所属/Eligible Faculty 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School,商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School
配当年次/Years 3年 , 4年
単位数/Credits 4
研究室番号/Office 佐野 博之(436)
オフィスアワー/Office hours 佐野 博之(初回の授業でお知らせします。)
更新日/Date of renewal 2024/02/27
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
〈授業の目的〉
この授業では、公共経済学のスタンダードな研究成果を中心に紹介し議論を展開したうえで、現実の経済に立ち戻って様々な問題を考察していきます。これら現実の経済における諸問題に対し、経済学がどのような政策提言を行ってきたのかを学び、目下進行中の諸問題にどのように対処すべきか考える方法を身につけることを目的とします。

〈授業の方法〉
・講義は主に、参考テキスト(「使用教材」参照)に沿ってPower Pointで進められます。
・受講者の理解度を確認するための小テストや意見聴取を行います。その際、manabaの小テストやresponを利用します。
・いくつかの回では、関連する現実の経済問題を取り上げ受講者と議論をするために、responを利用します。
・事後課題として練習問題を出題します。
達成目標
/Course Goals
以下の3点を達成目標とします。
1.市場の機能とその限界を知った上で、政府による介入が必要な経済部門はどのようなものかについて理解し、論理的に説明ができること。
2.政府が経済に介入するとき、どのような方策が採られるべきかに関して、公共経済学の理論をベースに説明できること。
3.現実の公共政策の良し悪しを見極めた上で、その課題を見つけ出し、可能ならば、より望ましい方策を提言できること。
授業内容
/Course contents
第1回 イントロダクション,市場経済における競争均衡
第2〜3回 市場経済における競争均衡
第4〜6回 パレート効率性と市場経済
第7回 市場経済のメリットと限界,事例:プラットフォーマー規制
第8〜10回 公共財とフリーライド問題
第11〜14回 公共財の公的供給メカニズム
第15回 事例:ふるさと納税
第16〜17回 外部性と市場の失敗
第18〜22回 外部不経済と政府の介入
第23〜24回 コモンズの悲劇
第25回 事例:パリ協定とカーボンプライシング
第26〜28回 ネットワーク外部性
第29〜30回 事例:プラットフォーマー規制(再論)
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
〈事前学修〉
・各指定された資料(manabaに掲載)を読んでから授業に臨む。
・ミクロ経済学の基礎に不安がある人は、manabaに提供している補助教材に取り組んでから授業に臨む。

〈事後学修〉
・授業の後は、数学的な説明とグラフによる説明に対する理解を深めるべく、テキストや授業のノートを熟読する。
・授業中に出題された小テストの解答を確認する。
・事後課題の練習問題を解答する。
使用教材
/Teaching materials
授業では、下記のテキストを基に進められます。購入は必須ではありませんが、より良い理解のためには有用です。

板谷淳一・佐野博之著『コア・テキスト公共経済学』新世社,2013年.

なお、補助教材はmanabaに適宜アップします。詳細については、初回の授業で説明します。
成績評価の方法
/Grading
以下の3つを加味して評点(100点満点)を算出します。
①2回の定期試験(各50点満点)
②2回のレポート課題(各30点満点)
③授業中の小テスト(20点満点)

定期試験とレポート課題はそれぞれ2回の平均点を評点に算入します。授業中に出題される小テストの得点算出方法は初回の授業で説明します。
成績評価の基準
/Grading Criteria
経済学科成績評価の統一基準に従います。

秀 (100~90): 講義内容について秀でた理解力を有し、経済理論を応用して、さまざまな経済問題について秀でた分析をすることができる。

優 (89~80): 講義内容について優れた理解力を有し、経済理論を応用して、さまざまな経済問題について優れた分析をすることができる。

良 (79~70) :講義内容について良い理解力を有し、経済理論を応用して、さまざまな経済問題について良い分析をすることができる。

可 (69~60) :講義内容について理解力を有し、経済理論を応用して、さまざまな経済分析について分析をすることができる。

不可 (59~0) :講義内容について十分な理解力を持たず、経済理論を応用して、さまざまな経済問題について分析をすることができない。
履修上の注意事項
/Remarks
講義はミクロ経済学の基礎をある程度修得していることを前提に進められます。したがって、「経済学入門IおよびII」や「ミクロ経済学」をはじめとした経済学科科目を、2年次までに履修済みであることが望ましい。

授業中にmanabaやresponを使用するので、教室で受講する場合はスマホ、タブレット、またはパソコンを持参してください。
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
授業実施方法
/Method of class
①面接授業/Face-To-Face class
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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