科目一覧へ戻る | 2024/03/22 現在 |
科目名/Subject | 総合科目I(b地域とインターネットメディアのリテラシー) |
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担当教員(所属)/Instructor | 佐山 公一 (商学部) , 高橋 大洋 (商学部) , 吉田 政弘 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 共通科目 |
開講学期/Semester | 2024年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 金/Fri 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School,非正規生商学部特別聴講学生/非正規生商学部特別聴講学生 |
配当年次/Years | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2024/02/22 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
【高橋】 授業の目的: 情報社会である現代を生き抜き、社会をより良いものにしていくため、インターネットを活用できる力の獲得と、その日常的な発揮が、わたしたち全員に期待されています。 スマートフォンなどデジタル機器の操作や利用に抵抗が無い、というレベルでは不十分です。達成したい目的や場面に応じて、効果的にインターネットを利用した情報収集・発信を行えることが求められます。それらは、大学で学修や研究を進めていく過程ではもちろん、今後、社会と関わるあらゆる場面において、生涯にわたって高め続ける必要がある、大切な基礎スキルといっても過言ではないでしょう。 インターネット利用について多くの人が中学生・高校生の頃に学んだであろう、「安全の確保」「ルールやマナーの遵守」などの大原則だけでは足りません。「メディアの特性や構造」「利用者の心理や行動」などについての知識と、実際に情報を集める・発信する技能の両方を、地道に積み上げていく必要があります。 社会にインターネットが普及してからまだ日が浅いこともあり、残念ながら、こうした分野の知識・技能は、単独の領域としてはまだ確立されていません。現時点では、さまざまな学問領域の成果や、実証的な知見を組み合わせて、急速に変化し続ける現実の理解や体系化を試みる段階にある、いわば学際的な研究領域だと考えられます。 授業の方法: 本講義では、インターネットの中でも、多くの人に身近な存在であるSNSに焦点を合わせ、地域の強みの発見・発信という具体的なテーマに実践的に取り組むことで、インターネットを利用した効果的な情報収集・情報発信に必要な基礎知識と技術の習得を目指します。 本講義は、二名の講師が担当し、Zoomによるリアルタイム配信で実施します。 「インターネットメディアを活用する」編(計10回)では、SNSを含めたインターネットメディアの活用に必要な知識を学びます。 「地域を発信する」編(計5回)では、大学が所在する地域の情報を発信する前提で、企画の立て方や材料集め、SNSでの文章の書き方についての具体的な技術を学びます。履修期間の最後には、当該地域の強みを紹介するSNSへの投稿記事一件を各自で作成、提出します。(参考サイト:Facebookページ「おたるくらし」https://www.facebook.com/OtaruClass) |
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達成目標 /Course Goals |
【高橋】 SNSなどインターネットメディアの特性や活用能力習得の必要性を説明できる SNSによる情報収集の利点と注意点を説明できる SNSによる情報発信の利点と注意点を説明できる プライバシー保護やデジタルウェルネスの観点から、SNSとの適切なつきあい方を説明できる 地域の強みを紹介するための、効果的な情報収集と取捨選択、情報発信の方法を習得する 地域価値の発見方法を学ぶことで、情報発信の本質を知る |
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授業内容 /Course contents |
【高橋】 ◎ 各回の講義内容および担当講師は次のとおりです。(担当:高橋の回を「インターネットメディアを活用する」編、担当:吉田の回を「地域を発信する」編とします) ただし履修者の知識や習得度合に応じて、講義の順序や内容を変更する場合があります。 第1回 イントロダクション:SNSとのつきあい方を学び直そう(担当:高橋) 第2回 メディアとしてのインターネット(担当:高橋) 第3回 SNSの定義(担当:高橋) 第4回 情報発信の目的~「地域」を例に (担当:吉田) 第5回 SNSによる情報収集①:SNS活用の意味(担当:高橋) 第6回 情報発信に向けて「地域の強み」を見つけ出そう(担当:吉田) 第7回 SNSによる情報収集②:SNS活用の注意点(担当:高橋) 第8回 情報発信のための「地域価値」の発見法(担当:吉田) 第9回 SNSによる情報発信①:SNS活用の必要性(担当:高橋) 第10回 SNSでの書き方テクニック〜わかりやすい文章の作り方(担当:吉田) 第11回 SNSによる情報発信②:SNS活用の注意点(担当:高橋) 第12回 SNSでの書き方テクニック〜実例から学ぶ(担当:吉田) 第13回 SNSとプライバシー(担当:高橋) 第14回 SNSとデジタルウェルネス(担当:高橋) 第15回 まとめ:SNS活用実践のヒント(担当:高橋) ◎ Web会議システムZoomウェビナーを利用したリアルタイム講義となります。Zoomアプリのダウンロードなどは初回講義までに完了させておくようにしてください。アプリは講義時点で最新のバージョンを利用できるように、適宜アップデートしてください。また補助的に学外のQ&Aサービスsli.do(https://www.sli.do/)を利用する場合があります。 講義資料は原則としてPDFデータでの提供となります。 上記のいずれについても、スマートフォンからのアクセスは可能ですが、講義参加にあたってはパソコン(Windows/Mac)の利用を強く推奨します。 履修中の「顔出し」や「音声による質問」は求めませんので、本講義ではウェブカメラやマイクは無くても問題ありません。質問や投票など講義中のフィードバック、講義後のアンケート提出、レポートの作成にはテキスト入力が必要です。 ◎ 「インターネットメディアを活用する」編・「地域を発信する」編のいずれについても、毎回の講義中または講義後に小テストを実施します。小テストは学修管理システムmanaba上の機能を利用します。テスト形式は択一式、記述式のいずれか、またはこれらを組み合わせたものとなります。各回講義終了後、指定された一定の時間内(※)、回答の提出が可能です。通信環境などの問題で、リアルタイムでの受講が出来なかった場合には、指定教科書や講義資料を利用した自学自習を行った上で、小テストに回答・提出してください。指定の回答期限時間内に提出されたもののみが受け付けられます。一度提出した回答の修正ややり直しはできません。 (※昨年度は「地域を発信する」編は講義当日の24時、「インターネットメディアを活用する」編は講義翌日の21時を回答期限としました。今年度の回答期限については、変更になる場合があります。担当講師からのmanaba上の指示を、都度確認してください。) |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
【高橋】 • 担当講師から示される資料を閲覧する、指定教科書を読むなどの予習・復習が、講義ごとに必要です。 • 「インターネットメディアを活用する」編では、学修管理システムmanabaへの、講義資料の事前掲載を予定しています。予めダウンロード、内容を確認した上で、講義に臨むようにしてください。所定の期間後は、資料のダウンロードができなくなります。また、講義中に寄せられた質問の全部または一部および回答を、manaba上に適宜掲載します。次回講義までに内容を確認してください。 • 「地域を発信する」編では、manabaへの講義資料の掲載は、講義後を予定しています。所定の期間後は、資料のダウンロードができなくなります。提出レポートのための情報収集や執筆は、講義以外の時間に各自のペースで進めていただくことになります。 • 本講義として、特定のSNSサービスのアカウント取得や日常的な利用を求めるものではありませんが、Facebook(フェイスブック)、Twitter(ツイッター)、Instagram(インスタグラム)などの主要サービスはもちろん、各種のインターネットサービスや新たなSNSを、各自の興味関心や問題意識などに応じて自分自身で試用・利用することは、本講義で求める知識・技能の習得や、講義内容の理解を深めるためにはきわめて有効な取り組み方だと考えられます。 |
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使用教材 /Teaching materials |
【高橋】 ◎ 指定教科書 高橋大洋・佐山公一・吉田政弘『学生のためのSNS活用の技術 第2版』(講談社) ISBN:9784061531628、本体価格:2,200円 各大学の生協で購入可能です。学外書店(紀伊國屋書店札幌本店ほかの一般書店)の在庫または取り寄せでも購入できます。ヨドバシ・ドット・コムやアマゾン・ドット・コムなどの主要ネット通販サイトでも取り扱っています。 ◎ 講義資料 PDFデータを学修管理システムmanaba上にアップロードします。 講義回ごとのアップロードのタイミングおよびダウンロード可能な期間は、manaba上のコースニュースで確認してください。 |
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成績評価の方法 /Grading |
【高橋】 ◎ 「インターネットメディアを活用する」編 各回講義の小テスト(計10回のうち履修登録期間にあたる第1回・第2回を除く計8回分) ◎ 「地域を発信する」編 各回講義の小テスト(計4回)、提出レポート(1回) 「インターネットメディアを活用する」「地域を発信する」を50%ずつの配点とし、総合点数で成績評価(100点満点)を行ないます。 |
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成績評価の基準 /Grading Criteria |
【高橋】 ◎ 秀: 成績評価の総合点数が100〜90点 インターネットメディア活用の意義を深く理解し、インターネットを利用した効果的な情報収集・情報発信に必要な知識と技術を高い水準で習得できている。 ◎ 優: 89点〜80点 インターネットメディア活用の意義を理解し、インターネットを利用した効果的な情報収集・情報発信に必要な知識と技術を十分に習得できている。 ◎ 良: 79点〜70点 インターネットメディア活用の意義を理解し、インターネットを利用した情報収集・情報発信に必要な、基礎的な知識と技術を習得できている。 ◎ 可: 69点〜60点 インターネットメディア活用の意義を理解し、インターネットを利用した情報収集・情報発信に最低限必要な知識を習得できている。 ◎ 不可:59点以下 インターネットメディア活用の意義の理解や、インターネットを利用した効果的な情報収集・情報発信に必要な知識と技術の習得に至っていない。または、「インターネットメディアを活用する」編の小テストが8回中5回以上未提出の場合。または「地域を発信する」編の提出レポートが、指定の期日までに適切な様式・内容で作成・最終提出に至っていない場合。 |
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実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当する/Yes | ||
実務経験の概要 /Outline of their practical experiences |
【高橋】 本講義は、実務家教員2名(高橋・吉田)が全15回を分担して実施します。 |
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実務経験と授業科目との関連性 /Relevance between their practical experiences and the course |
【高橋】 本講義の受講者は、インターネットメディアの活用に必要な情報収集・発信の知識と技能を学修しつつ、地域の強みを紹介するSNS記事を実際に作成し、レポートとして提出します。 「インターネットメディアを活用する」編(全10回)を担当する高橋大洋は、2008年以降、保護者・教員や児童生徒、社会人を対象に、インターネットの安全と活用をテーマにした教材開発や教育の実践を続けてきました。また、一般社団法人セーファーインターネット協会によるネットセーフティ指導者養成プログラムの企画・運営も担当するなど、さまざまな学問領域の成果や実証的な知見を組み合わせた、学習目標・学習内容の体系化にも取り組んでいます。本講義の担当回は、それらの一部を大学生向けに再構成したものです。 「地域を発信する」編(全5回)を担当する吉田政弘は、長年に渡り、広告制作業務を通じて、クライアントの持つ課題整理やコミュニケーション手法、販売促進に取り組んできました。そこで培われた「誰に、何を、どんな目的で、どのように伝えるか」を整理する技術を生かし、「伝えたいことを明確に伝える」教育を行います。 |
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授業実施方法 /Method of class |
④遠隔授業(リアルタイム配信)/Online class(synchronous online class) | ||
遠隔授業 /Online class |
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