科目一覧へ戻る | 2024/03/22 現在 |
科目名/Subject | 言語・文学特別講義(英米文学II) |
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担当教員(所属)/Instructor | 高橋 優季 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 共通科目 |
開講学期/Semester | 2024年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 月/Mon 3 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School,商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School |
配当年次/Years | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2024/02/25 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
今年度、本講義は「英文学からジェンダーについて考える」です。 対象とする作家はオスカー・ワイルド(Oscar Wilde, 1854-1900)です。 アイルランド出身で詩人、劇作家、美術評論家、ジャーナリストとして多岐に渡る文筆活動を展開し一世を風靡した彼は、その人気絶頂のさなかに同性愛者として糾弾されたことにより、一転して罪人とみなされ、失意のなかで20世紀到来と共に世を去りました。 本講義では、ワイルドについて、その伝記的背景と共に彼の書き残した記事や作品に触れ、なぜ彼が社会から排除されなければならなかったのか、そして彼の生き方と思想、作品から、未来に向けて私たちが学べることは何なのかを考えていきます。 |
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達成目標 /Course Goals |
ワイルドの文体は、彼と活動期を同じくする19世紀ヴィクトリア朝後半の時代の他の作家と比べて、学生にとってはやや読みやすいものもあるかもしれません。ただし、それでも普段わたし達が扱う英文とはだいぶ異なります。その認識のもと、作品テキストを丁寧に読み、英文のリーディングのスキルを高めていただきたいと思います。 現代の私達読者が、異なる時代に外国語で書かれた文学を読む時に必ず要求される作業として、一つ一つの語の意味をたとえ自分が「分かり切っている」と思っているはずの英単語でも改めて確認しながら読み進めることが重要です。そうすることで、正確かつ丁寧に英文を読めるようになることが第一の目標です。 |
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授業内容 /Course contents |
1~2週目 オスカー・ワイルドって、どんなひと? 伝記的背景の概要 3~4週目 ジャーナリストとしてのワイルド 女性雑誌Woman's Worldの編集者として 文芸批評家として 5週目 「唯美主義運動」の提唱者ワイルド 6~10週目 作家ワイルド 代表的作品『ドリアン・グレイの肖像』『まじめが肝心』『ウィンダミア卿夫人の扇』の影響を視野に、童話を読む 『幸福な王子』『わがままな巨人』 11~13週目 アルフレッド・ダグラス卿との関係、その真実は? 14~15週目 19世紀末~20世紀初頭におけるイギリス、アイルランドで黙殺されたジェンダーの問題について考える。 |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
[事前学習] 予習は絶対必要。予め授業で扱うと決められたテキストや資料を、まずは自分で読んで内容を把握してくること。分からない単語なども全て調べてくる。 [事後学習] 各自で復習する。授業のなかで受けた説明をもとに、文法的理解として不足だった部分を見直すことが重要。新しく覚えた単語やフレーズなども、発音と共に繰り返し見て書き取り直し、声に出して読み直すことで知識として定着させる。 |
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使用教材 /Teaching materials |
オスカー・ワイルド作、西田実注釈『幸福な王子・他三編(The Happy Prince & Other Stories』(英宝社)、定価1400円(ISBN:4-269-01130-0) その他、プリントなど教材の配布が増える見込み。一部manabaで配信するものもあります。 |
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成績評価の方法 /Grading |
授業内で実施するリアクション・ペーパー、レポートなどの提出、口頭による発表の評価(60%。レポートの詳細、提出物評価の詳細などは授業で指示します。) 講義のまとめとして記述レポート(40%。授業最終日に、試験の形式で実施) |
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成績評価の基準 /Grading Criteria |
AA(秀)90~100 A (優)80~89 B (良)70~79 C (可)60~69 D (不可)0~59 |
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履修上の注意事項 /Remarks |
【学習について】 生成AIを活用したツール、翻訳機能を持ったアプリなどの使用、ネット検索は、授業内で許可された場合のみ可能とします。予習などの段階で自主学習の際には自由です。ただし授業内での各種課題の取り組みや、テストの場などでは原則使用禁止とします。板書などスクリーン上で示す講義内容をスマホで写すのは、学習に活用するためであれば構いません(教員は写さないでね)。 【欠席について】 通常、欠席の報告は義務付けませんので、単純な欠席連絡には基本的に返信しません。欠席回数や休んだ授業分のフォローアップ、欠席中に配布・配信される資料の入手・チェックなどは自己の責任で管理してください。 【リアクション・ペーパー】 今年度から、授業終了前にその日皆さん一人ひとりが何を学び、何に気づいたかなどを書いてご提出いただく機会を設けます。これについて、欠席者の代筆などは認めません。同一文章の重複など、そのような疑いがみられた時点で、該当する方々のその日の分の評価は無効としますのでお気を付けください。 【テスト】 評価に関わる授業最終日のレポート試験詳細については、2~3週間ほど前から告知します。ただし、この実施日に、やむを得ない事情で出席できない際には、事前か遅くとも翌日までには必ず報告・相談の上、欠席理由の証明(医師の診断書、部活の大会などの通達書など)を提出してください。その場合のみ、後日受験を実施します。 【課題の提出などについて】 期限を過ぎた提出は、原則として評価の対象外です。期限過ぎてから様々な理由をつけて教員宛てにメール添付で送られても受け付けません。 【講義の受講について】 今年度から、教室後方からの着席を禁止します。最前列の2、3列目から真ん中にかけて着席してください。 授業中に無断で教室を出入りしないでください。無断で退席した場合、その後の受講継続をお断りします。 寝ないでください。 辞書はできるだけ持参しましょう。 |
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実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当しない/No | ||
授業実施方法 /Method of class |
①面接授業/Face-To-Face class | ||
遠隔授業 /Online class |
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追加情報 /Additional information |
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シラバス作成のためのガイドラインに従って作成した /made this syllabus according to the guidelines |
はい/YES |