科目一覧へ戻る | 2023/08/21 現在 |
科目名/Subject | 経済史/Economic History |
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担当教員(所属)/Instructor | 松家 仁(商学部) |
授業科目区分/Category | 現代商学専攻博士前期課程 基本科目 |
開講学期/Semester | 2023年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 金/Fri 3 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学研究科現代商学専攻博士前期課程/Graduate School of CommerceGraduate School of Commerce Major in Modern Commerce |
配当年次/Years | 1年,2年 |
単位数/Credits | 2.0 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2023/03/14 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
この授業の主要な目的は2点ある.すなわち: 1) 基本的な研究倫理について,具体例を通して理解すること. 2) 歴史研究の基本的な研究姿勢や研究手法に関して,文献輪読・研究報告を通して,履修者の理解を深めること. なお履修希望者は準備の都合上,初回の授業までに研究テーマについて,事前にメール連絡することが望ましい(jin.matsuka.ezweb@gmail.com). |
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達成目標 /Course Goals |
経済史研究の方法論,作法そしてアカデミック・ライティングなどについて,標準的かつ基礎的な知識を身につける. | ||
授業内容 /Course contents |
授業は,報告・発表形式で行うが,その前提として最初の第1~3週に,以下の点についての講義を行う. 1) 研究倫理の問題について,具体的な問題事例を通して認識する. 何が公正な引用で何が剽窃・盗用に当たるのか? 正確な参考・引用文献の正しい提示方法および先行研究の紹介のやり方を巡る諸論点について認識する. 2) 問題設定と先行研究の評価方法 語学力・史料の状況などを勘案して,前期博士課程の学生としてふさわしい研究テーマの設定について検討する. その後,第4~13週は,履修者と相談して決定した使用教材(文献)の輪読を行い,最後の第14~15週にあらためて履修者の研究課題についての報告をもとに,その内容を議論する. |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
事前学習として,自分が研究したい時代・地域に関する基本的な文献・先行研究をなるべく多く読んでおくこと,また研究対象の時代・地域の文学・言語などについても簡単な知識を身に着けておいてほしい. 英語で書かれた資料や諸文献を参照して,引用の公正さを巡る論点を取り扱うので,歴史の学術論文が読める程度の英語力があることが望ましい. 事後学修としては例えば,論文の執筆に役立つ具体的な研究メモ・年表の作成が考えられる. |
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使用教材 /Teaching materials |
履修者と相談して決定する. | ||
成績評価の方法 /Grading |
原則として,授業の最後に提出する研究課題に関するレポートによって評価する. | ||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
秀(90-100) 秀でた能力をもって,経済史分野で自分が関心を持つテーマについて,資料・文献を精密に調査した上で,内容・形式ともに卓越した観点から,批判的な論述を行える. 優(80-90)> 優れた能力をもって,経済史分野で自分が関心を持つテーマについて,資料・文献を適切に調査した上で,内容・形式ともに優れた観点から,批判的な論述を行える. 良(70-80)> 適切な能力をもって,経済史分野で自分が関心を持つテーマについて,資料・文献を妥当な方法で調査した上で,内容・形式とも妥当な観点から,論述を行える. 可(60-70)> 十分な能力をもって,経済史分野で自分が関心を持つテーマについて,資料・文献を調査した上で,内容・形式ともにそれなりの観点から,記述できる. 不可(-59)> 熱意が見られず,経済史分野で自分が関心を持つテーマについて,調査能力も理解も不十分で,さらに批判的能力も身につけていない. |
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履修上の注意事項 /Remarks |
歴史に関する学術的な生産に携わりたい学生の履修を期待する. 高校・大学時代に世界史・日本史を学習していない履修者は,高校世界史教科書の近現代史の部分を読んでおくこと いろいろな言語のプリントを配るので,英語以外の外国語の知識がある受講生を特に歓迎する. |
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実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当しない/No | ||
授業実施方法 /Method of class |
○大学院授業/Graduate school class | ||
遠隔授業 /Online class |
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