科目一覧へ戻る | 2024/01/31 現在 |
科目名/Subject | 商業科教育法I |
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担当教員(所属)/Instructor | 田中 修一 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 教職科目 |
開講学期/Semester | 2023年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 金/Fri 6 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School,商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School |
配当年次/Years | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2023/02/22 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
◆授業の目的: 北海道の商業教育を取り巻く状況を、最新の具体的な事例を交えながら解説するとともに、教員として求められる資質や技能・知識及び心構えについての講義を行う。 また、実際の教育現場を想定しながら、「簿記」の年間指導計画、単元の指導計画および観点別学習指導案を各自が立案し、それに基づいて模擬授業を行うことを目的とする。 ◆授業の方法: 前半は、文部科学省や北海道教育委員会が提供する資料やデータをもとに解説を行うとともに、教育研修ゲームを用いてコミュニケーションの重要性や組織におけるチームワークの大切さを体験的に学習する。 後半は、「簿記」に関する教材研究、年間指導計画、単元の指導計画および観点別学習指導案の作成を行い、模擬授業の実践を通して、授業の導入・展開・まとめ、工夫した教材の利用など効果的な学習指導方法を考察する。 また、模擬授業に対する相互評価[事前準備・板書・動作・説明・教材作成・指導技術]により、学習目標を達成するための意見交換を行い、商業教育における教科指導技術の向上を図る。 ・模擬授業発表者のみ観点別学習指導案および指導教材を作成して受講人数分+1を用意する。 ・発表者以外は相互評価シートに良かった点や改善すべき点を記入して発表者に渡す。 本科目の履修を通して獲得が期待される能力・技能は以下のとおりである。 ・さまざまな学習理論や教育方法を取り入れた授業構成を実践できる ・教材研究の重要性を理解し、指導技術を向上できる |
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達成目標 /Course Goals |
・教材研究を通して、観点別学習指導案に基づいた授業展開を行うことができる。 ・わかりやすい説明を心がけ、効果的な学習指導ができる。 ・さまざまな学習理論や工夫した指導方法を取り入れて、指導技術の向上を図ることができる。 |
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授業内容 /Course contents |
前半7回は「北海道における商業教育の現状」を解説するとともに、「教育研修ゲーム」による体験的な学習を行うことで、コミュニケーションの重要性や効果的な意思伝達方法について理解を深める。 後半7回は「簿記」の模擬授業実習にあてる。履修者は年間指導計画、単元の指導計画および観点別学習指導案に基づいて授業構成を考え、模擬授業を行う。《対話型・双方向の授業》 第1回 イントロダクション(北海道の高校教育について) 第2回 教員採用ポータルサイト、教職員不祥事根絶ポータルサイト、ICT活用ポータルサイト 第3回 これからの高校づくり、公立学校適正配置計画 第4回 学習指導要領(商業編)解説 第5回 教育研修ゲーム(印象交換ゲーム) 第6回 教育研修ゲーム(コミュニケーションゲーム、協力ゲーム) 第7回 教育研修ゲーム(集団決定ゲーム) 第8回 教育研修ゲーム(計画ゲーム) 第9回 商業科目の概要、商業科の教育課程、簿記の学習目標と指導法、年間指導計画、単元の指導計画、 観点別学習指導案、指導ノートの作成 第10回 簿記模擬授業~観点別学習指導案の作成と実践① 第11回 簿記模擬授業~観点別学習指導案の作成と実践② 第12回 簿記模擬授業~観点別学習指導案の作成と実践③ 第13回 簿記模擬授業~観点別学習指導案の作成と実践④ 第14回 簿記模擬授業~観点別学習指導案の作成と実践⑤ 第15回 簿記模擬授業~観点別学習指導案の作成と実践⑥ |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
事前学修: 観点別学習指導案の立案と指導技術の向上を目指すため、個々の指導方法や授業の進め方から問題点や改善点についての指導・助言を行う。そのため、インターネットで事前に観点別学習指導案を研究し、または関連書籍を参考にすることで、効果的な模擬授業の展開を考察する。 ・観点別学習指導案の作成にあたり、教師の発問と生徒の動きを考えながら授業の構成を行う。 ・「教える技術」についての理解を深め、模擬授業で積極的に実践できるように十分な準備をしておく。 事後学修: ・学生間で模擬授業に対する相互評価を行い、PDCAサイクルを活用した授業改善を図り、模擬授業の質の向上と教科指導力のスキルアップを目指す。 ・次回の観点別学習指導案作成に向けて、授業内容の精選および授業展開の再構築を行うとともに、改善箇所が明確になるように準備を行う。 |
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使用教材 /Teaching materials |
・高等学校教科書「簿記」は貸し出します。 ・参考文献:新撰教育研修ゲーム 田中久夫 日本経団連出版 ・参考文献:「【商業編】高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説(PDF)」文部科学省ホームページ ・参考文献:「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料(高等学校編) 国立教育政策研究所ホームページ |
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成績評価の方法 /Grading |
◆教育研修ゲーム ・自主性、協力性、積極性、興味関心:60% ・振り返りシートによる評価:20% ・ワークシートによる評価:20% ◆「簿 記」 ・模擬授業(声量・抑揚・間・視線・発問・指導教材等):40点 ・観点別学習指導案:40点 ・相互評価活動(相互・自己評価シート等):20点 |
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成績評価の基準 /Grading Criteria |
・秀(100~90):すべての講義に出席し、模擬授業に向けた教材準備が十分にされており、指導技術や指導方法を柔軟かつ的確に実践することができる。 ・優(89~80):模擬授業に向けた教材準備が十分にされており、指導技術や指導方法を的確に実践することができる。 ・良(79~70):模擬授業に向けた教材準備がされており、指導技術や指導方法を的確に実践することができる。 ・可(69~60):模擬授業に向けた教材準備がされており、指導技術や指導方法を実践することができる。 ・不可(59~0):模擬授業に向けた教材準備がされていない。 |
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履修上の注意事項 /Remarks |
・実践的な授業内容であるため、模擬授業への参加および観点別学習指導案ならびに相互評価シートの提出を重視する。 ・「簿記論」を履修済みであることが望ましい。 ・Excel、Word、PowerPointなどパソコンの操作に慣れていることが望ましい。《情報機器・視聴覚機器の使用》 ・模擬授業の際は教材準備を十分に行った上で、毎時の観点別学習指導案および学習指導教材を受講人数分+1作成して授業に臨むこと。 |
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実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当する/Yes | ||
実務経験の概要 /Outline of their practical experiences |
・北海道公立学校に勤務経験のある商業科教員(小樽商科大学OB) | ||
実務経験と授業科目との関連性 /Relevance between their practical experiences and the course |
・高校の教育現場での指導経験を活かし、観点別学習指導案の立案と授業実践を通して、各々の指導技術を評価し、教科指導力のスキルアップを支援する。 | ||
授業実施方法 /Method of class |
①面接授業/Face-To-Face class | ||
遠隔授業 /Online class |
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