シラバス参照

授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/01/31 現在

科目名/Subject 国際法(夜間主コース)
担当教員(所属)/Instructor 張 博一 (商学部)
授業科目区分/Category 夜間主コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2023年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 月/Mon 6
対象所属/Eligible Faculty 商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School
配当年次/Years 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2023/02/15
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
国際社会にも国内社会と同様、「法」が存在するのか。存在するとすれば、武力紛争、領土問題など、なぜ多くの国際問題が解決されないのか。国家と国家の利益が対立した場合に、国際社会の「法」は無力なのか。
 国際法は国際社会の基本的枠組を定めており、国際的な時事問題の多くはこの枠組と密接に関係する。本講義は国際法規則の内容を把握し、その機能と限界について理解を深めることを通して、上記の問いについて受講者が各自に「解」を見つけることを目的とする。また、受講者の理解度を高めるために、関連する国際的な時事問題や 国際判例を適宜取り上げながら解説する。
 授業は基本的にレジュメに沿って講義形式で行う。国際法初心者にも理解してもらえるよう努めたい。国際法の知識はないが、日々ニュースや新聞で報じられている国際問題に少しでも関心のある方の履行を歓迎する。
達成目標
/Course Goals
21世紀はグローバル化の時代と言われている。多層化する国際社会において、世界的に広がるテロの脅威、地球温暖化などの気候変動、新型コロナウイルスの発生など、「国家」という枠組みでは捉えきれない地球的課題が山積している。
 国際法は、中央集権的な権威が存在せず、法と政治の交差する国際社会を対象としており、そのなかで「秩序」がどのように形成され、「平和」が如何にして維持されるのかを模索する法分野である。もちろん、法は万能薬ではない。むしろそれを作り動かすのは政治的意思である。本講義は、受講生が、国際社会で生じている様々な現象に触れることで国際的な視野を身につけ、国際社会が抱える様々な課題を、政治、経済、法、社会などの側面から多角的に分析する力を修得する。
授業内容
/Course contents
第1講   国際社会と国際法、国際法の歴史
第2講   国際法の主体:国家、個人、国際機構
第3講   国家管轄権
第4講   主権免除
第5講   国際法の法源:条約
第6講   国際法の法源:慣習法
第7講   国家領域
第8講   国際海洋法
第9講   国際海洋法
第10講  個人
第11講  国際人権法
第12講  国際刑事法
第13講  国家責任法
第14講  国際紛争解決
第15講  武力行使の規制
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
【予習・復習】
講義レジュメに記載された教科書該当部分、補足資料を読み、疑問点を書き出す。
関連事例について、事実関係・争点等をあらかじめ把握する。
授業を踏まえて、興味あるテーマ等をさらに深く掘り下げて調査する。
使用教材
/Teaching materials
教科書は指定しない。
授業の際には必ず、条約集(特に出版社は指定しない)を持参すること。

【参考書】
加藤信行『ビジュアルテキスト国際法[第3版]』(有斐閣、2023年)
浅田正彦他『国際法[第5版]』(東信堂、2022年)
中谷和弘他『国際法[第4版]』(有斐閣、2021年)
成績評価の方法
/Grading
定期試験で成績評価を行なう。
成績評価の基準
/Grading Criteria
秀:国際法学に関して極めて優れた理解力と知識を有する。
優:国際法学に関する理解力と知識が優れている。
良:国際法学に関する理解力と知識が充分である。
可:国際法学に関して一定の理解力と知識を有する。
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
備考
/Notes
授業実施方法
/Method of class
①面接授業/Face-To-Face class
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

科目一覧へ戻る