科目一覧へ戻る | 2024/01/31 現在 |
科目名/Subject | 宮田 賢人 3年ゼミ |
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担当教員(所属)/Instructor | 宮田 賢人 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2023年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 火/Tue 4 , 火/Tue 5 |
対象所属/Eligible Faculty | |
配当年次/Years | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 0 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2023/02/28 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
授業の目的: 「果たして何のために国家は存在するのか」という国家の存在理由をめぐる問いは、古くから、哲学者を惹きつけてきた問題です。この問題は、「なぜわたしは国家の命令に従わねばならないのか」、「国家と個人の自由とは両立可能か(また、ここでいう自由とは何か)」、「国家の責務は平等の実現にあるのか(また、ここでいう平等とは何か)」といった諸問題と絡み合いながら多くの思想家によって論究されてきましたが、現代においてもその重要性はまったく失われていません。なぜならば、財の再分配を筆頭に現代国家の機能の肥大化をめぐっては侃侃諤諤の論争があるのみならず、昨今のようなグローバル化社会において、そもそも、特定の領土と国民とを恣意的な国境線によって囲いこむ「国家」なるものが本当に必要かどうかという根本的な疑問すらも生じているからです。そこで本ゼミナールでは、国家の存在理由およびその責務を、とりわけ自由や平等といった諸価値との関連で研究することを目的とします。 授業の方法: ・国家/自由/平等の哲学に関する哲学・倫理学の文献を輪読し、ディスカッションします。 ・原則、対面で実施します。 |
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達成目標 /Course Goals |
・自由・平等・国家の存在をめぐる基本的な哲学的論点について学習すること ・自由・平等・国家の存在をめぐる哲学の理論を具体的な事例に応用して事例を分析できるようになること ・テクストの論理を正確に捉える能力および異なる時代の社会的・文化的背景をふまえつつ、立体的にテクストを読み解く能力を向上させること ・自身の主張を他者に対して説得的に論証するスキルを身につけること |
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授業内容 /Course contents |
第1回:イントロダクション 第2〜14回:文献の輪読 交代で担当者が文献の要約レジュメを作成し、それをもとにディスカッションを行います。 第15回:まとめと期末レポート出題 |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
事前学習: ・輪読対象の文献は毎回事前に読んできてください(自分が要約を担当しない回でも) 事後学習: ・授業で理解が追いつかなかった箇所は入門書などを使って(あるいは私への質問を通じて)フォローアップしてください。 |
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使用教材 /Teaching materials |
輪読テキストは、履修生の関心や学習経験をふまえて決めますが、例えば、プラトン『国家』、J.S.ミル『自由論』、J.ロールズ『政治的リベラリズム』などが有力候補になります。 | ||
成績評価の方法 /Grading |
平常点(50%)、期末レポート(50%) ・平常点は積極的なディスカッションの参加の有無を重視して評価します。 ・本授業は演習形式なので3回を超える無断欠席で自動的に不可評価となります。 |
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成績評価の基準 /Grading Criteria |
秀:成績評価の総合点数が100点~90点 優:89点~80点 良:79点~70点 可:69点~60点 不可:59点以下 |
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履修上の注意事項 /Remarks |
・特別な配慮の必要な学生は事前に申し出てください。学内の規程に即して対応を検討します。 ・欠席する場合は、事前に欠席の理由を私宛に報告してください。 |
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実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当しない/No | ||
授業実施方法 /Method of class |
①面接授業/Face-To-Face class | ||
遠隔授業 /Online class |
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