シラバス参照

授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/01/31 現在

科目名/Subject 民法III
担当教員(所属)/Instructor 竹村 壮太郎 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2023年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 月/Mon 1 , 水/Wed 3
対象所属/Eligible Faculty 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School,商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School
配当年次/Years 3年 , 4年
単位数/Credits 4
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2023/02/27
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
市民社会のルールと言われる民法は、我々の生活を日々支えています。普段あまり意識しないかもしれませんが、例えば、人が物を“所有”する、ということもまた、民法に規律されていることです。また、企業活動になど際して、財産を“担保”に出して信用を獲得したりする、あるいは逆に“担保”を利用して債権回収を確実にする、ということも頻繁に行われますが、これもやはり民法のルールを前提として行われています。これから社会で活動していくにあたっては、自分自分が主体となって、そうした財産の取得、活用をしていく場面が増えていくことになりますが、それは、より積極的に民法のルールに関わっていくということにもなるのです。
 そこで本講義では、民法の中でも、人と物との関係を規律した、“物権法”と呼ばれる分野を学習し、社会の基礎をなす、人と財物をめぐる民法のルールの習得を目指します。
達成目標
/Course Goals
物権法に関する法制度、基礎的知識の習得
授業内容
/Course contents
本講義は、概ね、以下の内容で進めていきます。
1. “物権法”で何を学ぶか(オリエンテーション)
2. 物権法の原則/物権の客体
3. 物権の一般的効力
4. 物権の“変動”とは
5.   不動産と物権の“変動”
6.   取消しと”登記”/解除と”登記”
7. 相続と”登記”/時効と”登記”
8. 動産と物権の“変動”
9. ”即時取得”とは
10. 物を“占有”する権利
11. "占有権"でできること
12. 物を“所有”する権利
13. "共有"関係
14. 物を“利用”する権利
15. ここまでのまとめ/中間試験
16. “担保”物権とは何か
17. 物を“留置”する権利
18. 債権の回収を“先取る”権利
19. 物を“質”にとる権利
20. 物を“引き当て“(抵当)にする権利
21. ”抵当権”と”物上代位”
22. "抵当権"の実行
23. "法定地上権"とは
24. ”抵当権”の活用、消滅
25. ”共同抵当”の問題
26. 物の“根”抵当権
27. ”譲渡担保”とは
28. "仮登記担保"/”所有権留保”
29. "債権担保"の活用
30.ここまでのまとめ
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
講義は教科書の内容を踏まえて進めていきますので、講義に備えて、教科書の該当部分に目を通しておくようにしてください(ただし、講義の順番と教科書の記載の順番が異なっている部分があります)。また知識の定着には復習が重要になります。講義後、お配りした資料や教科書を読み返すようにしてください。
使用教材
/Teaching materials
(1)教科書
秋山靖浩ほか『物権法(第3版)』(日本評論社、2022)
田髙寛貴ほか『担保物権法(第2版)』(日本評論社、2019)
(2)参考書
潮見佳男=道垣内弘人(編)『民法判例百選I 総則・物権(第9版)』(有斐閣、2023)
成績評価の方法
/Grading
中間試験(40%)、期末試験(40%)、小テスト(10%×2)の総計により評価します。このほか、加点要素として、授業内課題を複数回提示いたします。詳細は、初回の講義でお示しいたします。
成績評価の基準
/Grading Criteria
成績評価基準は以下の通りです。
・秀(100~90):物権法についての基本的知識を十分に有しており、法的問題を論理的に解決する能力に優れている。
・優(89~80):物権法についての基本的知識を有しており、法的問題を論理的に解決する能力に優れている。
・良(79~70):物権法についての基本的知識を有しており、法的問題を論理的に解決する能力を有している。
・可(69~60):物権法についての基本的知識を有しているか、法的問題を論理的に解決する能力を有している。
・不可(59~0):物権法についての基本的知識を欠いており、法的問題を論理的に解決する能力が不十分である。
履修上の注意事項
/Remarks
(1)教科書は各自で購入し、持参してください。講義後の復習をお忘れなく。
(2)ポケットサイズの六法は、必ず、毎回、持参するようにしましょう。
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
授業実施方法
/Method of class
①面接授業/Face-To-Face class
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

科目一覧へ戻る