科目一覧へ戻る | 2024/01/31 現在 |
科目名/Subject | 民法II |
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担当教員(所属)/Instructor | 橋本 伸 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2023年度/Academic Year 後期/Fall Semester |
開講曜限/Class period | 月/Mon 4 , 木/Thu 1 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School,商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School |
配当年次/Years | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 4 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2023/03/03 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
・授業の目的:民法は、人が生まれてから死ぬまでの間のあらゆる段階で起こる①財産の帰属関係、②取引(契約)関係、③侵害関係、④家族関係を規律する、我々の日常生活に最も身近な法律である。本講義は、これらのうち主として②に関係する債権法について、主要な制度および概念について概説する。ただし、時間の都合上、すべての内容を扱うことはできないため、重要な点を中心に取り扱うことになる。 ・授業の方法:講義形式 |
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達成目標 /Course Goals |
①債権法の主要な制度および概念を理解すること ②債権法の主要な制度および概念を具合的な事案に適用することができること |
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授業内容 /Course contents |
*以下は予定であり、進捗により前後・変更することがある。 第1回 本講義の概要 第2回 債権の意義、債権の種類① 第3回 債権の種類② 第4回 債務不履行①:履行強制(附―履行請求権) 第5回 債務不履行②:損害賠償・要件1(415条の概要) 第6回 債務不履行③:損害賠償・要件2(債務不履行責任の拡張) 第7回 債務不履行④:損害賠償・効果 第8回 弁済① 第9回 弁済② 第10回 相殺① 第11回 相殺② 第12回 債権者代位権①:責任財産保全型・要件 第13回 債権者代位権②:責任財産保全型・効果 第14回 詐害行為取消権①:要件 第15回 詐害行為取消権②:効果 第16回 債権譲渡①:成立要件、譲渡制限特約 第17回 債権譲渡②:対抗要件、効果 第18回 保証 第19回 連帯債務ほか 第20回 契約法の概観、契約の成立 第21回 同時履行の抗弁権 第22回 危険負担、契約の解除①:要件 第23回 契約の解除②:効果 第24回 贈与、売買 第25回 賃貸借① 第26回 賃貸借② 第27回 賃貸借③ 第28回 請負 第29回 事務管理 第30回 不当利得 |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
・事前学習:各回のテーマについて教科書の該当項目を読んでおくこと ・事後学習:当該講義資料を読み直すこと、また授業で扱った判例についてより詳しい判例百選等で解説を含めて再度確認しておくこと |
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使用教材 /Teaching materials |
・教科書(必ず入手してください) ①六法 ②永田眞三郎ほか『債権〔第2版〕 エッセンシャル民法3 (有斐閣ブックス) 』(有斐閣、2022) 2970円+税 ※開講時に最新版が出ている場合は、そちらを用いるので、開講時まで購入しないこと ・参考書(購入は不要、図書館等で参照されたい) 窪田充見=森田宏樹編『民法判例百選Ⅱ 債権(第9版)』(有斐閣、2023) 荻野奈緒=白石大=片山直也『民法4 債権総論〔第2版〕』(有斐閣、2023) 大塚直=佐久間毅=前田陽一『民法6 事務管理・不当利得・不法行為』(有斐閣、2023) 川井健=野村豊弘=沖野眞已=我妻榮=有泉亨『民法2(第4版)債権法』(勁草書房、2022) 奥田昌道=佐々木茂美『債権総論(上巻)(中巻)(下巻)(新版)』(判例タイムズ社、2020~2021) |
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成績評価の方法 /Grading |
・事前課題の成果(8回実施)(30点)+定期試験(期末試験のみ)の結果(70点)(合計100点)。 ・定期試験は、対面・参照一切不可で実施する予定。また定期試験は、穴埋、択一、論述問題などの形式からいくつかのタイプを出題予定。 ・事前課題を4回未提出がある場合(なお、未提出には、ネットコピペやページ数未記載など指定教科書を読んで実施した形跡がない0点の場合を含む)には、定期試験の成績いかんを問わず、その時点で単位認定しない。 ・講義への貢献(講義内容について有益な質問・発言等。レジュメの誤記載の指摘を除く)をしてくれた場合には、別途加点する(最大10点程度) ・なお、出席は取らないので、いかなる事情で欠席する場合も欠席届等は不要。 |
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成績評価の基準 /Grading Criteria |
秀(100~90):債権法についての基本的知識を十分に有しており、法的問題を論理的に解決する能力に優れている。 優(89~80):債権法についての基本的知識を有しており、法的問題を論理的に解決する能力に優れている。 良(79~70):債権法についての基本的知識を有しており、法的問題を論理的に解決する能力を有している。 可(69~60):債権法についての基本的知識を有しているか、法的問題を論理的に解決する能力を有している。 不可(59~0):民法総則についての基本的知識を欠いており、法的問題を論理的に解決する能力が不十分である。 |
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履修上の注意事項 /Remarks |
・教科書②は、事前課題および講義で用いますので、第3回講義までに必ず入手すること(初版は民法改正の影響で使えないので必ず、最新版を用意すること)。 ・債権法(とりわけ、債権総論)の内容は非常に難しく、講義を初見で聞いただけでは理解できない方が多いため、今年度は、予習を兼ねた事前課題制度を導入することとし、講義内容の理解を促す形で実施する。 ・債権総論および各論の契約法・事務管理・不当利得を30回の講義ですべて話すことは時間的に困難であるため、独学では理解が難しい債権総論を中心に取り上げることとする。 ・課題内容の具体例は、初回の講義でお伝えするが、一般的な教科書の内容をまとめてレポートを書けという形式ではなく、設問を用意して、それに答えてもらう形である(例えば、債権者代位権とはどのような制度か、またその制度趣旨は何か・・など)。基本的に、教科書に書いていることをそのまま記入してもらう方式であり、それ以上のことを調べることを求めるものではない(予習をそのまま普段の取組みとして評価する)。もちろん、他人の答案のコピペによった場合は、させた者・した者伴に、単位認定しない。 ・事前課題はマナバを通じて出題し、提出してもらう(1回につき3~4点とし、各回で明示する)。教科書②を読んでもらい提出してもらう(教科書の頁数等をすべて明記してもらうので、かならず、教科書を入手すること)。 ・事前課題は、少なくとも1週間程度の期限を設ける。 ・本講義は民法基礎1および民法基礎2をすでに履修済みであることを前提に進めます(試験も同様です)。履修要件とはしませんが、これらの科目を履修せずに受講される方は各自で勉強することが求められます。知らないことのリスクはご自身で負っていただくことになります。 ・民法の受講一般についての心構え:民法の講義は、企業法学科の科目の中で最も単位数が多く(民法基礎1(2単位)→基礎2(2単位)→民法2(4単位)→民法3(4単位)→民法4(2単位)と14単位を占めます)、かつすべての科目を受講して初めて民法全体が理解できます(基礎と付いている科目とそれ以外で基本・応用という関係では全くありません)。 そのため、すべての話を聞くのに最低2年半かかり、はじめのうちは、1万ピースのパズルをしているかのように、話がつながらず、面白さがわからないかもしれませんが、上記の順番で受講していれば、少しづつピースがつながり、面白くなります。そのため、千里の道も一歩よりの気持ちで、少し気長に学ぶことが求められます(多くの一つの科目で自己完結する他の企業法学科の科目とは大きく異なります)。以上の点を理解したうえで、受講してください。 ・定期試験終了後に問題の解答および解説を直ちにアップするので、疑義がある場合は所定期間内に申し出ること。その期間を過ぎた場合は、それを基準に採点し、以後は、一切解答内容についての異議を受け付けない(解答内容が異なると採点をすべてやり直すことが必要となるため)。また採点後に成績もmanaba上で公表するので、自己採点と不一致する場合も所定期間内に申し出ることとし、それ以後については、受け付けない。 |
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実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当しない/No | ||
備考 /Notes |
・本講義は対面+オンデマンドのハイフレックス形式で実施します。具体的には、30回の講義のうち、19回を対面で実施し、11回をオンデマンドで実施します(具体的な日程は、初回の講義およびmanabでお伝えします)。 | ||
授業実施方法 /Method of class |
②面接授業(ハイブリッド)/Face-To-Face class(including online classes less than 7 weeks) | ||
遠隔授業 /Online class |
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