科目一覧へ戻る | 2024/01/31 現在 |
科目名/Subject | 商学特講(【北海道財務局提供講義】財務・金融行政から見た北海道の現状・課題・将来性) |
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担当教員(所属)/Instructor | 齋藤一朗(商学研究科) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2023年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 水/Wed 3 |
対象所属/Eligible Faculty | 全学科 |
配当年次/Years | 3年,4年 |
単位数/Credits | 2.0 |
研究室番号/Office |
斉藤 一朗(1号館340研究室もしくは副学長室 E-mail:ichiro@res.otaru-uc.ac.jp) |
オフィスアワー/Office hours |
斉藤 一朗(質問等については、授業後もしくはE-mailにて、随時受け付けます。 特に面談が必要な場合は、E-mailにて、事前に連絡してください ) |
更新日/Date of renewal | 2023/02/25 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
(目的) 本科目は、小樽商科大学と財務省北海道財務局が締結している包括連携協定に基づいて行われる財務省北海道財務局提供講義です。 北海道財務局では、北海道における財務・金融行政を担っており、行政においては北海道の特性や実情を理解することが重要です。本科目では、財務・金融行政の実施に際して把握した北海道の特性や行政上の実例を交えて、北海道の現状と課題、そして将来についての講義やディスカッションを通して、北海道に関する理解を深めるとともに、これからの北海道を考える際の基礎となる知識を養うことを目的としています。 (方法) 授業はオムニバス形式で行い、PowerPoint等で作成した資料に基づいて、経済調査、財政、金融、国有財産といった幅広い角度から、北海道の実情を学び、後半は、授業から得られた知見を用いて、北海道が活性化するために求められるであろう政策・施策を多角的に考察します。なお、政策・施策を考察する際には、北海道財務局の職員をファシリテーターとして、グループディスカッションを行います。 |
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達成目標 /Course Goals |
本科目では、北海道財務局の職員が毎回ゲストスピーカーないしはファシリテーターとして登壇し、財務省、金融庁、北海道財務局が有している業務知識の伝授に留まらず、実務経験豊富なゲストスピーカーないしはファシリテーターが、行政機関の職員としての実務経験を織り交ぜ、地域経済の中で実際に起きていることから見える現状・課題を伝え、その学びから履修学生が地域の将来像を自ら考え、地域の活性化に向けた政策・施策を検討し取りまとめることを最終的な達成目標とします。 このため、本科目では座学の聴講だけでなく、グループディスカッションやプレゼンテーションにもを取り組んでもらいます。さらには、Takeaway(毎回の授業で、視たり聴いたりして学んだ中で、履修学生自身が重要な点、情報、結論だと思ったこと)を課すことで、北海道の活性化に関わる探求を促すとともに、大学卒業後、社会の即戦力となるように、物事に能動的に取り組む姿勢も身につけて欲しいと思います。 |
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授業内容 /Course contents |
1.北海道財務局の紹介等 わが国の経済及び北海道経済の現状・課題・将来性 2.わが国の税制の現状と課題 3.わが国の財政の現状と課題・令和5年度予算について 4.国の予算編成シミュレーション(グループディスカッション①) 予算執行調査について 5.地方財政の現状と課題 6.財政投融資について 財政融資資金の貸し手から見た道内自体体財政の現状と課題 7.金融行政の現状と課題(金融行政方針について) 地域金融の現状と課題、道内金融機関の取組 8.地域金融機関のモニタリングについて 金融監督のケーススタディ(グループディスカッション②) 9.金融リテラシーについて 市場の公正性と市場監視について 10.資産運用について 資産運用体験(資産形成ゲーム)(グループディスカッション③) 11.国有財産の現状と課題 国有財産の有効活用(グループディスカッション④) 12.~15.※以下の講義等を実施(順番については未定) ・外部講師(日本政策投資銀行)による講義 ・外部講師(道内自治体職員)による講義 ・北海道財務局における地域連携の取組(これまでの講義のまとめ) ・地域活性化に向けて(グループディスカッション⑤) ・地域活性化策の発表 ・講義総括 |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
事前学修が必要な場合は、学習支援システム(manaba)のコースニュースやスレッドを使って、都度、指示します。 | ||
使用教材 /Teaching materials |
テキストの指定はありません。 資料等につきましては、各講義の1週間前を目途に、都度、学習支援システム(manaba)のコンテンツにアップロードします。事前に目を通しておいてください。 |
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成績評価の方法 /Grading |
毎回のTakeaway(授業時に用紙を配布)および期末に課すレポートによって評価します。それぞれの評価ウエイトは、以下のとおりです。 Takeaway 15回×2点=30点 期末レポート 70点 |
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成績評価の基準 /Grading Criteria |
本科目では、北海道における財政・金融行政に関する基礎的な理論を習得するとともに、これを援用して北海道経済の活性化を洞察する力を養うことを目的としています。 財政・金融行政の意義と役割を理解し、これを自らの言葉で説明することできること、行政との関わりの中で、北海道の活性化を展望することができることを到達目標としています。 これらをおおよそ満たしていることが合格ラインの基準となります。具体的な評価基準については、以下のとおりです。 秀:北海道における財政・金融行政に関する理解と北海道の活性化に関わる課題発見に秀で、解決策も含めて論述がきわめて明快であるもの 優:北海道における財政・金融行政に関する理解と北海道の活性化に関わる課題発見に優れ、解決策も含めて論述が明快であるもの 良:北海道における財政・金融行政に関する理解と北海道の活性化に関わる課題発見に優れてはいるものの、解決策の論述にやや難があるもの 可:北海道における財政・金融行政を概ね理解してはいるものの、北海どの活性化に関わる課題発見や解決策が常識的な範疇にとどまるもの |
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履修上の注意事項 /Remarks |
転勤等、講師の都合により講師や講義内容に変更が生じたり、順番が入れ替えとなったりする場合があります。 出席が全15回の講義の2/3に達しない履修学生には、単位を付与しないので、注意してください。 |
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実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当する/Yes | ||
実務経験の概要 /Outline of their practical experiences |
本科目は、商学研究科アントレプレナー専攻の齋藤一朗がコーデネーターを務め、毎回の講義やディスカッションは、財務省北海道財務局の職員がゲストスピーカーやファシリテーターを担当します。 | ||
実務経験と授業科目との関連性 /Relevance between their practical experiences and the course |
実務経験が豊富な財務省北海道財務局の職員が、経験を踏まえて、北海道の特性や実情を講述するほか、彼らがファシリテーターとなって、北海道の活性化を巡ってのグループディスカッションを展開する。その意味では、実践的な科目構成となっています。 | ||
備考 /Notes |
質問がある場合は、適宜、受け付けます。また、E-Mail(ichiro@res.otaru-uc.ac.jp)や学習支援システム(manaba)のスレッドを活用していただいても構いません。 | ||
授業実施方法 /Method of class |
①面接授業/Face-To-Face class | ||
遠隔授業 /Online class |
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追加情報 /Additional information |
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シラバス作成のためのガイドラインに従って作成した /made this syllabus according to the guidelines |
はい/YES |