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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/01/31 現在

科目名/Subject 産業組織論
担当教員(所属)/Instructor 土居 直史 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2023年度/Academic Year  後期/Fall Semester
開講曜限/Class period 火/Tue 3 , 金/Fri 2
対象所属/Eligible Faculty 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School,商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School
配当年次/Years 3年 , 4年
単位数/Credits 4
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2023/02/21
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
<目的>
この授業はミクロ経済学の応用分野である産業組織論の講義です。産業組織論は企業行動や政府の規制・競争政策を分析対象とする分野です。この授業では、日々のニュースに見られる企業のビジネス戦略や公的規制などを経済学の視点から理解する力を身に着けることを目指します。

<方法>
この授業は基本的に対面でおこないますが、何回かは遠隔でおこなう可能性もあります。

対面の場合、板書とスライドを併用します。基本的には板書しながら説明します。補足的な内容や具体例などについては、スクリーンにスライドを映しながら説明します。スライドのファイルは、授業後にmanabaからダウンロードできるようにします。理解を深めてもらうために、授業の最後に小テストを出題します。
達成目標
/Course Goals
・自由な企業活動によって社会的利益が損なわれる可能性があることを説明できるようになる

・政府による規制や規制緩和の目的を経済学に基づき理論的に説明できるようになる

・少数の企業が互いの反応を読みあいながら競争している状況について、ゲーム理論を使って考えられるようになる

・そのような状況についての代表的な経済モデルを理解し、説明できるようになる

・例えば価格差別、プラットフォーム、合併、製品差別化といった企業のビジネス戦略を経済学に基づき理論的に説明できるようになる
授業内容
/Course contents
全30回の授業全体としては、おおむね以下のように完全競争(たくさんの企業が競争)・独占(1社だけ)・寡占(少数の企業で競争)の比較を軸として話を進めます。その中で、経済ニュースで耳にするさまざまな話(価格差別、プラットフォーム、合併、カルテル、製品差別化など)を紹介していく予定です。

第1回 ガイダンス
第2回 産業組織論の基礎(1):消費者余剰
第3回 産業組織論の基礎(2):生産者余剰・総余剰
第4回 完全競争市場
第5回 独占(1):独占企業の行動
第6回 独占(2):独占市場均衡
第7回 独占(3):独占市場と完全競争市場の比較
第8回 独占(4):独占市場モデルの応用例
第9回 自然独占
第10回 価格差別(1):完全価格差別
第11回 価格差別(2):市場分割
第12回 二部料金(1):二部料金とは
第13回 二部料金(2):二部料金を用いた価格差別
第14回 プラットフォーム
第15回 前半のまとめ
第16回 中間試験
第17回 ゲーム理論(1):ナッシュ均衡
第18回 ゲーム理論(2):応用例
第19回 ベルトラン競争モデルとは
第20回 ベルトラン競争のナッシュ均衡
第21回 クールノー競争モデルとは
第22回 関数の最大化の復習
第23回 クールノー競争の利潤最大化の条件
第24回 クールノー競争のナッシュ均衡
第25回 3社でのクールノー競争
第26回 完全競争・独占・寡占の比較
第27回 合併
第28回 カルテル
第29回 製品差別化
第30回 全体のまとめ
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
<事前学習>
・各回の内容がその次の回の基礎となるため、毎回しっかり内容を理解することの積み重ねが重要です。そのため、毎回、それ以前の授業の復習をしっかりした上で授業に臨んでください。

<事後学習>
・講義の内容を整理し、理解を深めてください。
・小テストの解答が間違っていた場合は、正しい答えと間違った理由を確認しておいてください。
・授業で扱った内容に関する新聞記事やニュース等を見つけて、応用して考えてみてください。
使用教材
/Teaching materials
教科書は特に指定しません。
参考書については必要に応じて講義開始後に紹介します。
成績評価の方法
/Grading
中間試験:45点、期末試験:45点、小テスト:10点
成績評価の基準
/Grading Criteria
上記の方法で計算した点数に基づき、秀(100 - 90点)、優(89 - 80点)、良(79 - 70点)、可(69 - 60点)または不可(59 - 0点)とします。
履修上の注意事項
/Remarks
特に無し。
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
授業実施方法
/Method of class
①面接授業/Face-To-Face class
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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