科目一覧へ戻る | 2024/01/31 現在 |
科目名/Subject | 科学方法論 |
---|---|
担当教員(所属)/Instructor | 佐々木邦子 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 共通科目 |
開講学期/Semester | 2023年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 木/Thu 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School,商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School |
配当年次/Years | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2023/02/24 | ||
---|---|---|---|
授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
授業の目的: この講義は労働市場についての初学者を対象としており、労働市場に関してデータを基に現状を知ってもらうことが目的である。特に一般労働者、若者の視座から労働市場の情勢を概観し、社会の動向や教育制度との関わりを取り上げる。 具体的な達成目標を下記に掲げる。 授業の方法: 基本的には講義形式になるが、できるだけ学生の方々の意見などを聞いていきたい。 可能であれば、学生の発表なども履修者数や状況によって検討したい。 |
||
達成目標 /Course Goals |
本科目の履修を通して次のことを学習していただきたい。 1.データにより、1990年代からの労働市場激変に見る政策的な背景を理解する。 2.苦境に追い込まれた労働者を支援するための法制度の存在を知る。 3.一般労働市場についての学習後に、我が国における若年労働市場の変遷に触れる。 4. EU域内における若年労働市場の特徴点を概観する。特に、若年労働者の失業率が他国 に比べ低値である国について、特徴的な中等教育制度を理解する。 5. 労働者支援の政策的含意を探り、近未来の我が国における労働力減少が社会に及ぼす 影響を理解する。 |
||
授業内容 /Course contents |
各回の講義内容は次のとおりである。ただし,状況に応じて講義の順番や内容を変更する場合がある。 1.本講義の目的と進め方 2.高度経済成長期の労働市場 経済の発達が我が国の労働市場に与えた影響を知る。 3.日本的雇用慣行の衰退と成果主義の進行 1990年代前半に激変した我が国の経済が雇用に与えた影響を知る。 4.多様化する雇用形態 雇用慣行の変遷により翻弄される人々、非正規労働、長時間労働の実態を見る。 5.労働者を保護する法制度 過労死防止対策推進法、安全衛生法、雇用契約法など、労働者を守る法制度の動向を知る。 6.雇用環境に変化を与えた政策の功罪 新自由主義の概略を学習する。 7.新自由主義の我が国での展開 この思想が、我が国の社会及び労働市場に及ぼした功罪を探る。 8.中間課題 資料持込による課題作成 9.現在の若年労働市場 現在の若者の就業状況をについて、統計データ等による科学的に理解する。 10.平成不況期の若年労働市場 若者の就業状況悪化の要因として、社会経済的背景と若者の職業意識変容の視点から見る。 11.若者の就業支援としての教育環境の変化、法制度の動向 1990年代後半から若者の就業改善のために動き出したキャリア教育と法制度を理解する。 12.ILOや EUの若年就業に対する政策 若者のディーセントワークを推進するILOやEUやの若年就業対策を知る。 13.ドイツの中等教育制度と若者の就業 EU域内で突出して若者失業率が低値であるドイツのデュアルシステムを学習する。 14.少子高齢社会の労働力減少に対する政策的含意 若者・高齢者・女性の就業促進のねらいを理解する。 ILOの有給教育休暇条約を学習し、それに対する諸外国と我が国の動向を探る。 15.社会人のリカレント学習やリスキリングを支える政策の必要性 労働市場の移り変わりと現況を確認し、今後の見通しや課題を探る。 |
||
事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
事前学修: 翌週使用のレジュメ配布を目指すゆえに、事前に目を通しておくように努められたい。 事後学修: 講義内容についてレジュメを読み直し、復習に努められたい。 |
||
使用教材 /Teaching materials |
テキストの代わりとしてプリント、資料を配布する。 | ||
成績評価の方法 /Grading |
定期試験70%、平常の課題など30%を総合的に判断する | ||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
秀(100~90):労働市場について秀でた理解力を有し、統計資料などを応用して、さまざま な労働問題について科学的に分析をすることができる。 優(89~80):労働市場について優れた理解力を有し、統計資料などを応用して、さまざまな 労働問題について科学的に分析をすることができる。 良(79~70):労働市場について良い理解力を有し、統計資料などを応用して、さまざまな労 働問題について科学的に分析をすることができる。 可(69~60):労働市場について理解力を有し、統計資料などを応用して、さまざまな労働分 析について科学的に分析をすることができる。 不可(59~0):労働市場について十分な理解力を持たず、統計資料などを応用して、さまざま な労働問題について科学的に分析をすることができない。 |
||
履修上の注意事項 /Remarks |
講義の目的と内容をよく検討したうえで、最後まで講義に積極的に参加する意思を持てる方の受講を希望する。 ※受講申請学生が座席数を超えた場合、学務課において抽選し受講学生数の調整をする。 |
||
実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当しない/No | ||
授業実施方法 /Method of class |
①面接授業/Face-To-Face class | ||
遠隔授業 /Online class |
|