シラバス参照
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| 科目一覧へ戻る | 2022/04/06 現在 |
| 科目名／Subject | 社会科・公民科教育法I |
|---|---|
| 担当教員（所属）／Instructor | 堂徳 将人 (商学部) |
| 授業科目区分／Category | 昼間コース 教職科目 |
| 開講学期／Semester | 2022年度／Academic Year 前期／Spring Semester |
| 開講曜限／Class period | 金/Fri 2 |
| 対象所属／Eligible Faculty | 商学部／Faculty of Commerce |
| 配当年次／Years | 2年 , 3年 , 4年 |
| 単位数／Credits | 2 |
| 研究室番号／Office | |
| オフィスアワー／Office hours |
| 更新日／Date of renewal | 2022/02/24 |
|---|---|
| 授業の目的・方法 ／Course Objectives and method |
公民教育の意義と役割について、その歴史と現状を踏まえ、広い視野から考察するとともに、学習指導要領に掲げられる公民科及び公民科各科目の目標や内容構成について理解を深める。また、それらをもとに公民科各科目における具体的な指導内容・指導方法・評価方法等について考察し、指導計画の作成を通して、望ましい指導の在り方を探究する意欲と態度を身に付け、教科指導の資質・能力を向上させる。 |
| 達成目標 ／Course Goals |
本科目の履修を通して獲得が期待される能力・技能は以下の通りである。 ・公民教育の意義と役割について、歴史的変遷を踏まえ説明できる。 ・学習指導要領の改訂と公民科の改善の要点について説明できる。 ・公民科各科目の年間指導計画と単元指導計画を作成することができる。 |
| 授業内容 ／Course contents |
教職課程（社会科・公民科）履修者を対象とした科目である。公民科（社会科公民分野）の意義と役割や学種指導要領上の特色を踏まえ、年間指導計画や単元指導計画を作成するに必要な力量を育むための講義や調査等を行う。 ・公民教育の意義と役割（①現代社会の特質と公民的な資質の育成②公民教育の歴史的な変遷と今日的な課題③公民教育のカリキュラム開発の現状と課題）について解説する。 ・学習指導要領の改訂と公民科の改善の要点（①学習指導要領の基本方針と公民科の目標・内容構成②学習指導要領の基本方針と公民科各科目の目標・内容構成）について講義する。 ・公民科各科目の年間指導計画と単元指導計画を作成し、その発表と研究協議を通して、公民科の指導の在り方と指導上の課題を考察する。 授業計画 第１回：公民教育の意義と役割１（プロローグ、現代社会の特質と公民的な資質の育成） 第２回：公民教育の意義と役割２（公民（社会科）教育の歴史的変遷と今日的な課題） 第３回：公民教育の意義と役割３（公民（社会科）教育のカリキュラム開発の現状と課題） 第４回：学習指導要領（平成20・21年）における「社会科」「公民科」の目標と主な内容構成 第５回：学習指導要領の改訂の基本方針と「社会科」「公民科」の改善の要点 第６回：新学習指導要領（平成30年）の改訂の基本方針と「公民科」「社会科」の改善の要点 第７回：「政治・経済」の内容と指導の在り方１（年間指導計画の作成） 第８回：「政治・経済」の内容と指導の在り方２（指導案の作成、発表、模擬授業、研究協議） 第９回：「倫理」の内容と指導の在り方１（年間指導計画の作成） 第10回：「倫理」の内容と指導の在り方２（指導案の作成、発表、模擬授業、研究協議） 第11回：「現代社会」「公共」の内容と指導の在り方１（年間指導計画の作成） 第12回：「現代社会」「公共」の内容と指導の在り方２（指導案の作成、発表、模擬授業、研究協議） 第13回：中学校「社会科」の内容と指導の在り方１（教科の特質と年間指導計画の工夫） 第14回：中学校「社会科」の内容と指導の在り方２（指導案の作成、発表、模擬授業、研究協議） 第15回：「公民科」「社会科」の指導上の課題と課題解決の方策（研究協議） 定期試験 |
| 事前学修・事後学修 ／Preparation and review lesson |
事前学修としては、指定された範囲のテキストや関係資料を予習する。 事後学修としては、課題プリントに取り組むとともに、各自が作成した指導計画に関する自己評価表と相互評価表をもとに反省・評価した内容を検討し、指導計画などの改善を図る。 |
| 使用教材 ／Teaching materials |
テキスト 文部科学省『高等学校学習指導要領解説 公民編（2018年告示）』東京書籍1000円 文部科学省『中学校学習指導要領社会科（2017年告示）』 参考書・参考資料等 日本公民教育学会編『新版テキストブック公民教育』2019年、第一学習社1600円 堂徳将人編著『社会に開かれた教育課程を実現する高校』2019年、学事出版 堂徳将人著『公民教育の新展開』2011年、学事出版 |
| 成績評価の方法 ／Grading |
・成績評価の方法 試験に加え、学習意欲や態度、レポートの作成や調査のまとめ、年間指導計画及び単元指導計画の作成とその発表・研究協議などにより総合的に行う。 |
| 成績評価の基準 ／Grading Criteria |
・成績評価の基準 試験結果（６０％）その他の評価（４０％）とする。試験は記述式と論述式を用いる。その他の評価は上記の多様な評価方法により客観的に行うため、加点方式で行う。 |
| 履修上の注意事項 ／Remarks |
本講座は「社会科」「公民科」教育の理論への理解を深め、教育実習や教員採用後の実践的な指導の資質・能力を育成するための実施することから、指定のテキストに加え、各自が高校で使用した「公民科」の教科書や資料集等をできるかぎり準備すること。また、本講座では講義に加え、指導計画の作成などを行い、発表や検討、自己評価や相互評価の場面を設定するので、共学の意欲と態度をもって履修すること。なお、感染状況によっては、相談の上、オンラインに切り替えることがあるので、留意すること。 |
| 実務経験者による授業 ／Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当する |
| 実務経験の概要 ／Outline of their practical experiences |
北海道立高等学校「社会科」「地歴」・「公民科」教諭、北海道立教育研究所室長、道教委、道立高校教頭・校長を経て大学教授（15年目）。 |
| 実務経験と授業科目との関連性 ／Relevance between their practical experiences and the course |
社会科・公民科教育に当たった学校での実践や教育研究所での研究・研修、道教委での行政経験、学校の管理職としての教育課程経営の推進などを活かし、「社会科・公民科教育」における理論と実践の往還を意図しながら講座を進めていく。 |