科目一覧へ戻る | 2022/04/06 現在 |
科目名/Subject | 教育心理 |
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担当教員(所属)/Instructor | 浅村 亮彦 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 教職科目 |
開講学期/Semester | 2022年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 木/Thu 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部/Faculty of Commerce |
配当年次/Years | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2022/03/08 |
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
教員は、生徒の心身の状況を的確に把握し、生徒を望ましい発達へ導き、効果的に学習指導できるよう、指導のスキルを身につけなければならない。そのためには、人間の発達過程および学習過程に関する十分な理解が必須である。そこで本講義では、教員を目指す上で必要な生徒指導および学習指導に応用できる基礎的知識の習得を目標とし、教育心理学の知見を中心に概説する。 本講義で取り上げる中心的な内容は、人間の発達および学習の全体的特徴やしくみとなる。発達とは、誕生後、生涯にわたって生じる心身の変化であるが、その全体像を理解するためには、見た目の変化だけでなく、直接見ることのできない心の変化をも理解し、さらには、これらの発達的変化を生じさせる成熟や学習の相互作用も理解する必要がある。また、学習に関しては、“学ぶ側”の学習過程の特徴はもちろんのこと、“教える側”の働きかけが“学ぶ側”の理解にどのような影響を与えるかといったことも十分に理解し、授業の教育効果を向上させる工夫を考えなければならない。本講義では、これらの点を踏まえ、発達と学習に関する基本的概念とそれを裏づける実験研究はもちろん、それらと実際の教育現場や教員の業務との関係についても触れながら解説する。また、近年、増加傾向にある発達障害も取り上げ、個人の特性に合わせた指導のあり方についても解説する。 授業は、事前に配布するパワーポイント資料および図表資料を参照しながら進める。適宜、映像資料なども利用する予定である。 |
達成目標 /Course Goals |
本講義の履修によって、以下に示す目標に到達することが望ましい。 1.人の発達過程・学習過程について理解する。 2.発達に影響を及ぼす要因について理解する。 3.学習に影響を及ぼす要因について理解する。 4.生徒指導・学習指導に応用できる基礎的知識を習得する。 |
授業内容 /Course contents |
第1回 発達に関わる要因 第2回 発達における遺伝と環境の影響 第3回 記憶・知識の発達と特徴 第4回 思考・問題解決過程の特徴 第5回 知能と創造性に関する基礎理論と発達過程 第6回 人格に関する基礎理論と発達過程 第7回 社会性の発達 第8回 心身の障害における発達及び学習過程上の問題と支援の実際 第9回 発達障害における発達及び学習過程上の問題と支援の実際 第10回 学習の定義と分類 第11回 学習の動機づけに関わる要因 第12回 学習指導法の種類 第13回 学習指導法と個人差 第14回 教育評価に関する基礎理論と学習への効果 第15回 まとめ |
事前学修・事後学修 /Preparation and review lesson |
講義で扱われるテーマについて、事前に基本的概念や用語について確認しておくことが望ましい。また、講義で扱われた用語や概念について、参考文献などによって意味や応用事例などを確認し、積極的に復習に取り組むこと。 |
使用教材 /Teaching materials |
テキストは指定しない。適宜、資料を配付する。 |
成績評価の方法 /Grading |
課題及び試験の成績によって評価する。 |
成績評価の基準 /Grading Criteria |
課題及び試験成績を総合して60点以上で合格とする。 |
履修上の注意事項 /Remarks |
講義内容の感想(理解状況)、講義内容に関する課題、試験の成績によって評価する。感想、提出課題の内容が不十分と判断された場合は、再提出を求めることがある。 |
実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当しない |