科目一覧へ戻る | 2022/04/06 現在 |
科目名/Subject | 教職論 |
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担当教員(所属)/Instructor | 渡邉 仁 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 教職科目 |
開講学期/Semester | 2022年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 他 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部/Faculty of Commerce |
配当年次/Years | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2022/03/04 |
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
授業の目的: 近年,教育に関わる問題や方針が大きく変化している。また,それぞれの人が自身で受けてきた教育が全ての教育ではない。そのため,教師の仕事内容の理解と具体的な事例を通して,多角的に自身の教師像を捉え,教師の役割を考える機会とする。さらに,教師として必要なものは何かを学ぶことで,教師としての職に対する自分の意欲や適正を考えるきっかけを作る。 授業の方法: 授業の1回~8回は主に教師個人が行う業務と資質能力について学習する。9回~12回は主に学校全体で取り組む業務について学習する。13回~15回は教師としての職に対する意欲や適性を考える。 授業中にグループでディスカッションしたり、課題シートを作成したりしながら進める。また、授業の中で学生の意見を聞く等、多角的な視点で物事を見られるような授業とする。 |
達成目標 /Course Goals |
本講義の達成目標は次のとおりである。 ・教師の役割や仕事内容を理解する。 ・自分の教師像を多角的な視点で捉える。 ・理想の教師像を説明できる。 ・教師としての職に対する自分の意欲や適性を考えられる。 |
授業内容 /Course contents |
各回の講義内容は次のとおりである。ただし、履修者の知識、習得度合に応じて講義の順番や講義内容を変更する場合がある。 第1回 良い教師とは(教師像) 第2回 生徒指導上の問題(暴力行為・いじめ・出席停止・不登校・中退・自殺等) 第3回 授業を行う教師(学習指導) 第4回 クラスをつくる教師(学級経営) 第5回 集団に働きかける教師(生徒指導) 第6回 個に働きかける教師(教育相談) 第7回 生徒の進学・就職をサポートする教師(進路指導) 第8回 教師に必要なものは何か(教師の資質能力) 第9回 総合的な探求の時間をつくるチーム学校(総合的な探求の時間) 第10回 障がいがある生徒に対応するチーム学校(特別支援教育) 第11回 学校行事をつくるチーム学校(特別活動) 第12回 チーム学校における問題の予防と対処(チーム学校運営) 第13回 教師になるためには(教員採用試験) 第14回 教師として働く(教師の地位・身分・待遇・研修) 第15回 理想の教師像 |
事前学修・事後学修 /Preparation and review lesson |
事前学修: 講義では、実際の教育現場で起こった事例検討を交えながら講義を進めていくため、日頃から、新聞記事、テレビ報道、ネットニュース等における教育問題に関心を持つこと。また、自分の小中校時代を思い出し、当時の教師が何を考えて指導を行っていたのかを想像しておくこと。 事後学修: 授業中に行う事例検討について、他学生の意見を含め、様々な教育書籍を参考に、もう一度検討を行うこと。 |
使用教材 /Teaching materials |
使用教材は指定しないが、以下の参考文献が手元にあると授業の理解がより深まる。 藤本典裕他(1999)教職入門―教師への道. 図書文化 吉田武男他(2019)教職論. ミネルヴァ書房 |
成績評価の方法 /Grading |
レポート:60点(20点×3回) 提示するテーマについて、レポートを作成する。レポートは授業中に配布、回収する。 課題シート(ワークシート):40点(5点×12回×2/3) 提示する課題について、毎回の授業中に課題シートを作成する。課題シートは授業中に配布、回収する。 |
成績評価の基準 /Grading Criteria |
秀:成績評価の総合的点数が100点~90点 教師の役割や仕事内容を十分に理解し、自分の教師像を多角的な視点で捉えられる。また、理想の教師像を説明でき、教師としての職に対する自分の意欲や適性を考えられる。 優:89点~80点 教師の役割や仕事内容を十分に理解している。また、理想の教師像を説明でき、教師としての職に対する自分の意欲や適性を考えられる。 良:79点~70点 教師の役割や仕事内容を十分に理解している。また、教師としての職に対する自分の意欲や適性を考えられる。 可:69点~60点 教師の役割や仕事内容を十分に理解している。 不可:59点以下 教師の役割や仕事内容を理解していない。また特別な事情以外で5回以上欠席した場合も成績に関わらず不可とする。 |
履修上の注意事項 /Remarks |
・レポートをWordファイルで提出したい場合は、パソコン等を持ってくること。 ・講義に関する情報や他の履修者に関する情報を、SNS等へ提示したり、履修者以外へ教えたりしないこと。 |
実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当する |
実務経験の概要 /Outline of their practical experiences |
講師は17年間の公立高校教員の経験がある。また,定時制高校での勤務で,様々な生徒との関わりから多くの経験をしてきた。さらに、大学院にも通い、研究で得た知見を教育現場に生かし,日々生徒と向き合っていた。 |
実務経験と授業科目との関連性 /Relevance between their practical experiences and the course |
実務経験をもつ教員等が、その実務経験を活かして、どのような教育を行っているかご記載ください。 授業の前半で、講師が実際に教育現場で経験した事例をグループで検討し、発表し合う。そして、その事例を中心に授業を行い、授業の後半に授業で得た知識を基にもう一度事例を検討する。最後に、講師が実際に行った指導の結果から、教育現場の実態と実践的な学びを得る。 |