科目一覧へ戻る | 2022/04/06 現在 |
科目名/Subject | 商法I |
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担当教員(所属)/Instructor | 高橋 周史 (商学部) |
授業科目区分/Category | 夜間主コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2022年度/Academic Year 後期/Fall Semester |
開講曜限/Class period | 火/Tue 7 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School |
配当年次/Years | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2022/02/21 |
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
商法Ⅰの授業は,会社の経営や経済活動を理解するために重要な会社法について,基本的な知識を提供する目的で行う。この授業の対象とする受講者は,主に学部2年次に在籍する学生であって,会社法を始めて勉強する者を想定している。多くの受講者にとって,会社法はなじみのない科目であり,基礎的な用語や条文の読み方等になれるまでに時間がかかることが予想される。会社法の授業では,図表やプリントを利用しながら,基本的な用語や概念について,なるべくわかりやすく丁寧に講義していく予定である。また,説明の中で参照される会社法の条文を丁寧に解説して,受講者が自力で条文を読解することができるように講義を行っていく。授業全体としては,受講者が,会社法の基本的な知識を習得して,会社法の大まかなイメージをつかむことができることを目標とする。 授業は,指定教科書および担当教員の作成したプリントを用いて行う。各回に配布されるプリントは,重要語句の穴埋めや基礎的な定義の記入など,ワークシート方式になっており,また,各回の末尾に確認問題を付している。受講者には,授業の内容を注意深く聴いてしっかりと理解すること,予習と復習の際に,指定された教科書をよく読むことが要求される。 なお,会社法を理解するためには,法学の入門的な知識(法解釈や裁判判の読み方など)が必要となるため,授業の最初の数回を法学入門や私法概論の講義にあてることを予定している。 |
達成目標 /Course Goals |
商法Ⅰの達成目標は,半年間の授業の受講と復習を中心とした学習によって,会社法の基本的な用語や概念,制度の趣旨等を理解して,表現できるようになることである。具体的には,受講者は次のことを目標にして会社法の勉強を進めてほしい。 ・会社法の大まかな構成をイメージできるようになること。 ・会社法の条文や裁判例の読み方を身に付けること。 ・会社法の基本事項について,自分の言葉で説明できるようになること。 ・会社不の基本的な事例問題に対して,知識を運用して結論を理論的に導き出すこと。 |
授業内容 /Course contents |
商法Ⅰの授業は,会社法の学習経験のない受講者を想定している。半期の授業を通して,受講者が会社法の大まかなイメージを捉えることができるように,一般的な教科書の内容に沿って,会社法の単元全体を15回で概説する。細かい知識や例外的な事柄を詳細に講義することよりも,制度の概要を大まかにイメージできるような授業を展開する。また,会社法の理解に必要となる範囲で,経済や金融と会社法の関係や,法律の解釈の方法,裁判例の読み方などのテーマについても説明をする。 15回の授業の構成は,次のような内容を予定している。受講者の関心や理解度に応じて,授業の単元構成を変更することがある。 第1回 私法概論・会社法と民法 第9回 会社の機関② 第2回 法学の基礎―民事法と会社法入門 第10回 役員の義務と責任追及① 第3回 会社の全体像 第11回 役員の義務と責任追及② 第4回 会社の設立① 第12回 会社の会計と資金調達① 第5回 会社の設立② 第13回 会社の会計と資金調達② 第6回 株主と株式 第14回 会社の組織再編① 第7回 株式の譲渡 第15回 会社の組織再編② 第8回 会社の機関① |
事前学修・事後学修 /Preparation and review lesson |
この授業は、会社法を理解するための基本的な知識を提供するものである。授業で学習した基礎的事項について,復習を中心に勉強することが望ましい。 事前学修の方法 ・授業の単元について教科書を熟読して,理解できる事項と理解できない事項を明確にしておくこと。 事後学修の方法 ・授業の中で用いるプリントを熟読すること。 ・該当範囲の教科書をよく読むこと。 ・授業で紹介する裁判例や参考文献等を読むこと。 |
使用教材 /Teaching materials |
中東正文=白井正和=北川徹=福島洋尚『会社法』(有斐閣) |
成績評価の方法 /Grading |
期末試験の成績を中心として評価を行う。期末試験は,(1)記述式の事例問題と説明問題,(2)正誤問題を出題する予定である。 小テストや出席評価を行う場合には,これらの点数を期末試験の点数に加味して評価を行う。小テストや出席評価は,期末試験の救済措置として機能するものであり,受講者の人数を見てから実施の有無を指示する。期末テストの配点を100点として,出席点や小テストの点数を15点程度として配分する予定である。 |
成績評価の基準 /Grading Criteria |
秀:会社法の基礎を十分に理解しており、期末試験の設問の90%程度を解答する技能がある。 優:会社法の基礎を理解しており、期末試験の設問の80%程度を解答する技能がある。 良:会社法の基礎を理解しており、期末試験の設問の70%程度を解答する技能がある。 可:会社法の基礎を理解しており、期末試験の設問の60%程度を解答する技能がある。 不可:会社法の基礎への理解が不十分であり、期末試験の設問につき60%まで解答することができない。 |
実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当しない |