科目一覧へ戻る | 2022/04/06 現在 |
科目名/Subject | 会計学原理 |
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担当教員(所属)/Instructor | 市原 啓善 (商学部) |
授業科目区分/Category | 夜間主コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2022年度/Academic Year 後期/Fall Semester |
開講曜限/Class period | 月/Mon 7 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School |
配当年次/Years | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | 市原 啓善(1号館(研究棟)301号) |
オフィスアワー/Office hours | 市原 啓善(随時可(予約不要)) |
更新日/Date of renewal | 2022/02/15 |
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
本科目では、会計学(Accounting)のうち特に財務会計論(Financial Accounting)について学習する。財務会計とは、企業の経済活動の内容と結果を、銀行・株主・取引先・政府といった企業外部の様々な利害関係者に報告するための会計です。公表された会計情報は、経営戦略の策定、企業分析(企業価値評価)、企業成果の予測といった意思決定に影響を与えています。そしてさらに、資本市場や経営者市場のような市場の運営の効率性にも影響を及ぼし得るものです。 財務会計の知識は、税理士、公認会計士、国税専門官、財務専門官、銀行業務検定、中小企業診断士、FP、証券外務員、証券アナリストなど多くの専門職で必要とされる知識とされています。また近年の企業実務においては、経理・財務管理部門だけでなく、経営幹部、企画、マーケティング、法務、総務、営業、生産、技術開発部門といった大変広範な職務においても必要不可欠な知識とされています。本科目では、関連する新しい会計基準だけでなく、実務事例や実際の企業の財務データ・株価データも交えながら、財務会計の基礎について学修していきます。 なお、感染症感染拡大防止を目的とする本学「令和4年度後期授業の実施方針」に基づき、本講義は、「時間割を指定しないオンデマンド型の遠隔講義」で実施される場合がある。 |
達成目標 /Course Goals |
1. 財務諸表の計算構造と会計基準、財務会計の基礎的な概念に関する体系的な理解 2. 企業経営者の立場から情報を作成するための基礎的な考え方および技術の習得 3. 企業の経済活動のプロセスや成果を、各種の情報媒体から読み取るための基礎的能力の習得 |
授業内容 /Course contents |
01 財務会計論の基礎、実務事例 02 財務会計の役割 03 損益計算書(1)損益計算書 04 損益計算書(2)包括利益計算書、CF計算書 05 損益計算書(3)損益計算書の構造 06 損益計算書(4)グループワーク 07 貸借対照表(1)資産(流動資産) 08 貸借対照表(2)資産(固定資産) 09 貸借対照表(3)持分(負債、純資産) 10 貸借対照表(4)貸借対照表の構造 11 貸借対照表(5)グループワーク 12 財務分析(1)財務分析のフレームワークと手法 13 財務分析(2)成長性・安全性 14 財務分析(3)効率性・収益性 15 財務分析(4)株価分析、企業価値評価モデル * 上記の授業計画に沿って進める予定であるが、受講学生の習熟度により若干の変更もありうる。 |
事前学修・事後学修 /Preparation and review lesson |
【事前学習】 ・授業内容に示す学習範囲の基礎的な勘定科目・単語等について、「簿記原理」での学習内容を復習して、授業に臨むことが望ましい。 ・参考図書を活用し、毎回の授業前に、授業計画に沿った箇所を参照して、授業に臨むことが望ましい。 ・グループワークでは、有意義な意見交換や課題発表が行えるよう、それまでの講義内容を十分に復習した上で臨むことが望ましい。 ・Web、業界雑誌、経済新聞等から経済ニュースにふれ、企業経営や企業価値評価に対する関心を高めること。 【事後学習】 ・講義資料、参考図書を読み返し、毎授業での小テストを解答できるようにしておくことが望ましい。 ・Web、業界雑誌、経済新聞等から経済ニュースにふれ、講義内容の実践的理解の向上に役立ててください。 ・財務会計論に関する国内外の学術論文・学術図書を読み、講義内容の学術的理解の向上に役立ててください。 |
使用教材 /Teaching materials |
毎講義において講義資料を配布します。 参考図書:伊藤邦雄(2020)『新・現代会計入門(第4版)』日本経済新聞出版社 |
成績評価の方法 /Grading |
満点を100点として、毎授業での小テスト・受講姿勢(15点)、グループワーク(15点)、期末レポート(70点)の配分により、総合的に評価する。 |
成績評価の基準 /Grading Criteria |
秀(100-90) 財務会計論についての理解が特に秀でており、ほぼ完璧に習得している 優 (89-80) 財務会計論についての理解が優れており、全般的に習得している 良 (79-70) 財務会計論についてほぼ理解しており、大体習得している 可 (69-60) 財務会計論について理解力を示し、最低限習得している 不可(59-0) 財務会計論についての十分な理解力を持たない等、上記以外 |
履修上の注意事項 /Remarks |
1. 電卓(スマホアプリ可)と参考図書を毎授業時に持参することが望ましい。 2.「簿記原理」を履修していることが望ましい(ただし「簿記原理」の単位獲得実績は履修要件としていません。簿記が苦手な場合でも理解できるよう解説をします)。 |
実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当する |
実務経験の概要 /Outline of their practical experiences |
税務・会計実務、法人設立・経営指導、採用他 |
実務経験と授業科目との関連性 /Relevance between their practical experiences and the course |
企業経営における会計・税務実務の実情や実例も示すことで、会計学とビジネスとの有機的な理解を促し、社会的ニーズの高い高度専門人材の育成を目指す。 |